1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/19(火) 02:01:31.92 ID:GM7/Sho70
夜空「貴様がアホなだけなのに私が叩かれる」
星奈「へ?あんたの性格が悪いから叩かれてるんでしょ?」
夜空「マリアを見てみろ、池沼だのクソガキだの散々だぞ」
夜空「なのに貴様はアホを晒しても『純粋だ』と言われている。これはどう考えてもおかしい」
星奈「なぁ~に嫉妬してんのか知らないけど
要はあたしの魅力が大衆に理解されているってことね」
夜空「いつも性欲処理でお世話になっているから強く言えないだけだろう」
星奈「なるほど、確かにあたしも夜空に対して強く言えないわ」
夜空「は」
星奈「え?」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/19(火) 02:03:09.56 ID:GM7/Sho70
夜空「とにかく、一刻も早く貴様にアホを克服してもらわないと私が困る」
夜空「せめて軽い冗談くらいは真に受けないくらいの知恵を身に付けろ。ところで……」ガサゴソ
夜空「きょ、今日……
肉のためにオニギリを握ってきたんだが……その……あげよっか……?///」
星奈「え!?う、うん……///(夜空の手垢キタァアアーーー!!!!!!)」
夜空「はい、上げた」ヒョイ
星奈「は?何してんの……?」
夜空「こんなことを説明するのは馬鹿っぽくて好きじゃないんだが」
夜空「私は『あげる』と言っただろう?だからオニギリを上に持ち『上げた』のだ」
星奈「はぁあああ!?何よそれ!?卑怯じゃない!!最ッッッ低!!」
夜空「いや、別にオニギリくらいならいくらでもくれてやるのだが……」
夜空「まさかこの程度のものにまで引っ掛かるとは思わなかったぞ」
星奈「だって知らなかったし……」ムシャムシャ
夜空「それが異常なのだ」ハァ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/19(火) 02:04:37.16 ID:ojVsw9Yz0
肉って将来絶対詐欺に遭うよな7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/19(火) 02:08:16.45 ID:GM7/Sho70
夜空「いいか?世の中にはどんなゲスがいるか分からないのだぞ?」
夜空「例えば―――貴様にある一通の電話が掛かってきたとしよう」
夜空「その電話の主は『私、私だけど』と」
星奈「馬鹿にしないでよね、それくらい知ってるわ!『私私詐欺』でしょ?」
夜空「うむ、ではその電話の主が私そっくりの声をしていたら……?」
星奈「えっ……?」
夜空『私だが事故に巻き込まれて大ケガをしてしまった』
星奈「うぅっ……」
夜空『治療費が必要だ、どこどこの口座にウン万円を振りk』
星奈「待ってて!!今助けに行くわ夜空!!」ガタッ
夜空「待て肉、気持ちは嬉しくなくもないが」
星奈「何でよ!?お金ならあるわっ!!」
夜空「そういう問題ではない、私と声がソックリなだけの別人かもしれないのだぞ?
あと相手に私の名前を言うな」
星奈「ご、ごめん……」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/19(火) 02:20:04.83 ID:GM7/Sho70
夜空「全く……もし貴様が一人暮らしをしたら
新聞をとりまくって変な宗教に入ったあげく受信料も払っていそうだな」
夜空「懐に余裕があるからそのような態度をとってしまうのか分からんがいいカモではないか」
星奈「ふふっ、甘いわねぇ~夜空も」
夜空「何?」
星奈「ルームシェアっていう方法があるのよ」
星奈「知り合いと一緒に住んで
勧誘関連は全部そいつに処理させればあたしは何もやる必要がないわ!」
夜空「ほほぅ、ではそいつが出掛けていたらどうするつもりだ?」
星奈「それは……インターホンに出なきゃいいのよ」
夜空「ドア越しに話し掛けてきたらどうする」
星奈「そ、そんな……っ」プルプル
夜空「……」
星奈「そんなこと言うなら……早く帰ってきてあたしを守りなさいよぉ」ウルウル
夜空「……は?」ポカーン
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/19(火) 02:24:52.95 ID:GM7/Sho70
夜空「その……ルームシェアの相手というのは……私なのか?」
星奈「だっ、誰がいつあんたなんかと一緒に暮らすって言ったのよ!!」
夜空「全然誤魔化せてないぞ」
星奈「……そうよっ!悪い?夜空くらいしか相手がいないんだもの、仕方ないじゃないッ!!」
夜空「開き直るし」
星奈「うぅ……ぐすん」
夜空「まぁ……家賃の9割を出してくれるっていうのなら一緒に暮らしてやってもいいが……」
星奈「え?暮らしてくれるの……?」
夜空「うむ……だが9割だぞ9割。分かっているのか?」
星奈「てっきりあんたのことだから
『貴様と一緒に住むくらいなら家賃3万以下のオンボロ物件に住んだ方がマシだ』
とか言うのかと思って……」
夜空「さすがに私の天秤もそこまで狂っていない」
星奈「でも……暮らしてくれるのね……良かったぁ……」ホッ
夜空「ああ……って、え?」
夜空「何か本当に暮らす流れになってはいないか?」
星奈「あら?違ったのかしら?」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/19(火) 02:28:24.00 ID:GM7/Sho70
夜空「や、やっぱりさっきの話は無しに……」
星奈(でも夜空と暮らすとなったら今まで使ってた写真やカツラはどうしよう)
星奈(見つかったら大変だし……でも使いたいし……)
夜空「肉……?」
星奈(あっ、これからは生夜空が毎日あたしの傍にいるんだから……もう必要ないじゃない)グヒヒw
星奈(でもロングヘアの頃も捨てがたいし……一枚くらい持ってこうかしら)
星奈(あーあ、どっかに昔の夜空の髪の毛落ちてないかなぁ~)キョロキョロ
夜空「本当に貴様は冗談の通じないアホだな」
星奈「そんなっ……さっきまでの話は全部嘘だったってことなの……?」
夜空「7割だな」
星奈「えっ」
夜空「7割出すなら暮らしてやろうと言っているのだ」
星奈「ホント!?わぁーい!やったぁー!!」
夜空(全く……こいつは危なっかしい奴だな。誰かがちゃんと見ていないとな)
おわり
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/19(火) 02:35:36.09 ID:ZJMMQwVU0
同棲編が待ってるだろ早く書け
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この調子で同棲編も書いてくれよおう