1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 10:53:13.46 ID:w8YCsQPp0
ほむら「おっ?」
杏子「ん?」
ほむら「佐倉杏子・・・聞き間違いかしら?念のため、さっきの言葉を復唱してくれない?」
杏子「マミさやだろjk」
ほむら「杏子、貴方疲れてるのよ」
杏子「何度だって言ってやんよ。時代はなぁ、マミさやなんだよ。
良いか、師弟から始まった関係、弟子は憧憬をやがて恋心に開花させ、
師匠もまた、自分がどうしてその弟子ばかりを贔屓しているのか自問し、
自分の真意に気付く・・・戸惑いはやがてすれちがいを産み、すれちがいははやがて懊悩と成り
懊悩は別離を起こす・・・いっそのこと、別れてしまった方が幸せなのではないか!
いや・・・そんなはずがないだろう・・・馬鹿野郎が・・・別離を交わした
はずなのに、二人はまた出会う!・・・恋人として・・・」
ほむら「頭煮えてんの?」
杏子「じゃぁそういうてめーこそまどさやなんてどういう了見だい?
気が狂れたとしか思えねーな」
ほむら「私はまどさやにそんな妄想を押し付けたりしないわ・・・ただ、
仲の良い二人だからこそいつまでも幸せでいてほしい・・・傷つけ会って欲しくない
それだけよ」
ほむら「まぁ、幼馴染がある日突然どちらからともなく
恋人になるっていうシチュが好きなだけなんすけどね」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 10:57:56.56 ID:w8YCsQPp0
杏子「何その童貞みたいな考え」
ほむら「貴方の発想こそ童貞よ」
杏子「やんのかおい」
杏子「ごめんなさい」
ほむら「解かればいいのよ」
杏子「いいや、あたしが謝ったのは暴言を吐いて喧嘩吹っかけたことだからな?
マミさやは絶対にゆずらねえ」
ほむら「私だって、正義を暴力で訴えるような真似はしないわ。ただ・・・貴方に見せてあげる・・・
真実、というものを・・・」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 11:01:47.62 ID:w8YCsQPp0
杏子「昼休みになったら学校の屋上来いって・・・なんなんだよあいつ・・・」
杏子「おっ、いたいた」
ほむら「早かったわね。さぁ、貯水タンクの陰に隠れなさい」
杏子「へいへい」
杏子「しかし、これから何が始まるんだい?あっ、お菓子食う?」
ほむら「じゃがりこあるかしら?」
杏子「あるよ、わさび味」
ほむら「gj」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 11:07:17.71 ID:w8YCsQPp0
ほむら「やっぱじゃがりこはサラダよね」
杏子「あたしはチーズだな」
ほむら「まぁチーズも美味しいわよね」
杏子「サラダは原点だからまずいわけがねーんだよな」
ほむら「あっ、一本くれるかしら?」
杏子「おう良いぜ、お前もくれよ」
ほむら「はい・・・っと、人が来たわ。静かに」
さやか「いやー、やっと昼休みだよ長かったなぁ~」
まどか「さやかちゃん、ずっと寝てたでしょ?」
マミ「美樹さん勉強はちゃんとしないと駄目よ?今の内にしておかないと、
後々後悔することになるわよ?」
まどか「マミさんの言うとおりだよ!」
さやか「へーいへーい」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 11:17:21.98 ID:w8YCsQPp0
ほむら「ふおおおおおおおおおおおおまどさやっ!まどさやっ!!幼馴染万歳
喝采清涼剤っ!やっぱ幼馴染しかないわよ幼馴染でしょうこんちくしょうっ!!
今の会話最高だわ!だらしがない幼馴染をしっかり者の幼馴染が窘めるシチュ
大・好・物・で・すきにゃああああああああぁもっともっと!!もっとまどさや
分を分けてくれ!!佐倉杏子、今のを見てまだマミさやなんて妄言を吐けるとしてたら
極☆刑☆よ☆」ジャキッ
杏子「もるっすああああああああああ自分の過去の過ちから類推して弟子の怠慢を
窘めるもその弟子はまったく聞く耳もたずそれが師匠の心配する気持ちを呆れに帰る
お 菓 子 食 っ て る 場 合 じ ゃ ね え
くっ・・・こんな甘美なものがあって良いのかよ畜生・・・やっぱ神様ってのはいるもんだな
・・・これを吐き捨てる奴がいたんじゃぁ、そいつは魔女だ・・・
あたしが天に代わってお仕置きしてやらないといけねーな
・・・おいほむら・・・てめえはどっちだい・・・?」ジャキッ
ほむ・杏子「ふんかっばっばあああああああああああっ!!」
QB「落ち着きなよ、二人とも」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 11:21:06.44 ID:w8YCsQPp0
ほむら「お前は・・・」
杏子「QB・・・」
ほむら「そんなお前は・・・志筑仁美の尊い犠牲の下にワルプルギスの夜ごと消し飛んだんじゃ・・・」
QB「確かにそのとおりだね。しかしどういうわけか、僕だけは生存したんだよ」
杏子「どういうことだおい・・・何がどうなってやがる・・・」
QB「詳しいことは僕にも解からない。ただ、これだけは言える」
ほむら「・・・何?」
杏子「何だってんだよおい・・・?」
QB「・・・時代はね、まどマミだってことさ」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 11:36:55.63 ID:w8YCsQPp0
QB「先ほどから、君達の低劣な争いは見物させてもらったよ。
いやいや、やはり君達は劣等知能の種族だ。
あんな背徳的観念を厚面を浮かべて正義だとのたまうだなんて僕にはとても真似は出来ない。
それは君達の低い知能だからこそ為せる業だ、尤も、勘違いしないで欲しいのだけど、何も僕は
君達を称賛しているわけじゃない。寧ろ蔑視しているというを十全に認識してほしいな。
自分は恥ずかしい存在なのだと自覚した方が良いよ?まどさやだって?マミさやだって?
ふっ。この宇宙の住人として、
そのような感性を持つ生物がのうのうと生きているとは実に鼻持ちならない
事態だね。それも、先ほど真実を垣間見てまで狂態を振るえ続けられるんだ、それは
一つの称賛に値するかもね。褒めてないよ?死ねってことさ。
君達は一体、何を見ていたんだい?幼馴染同士の基本交流?師弟同士の窘めあい?
興ざめも甚だしい茶番じゃないか――」
ほむら「お前・・・黙って聞いていれば・・・!」
杏子「てめえだけは・・・てめえだけはぜってぇゆるさねえ・・・!」
QB「やれやれ、それは僕の台詞だよ――俺様のマミまどよごしえてんじゃねぇアラァッ!!」
ほむら「しゃああああああ!!」
杏子「らあああああああああ!!」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 11:38:24.88 ID:/KrsytvtO
QB生き生きしすぎワロタ 22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 11:42:21.79 ID:w8YCsQPp0
~グラウンドの真ん中~
ほむら「・・・やるじゃない」
QB「それは・・・僕の台詞だよ・・・しかし、固体が一つしかないと・・・生物はこんなにも頑張れる
ものなんだね・・・」
杏子「・・・それが、生きるってことさ」
QB「そうか・・・だからこそ、僕は真理に魅了されたのか・・・」
ほむら「まどさやが真理」
杏子「マミさやだろjk」
QB「マミまどしかないね」
ほ・杏・Q「あっ、もういっぺんやんのかおい」
陸上部「邪魔なんで関係のない生徒は早く帰ってくださ~い」
ほむら「・・・今日のところは勘弁してあげましょう」
杏子「こっちの台詞だ」
QB「同感だね」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 11:51:23.17 ID:w8YCsQPp0
ほむら「・・・ねぇ、提案なんだけど」
杏子「なんだい?」
QB「聞こうじゃないか」
ほむら「私達が争っても、何の解決にもならないと思わない?
私は暴力で強要された関係を真理だなんて言いたくはないわ」
杏子「・・・確かに」
QB「・・・触手の痛い話だね」
ほむら「・・・だから、何が真理かというのは・・・神様に決めてもらうのはどうかしら?」
Q・杏「と、いうと?」
ほむら「・・・私達で、彼女達の想いを加速させるのよ・・・私達が、その想いを幇助して、
一体どれが実現されるのかを、見届けるの」
杏子「?」
QB「・・・なるほどね。それで、現れた真理によって、誰が正しかったかを認識せざるを得ないというわけか
・・・此処で暴力による不毛な争いを続け命を死に瀕するよりもずっと良いかもね。僕はそっちの方を推させてもらうよ」
ほむら「理解が早くて助かるわ・・・」
杏子「うんまぁようするに――くっつけちゃえば良いんでしょ?」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 11:56:11.98 ID:MkxTPf4s0
>>26
触手ww 31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 12:05:47.15 ID:w8YCsQPp0
ほむら(想いを加速させる・・・)
QB(ならば・・・)
杏子(元々在った想いを肥えさせるのまた・・・)
ほ・杏・Q(道理に適う・・・!)
ほむら「・・・フェアプレーの精神で」
杏子「おう」
QB「寧ろ、君達こそ頼むよ?僕はもう何も特異な力は持っていないのだから」
ほむら「ええ」
杏子「あぁ」
QB「信じているよ」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 12:31:58.48 ID:w8YCsQPp0
まどか「あっ、おはようさやかちゃん!」
さやか「・・・」
まどか「さやかちゃん?どうしたの、俯いて――」
さやか「マミさん!マミさん!マミさん!マミさんぅぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!マミさんマミさんマミさんぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!巴マミたんの糖尿色の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
ドラマCDのマミたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
あぁあああああ!かわいい!マミたん!かわいい!あっああぁああ!
フィギュアも発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!フィギュアなんて現実じゃない!!!!あ…もアニメもよく考えたら…
マ ミ さ ん は 現 実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?ポスターのマミさんがあたしを見てる?
ポスターのマミさんがあたしを見てるぞ!マミさんがあたしを見てるぞ!AAのマミさんがあたしを見てるぞ!!
アニメのマミさんがあたしに話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!あたしにはマミさんがいる!!やったよ!!ひとりでできるもん!!!
あ、フィギュアのマミさああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあぁあ!!、!!ぁああああああ!!!ぁあああ!!
ううっうぅうう!!あたしの想いよマミさんへ届け!!まどさやとかねーし」
まどか「さ、やか、ちゃ――うわあああああああ忽然と登場したほむらちゃんがスカートの裾たなびかせてさやかちゃんの顔面に
回転跳び膝蹴り放って走り去っていくううううううううていうかあの肩に乗っているのQB!?い、生きてたのね・・・」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 12:37:50.62 ID:w8YCsQPp0
ほむら「――此方コードネームねっくらくらすけ。応答せよ。オーバー」
QB「――此方コードネーム淫獣。目標、対象を発見し接近――捕獲。よしっ、巨大鼠取りにまんまと引っ掛かりやがってぜ
あの垢鼠!!」
杏子「うわあああん!いてえよおお腹に食い込むよおおおお!!」
ほむら「無様ね、佐倉杏子」
杏子「お、お前は!?」
QB「全く。君風情が僕らを出しぬけるわけがないというのに・・・」
杏子「くっ・・・罠だったのか・・・畜生・・・道理でこのポテチ袋パンパンだけど
中身の音がしねーわけだ・・・」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 12:41:34.25 ID:w8YCsQPp0
ほむら「佐倉杏子・・・どうして自分がこのような仕打ちを受けたのか、解かっているわよね?」
杏子「・・・けっ、なんのこった」
ほむら「白を切るつもり・・・なら」パチン
QB「これが・・・どうなっても良いのかい?」
杏子「そ、それは・・・うまい棒コーンポタージュ味・・・!?」
杏子「そ、それを・・・どうしようってんだい・・・!」
ほむら「・・・食べるわ」
杏子「なん・・・だと・・・」
QB「君の前で、美味しそうにね」
ほむら「せいぜい、そこから私達を見上げることね、佐倉杏子」ガサガサ
杏子「待っ・・・!」
ほむら「ま?」
QB「まっ――なんだい?」ガサガサ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 12:48:50.50 ID:w8YCsQPp0
杏子「まっ――待てよ・・・なんであたし何も悪いことなんかしちゃいねーのにこんなことされなきゃ・・・」
ほむら「コンポタージュはやっぱり美味しいわ」モシャモシャ
QB「こういう嗜好品を楽しめる器官産まれるなら、単一個体になるのもそう
悪い話じゃないね」モシャモシャ
杏子「おいっ!ぐっ・・・あくまであたしを疑うか・・・!!」
ほむら「当たり前でしょう。志筑仁美が(ry後、ソウルジェムは体に回帰したけれどどういうわけか魔法だけが残った
私達・・・そして、今朝の美樹さやかの発狂・・・考えられるのは、貴方が彼女に幻術
をかけた、ということじゃない」
QB「同意見だ」
杏子「そ・・・それだけじゃ・・・!」
ほむら「もう一本あるんだけど、QB食べる」
QB「良いのかい?」
杏子「あたしがやりました」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 12:57:08.73 ID:w8YCsQPp0
杏子「どうしても・・・マミさやが観たかったんです・・・」モシャモシャ
QB「謝って済む問題じゃないよ、解かってんの?ん?」
杏子「ごっ、ごめんなさい・・・」モシャモシャ
QB「・・・うまい棒、美味しい?」
杏子「はい・・・」モシャモシャ
QB「・・・もうやっちゃ駄目だからね?次はないよ?」
杏子「はい・・・!」
ほむら「それじゃぁ、私は学校に行くから」
QB「え?」
杏子「は?」
ほむら「いや、そんな驚愕されても・・・私、学生だし」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:00:06.35 ID:w8YCsQPp0
杏子「あたし、学生じゃねーし」
ほむら「知ってるわ」
杏子「いやいやいや、それはねーんじゃねーの?」
ほむら「え?」
杏子「え?じゃねーよ――フェアプレーの精神どこ行ったよこらぁ!全然見えねーぞおらぁ!!」
QB「杏子、それはいくらなんでも理不尽だ」
ほむら「そうよね」
QB「それじゃぁほむら、行こうか」
ほむら「えぇ」
杏子「こんなの絶対おかしいよぉ!」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:02:27.35 ID:w8YCsQPp0
先生「というわけで、転校生を紹介します」
杏子「佐倉杏子です。好きなカップリングはマミさやです。皆さんにも
マミさやの良さを理解して欲しいと思います」
さやか「え・・・杏子・・・あんたどうして学校に・・・」
まどか「杏子ちゃん・・・」
ほむら(ジャッジ・・・)
QB(まぁ、これくらいは許してあげようか・・・)
杏子「へっへっへ・・・」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:04:29.73 ID:C/oXDCgOP
ランドセル似合ってるね杏子ちゃん 47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:05:53.92 ID:w8YCsQPp0
杏子「これでフェアだぜ!?」
ほむら「はいはい」
QB「やれやれ」
さやか「・・・杏子、あんたいきなりどうして・・・」
杏子「おうさやか!久しぶり・・・かな?」
さやか「う、うん・・・ワルプルギスの夜以来・・・だね・・・」
杏子「お、おう!だよな、そうだよな!なっはっはっは!」
まどか「QBも久しぶり・・・」
QB「やぁ、まどか」
まどか「ほむらちゃんは・・・朝に会ったよね・・・?」
ほむら「・・・さぁ、覚えていないわ・・・」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:10:55.52 ID:w8YCsQPp0
まどか「そっかぁ・・・あの、二人とも随分仲良くなったんだね・・・ほむらちゃんの頭になんか乗っちゃってさ」
QB「案外快適だよ?まどかもどうだい?」
まどか「あっ、ほむらちゃん、わたしも良いかな?」
ほむら「いや、流石に首の骨折れるって」
まどか「だよね・・・ウェヒヒ」
杏子「マミってさ・・・最高、だよな?」
さやか「いやー、マミさんってやっぱかっこいいよねぇ!」
杏子「だよな、すげえ美人だし!」
さやか「文武両道で才色兼美な美少女!」
杏子「マミの嫁は?」
さやか「アタシダー!」
ほむら「ふんぬっ!」ゴッ
まどか「ほむらちゃんがさやかちゃんの顔をまた蹴ったああああああ!!
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:16:54.65 ID:w8YCsQPp0
ほむら「言っても解からない殴っても解からない馬鹿となっちゃ、掃除箱に閉じ込めて
牛乳の染み込んだ雑巾と同棲してもらうしかないわよねぇ?」
杏子「ごべばばいぼうびばべん」ボロッ
さやか「なんか頭がぼおっとしてがーんってなった・・・」
まどか「さやかちゃん・・・大丈夫?」
ほむら「美樹さやか。貴女は杏子の幻術に掛かっていたのよ」
杏子「おいてめっ!」
QB「いや、君が怒るのはお門違いだろう」
ほむら「くれぐれも気を付けて、美樹さやか」
さやか「あ・・・うん・・・解かった。ところでさ、杏子あたしに・・・幻術なんてして、何をしようとしたの?」
杏子「――さやかはさ、マミのこと、どう思ってる?」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:24:58.85 ID:w8YCsQPp0
さやか「え、どうって・・・そりゃ、憧れてるよ?綺麗で、かっこよくて、
料理とかも上手いし、なんか何から何まで完璧で・・・」
杏子「マミのこと――好き、か?」
さやか「え?――まぁ、好きか嫌いかで言えば、好きっ、かな?」テレッ
杏子「だったらお前!早くこくらねえと大変なことになっちまうぞ!ほれこくれ!こくれ!
さっさとこくれ!しばくぞっ!」
さやか「ばっ、馬鹿!そういうのじゃ・・・ないから・・・あたしは・・・」
ほむら「やっぱり・・・幼馴染よねぇ・・・」
さやか「うえっ?!ほむら!?あんた、耳元にぬぅって現れないでよ!!」
ほむら「マミに対して貴女が抱いている気持ちは単なる憧れ・・・それを恋心と履き違えては駄目よ。
そう・・・恋心とはあまりに自然な好意で、気持ちが届かなくなったとき気が付いてしまうものなの・・・
だから・・・遅くなる前に・・・さぁ・・・さぁ・・・!」
さやか「あんた・・・何言って・・・」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:35:37.51 ID:w8YCsQPp0
QB「マミはあぁ見えてとても弱い子だ。それは彼女に気持ちを吐露された君なら
解かっていることだろう。まどか、しかしだね。彼女がこれまで自分のそうした負の面を
見せつけた人間は君が初めてなんだ。いつだって彼女は周囲に虚勢を張って生きてきたからね。
彼女のその虚飾を剥がす事が出来た君とマミの関係に、僕はロマンティシズムにならざるをえないよ。
それに、君は誰かの役に立ちたいのだろう?結局魔法少女になることは出来なかったけれど、君はこれから
巴マミという臆病者で弱虫な少女を助けることが出来る。それはとてもすばらしいことなんじゃないかな?
君達人間はこの関係を共依存という言葉で誤魔化して否定するけれど、良き信頼関係と言うのは均衡が取れた
共依存と何も変わらないだろう?そろそろイメージを捨て、フィジカルに現象を認識すべきだ。
まどか、君にはマミほど適合した人間がいないのだと、そろそろ気付くべきだよ?」
まどか「あの・・・えっと・・・」
ほむら「そいつの言葉に耳を貸しちゃだめー!」
ほむら「まどか。貴女はどこまで愚かなの?貴女を大切に想う人がいることに気が付いてあげて。
いい加減にしてよ!このまま燻らせるんじゃ・・・貴女を大切に想う美樹さやかの気持ちはどうなるの・・・?
貴女の気持ちはどうなるの・・・もうこれ以上、自分の気持ちに嘘を吐かないで・・・」
まどか「ほむらちゃん・・・」
ほむら(よし・・・来てる・・・インキュベータ・・・お前の策略に、まどかを乗せたりはしない・・・)
QB(ちっ・・・暁美ほむら・・・君は・・・)
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:39:40.88 ID:w8YCsQPp0
まどか「――そうだよね・・・もう・・・嘘なんて吐く必要・・・ないよね・・・
自分の気持ちを騙すことなんて・・・ないんだよね・・・」
ほむら(おっ、これは・・・)
まどか「さやかちゃん・・・」
さやか「まどか・・・」
ほむら(これはこれはこれはっ!)
杏子「うっ、うそだあああああああ!!」
QB「こんなのってないよ・・・あんまりだよ・・・」
ほむら「まどさや!まどさや!まどさや!まどさや!」
QB「死のう」
杏子「良いよ・・・一緒に逝ってやるよ・・・ひとりぼっちは・・・寂しいもんな・・・」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:41:29.20 ID:w8YCsQPp0
まどか「ほむらちゃん・・・!」
さやか「杏子・・・!」
ほ・杏「え?」
マミ「QB・・・!」
QB「ま、マミ・・・一体何処から・・・?」
ま・さ・マ「好きです・・・付き合ってください・・・」
ほ・杏・Q「・・・はぁ?」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:47:39.74 ID:w8YCsQPp0
まどか「今までごめんなさい・・・一杯迷惑掛けて・・・でも、沢山ほむらちゃんに助けてもらう中で・・・
わたし・・・ほむらちゃんに何も出来なくて・・・だけど、これからはわたしもほむらちゃんにされたよりもずっと沢山ほむらちゃんを助けるから・・・お願いします・・・わたしと付き合ってください・・・」
ほむら「・・・」
さやか「あんたとは・・・最初はいがみあう仲だったけど・・・でも・・・それってさ、あたしの事
心配してくれていたからなんだよね・・・それなのにあたしったらつっけんどんな態度とって・・・
もやしに夢中になってさ・・・本当に大切な奴のことに全然気が付かなかった・・・でも、あのとき、
ワルプルギスの夜と戦っているとき・・・気が付いたの・・・本当に好きな人のこと・・・杏子、
あなたが、好きです・・・」
杏子「・・・」
マミ「貴方が消えて・・・わたし、最初はせいせいした気分だったわ・・・わたしのこと騙して、わたしをあんな体にした
貴方のことを憎んでいた時期もあった・・・けれど、その憎しみよりも、あなたと暮らした、たとえ偽りだとしても!
・・・幸せな日々を・・・わたしは忘れることは出来なかった・・・QB・・・わたし、もう
あなたが居ないと駄目みたい・・・お願い・・・もうわたしから・・・離れないで・・・」グス
QB「・・・」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:49:22.46 ID:w8YCsQPp0
まどか「ほむらちゃん・・・」
さやか「杏子・・・」
マミ「QB・・・」
ほ・杏・Q「・・・」
ほ・杏・Q「え?ちょっと勘弁してください」
ま・さ・マ「」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:51:19.76 ID:C/oXDCgOP
ちょっとありえないですね 62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:56:43.90 ID:w8YCsQPp0
ほむら「いや、私別にレズじゃねーし。レズ物好きだけど、レズじゃねーし」
杏子「あたしも・・・つか、ファザコンだし」
QB「僕に限っては異種姦・・・うわぁ最悪だぁ・・・吐き気がする・・・」
ほむら「というわけで」
杏子「お付き合い」
QB「できません」
ほ・杏・Q「ごめんなさい。あんたらでいちゃいちゃしててください」
まどか「・・・こんなのってないよ・・・あんまりだよ・・・」
さやか「・・・杏子に愛されないあたしなんて・・・石ころより価値ないよ・・・」
マミ「――思いが遂げられないなら、みんな死ぬしかないじゃない!!貴方も、わたしも!!」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:56:56.37 ID:w8YCsQPp0
QB「やべえマミがキレた!!」
さやか「あっはっはっは!道徳なんて簡単に忘れちゃえるんだ!これじゃぁ恋に負ける気がしないわぁ!」
杏子「畜生・・・さやかもだ・・・!」
まどか「円環の理ぃー!!」ピカー
まど神「もう絶望する必要なんて、ないっ!!(心中)」
ほむら「ちょっ、おまっ!」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 13:59:10.13 ID:C/oXDCgOP
キレると怖過ぎる平和組 65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 14:03:49.62 ID:6bdyS97JO
狂気!狂気!これこそまどか☆マギカ! 66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 14:05:19.88 ID:w8YCsQPp0
ほむら「二人とも、私の体に触れて!」
杏・Q「応!」
ほむら「覇ぁ!!」
杏子「すげえ・・・時間が止まってやがる・・・!」
ほむら「因みに無制限です」
QB「凄いや!これなら何処へだって逃げられそうだね!」
ほむら「しかし・・・どうしてこんなことに・・・」
杏子「いや、お前の所為だろ」
ほむら「は?元はと言えば貴方がマミさやと抗弁したのが元凶でしょう?」
杏子「あん?だったらQBはどうなんだよ!こいつがマミを連れてこなけりゃあいつらが
触発されることはなかったのに!」
QB「僕に責任を押し付けるのかい?やれやれ。だというなら、杏子に抗弁をさせるようなことを
言ったほむらにも原因はあると考えるのが賢者の思考だがね」
ほ・杏・Q「あ?やんのかおい」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 14:08:47.39 ID:w8YCsQPp0
ほむら「・・・不毛だわ」
杏子「それよりも、何処か遠くへ・・・」
QB「だね。しかし、永久に時間を止めておけば逃げる必要もまたないと思うのだが・・・」
ほむら「駄目よ」
QB「どうしてだい?」
ほむら「・・・百合姫の新刊が発売しないでしょうそれじゃぁ」
杏子「おい・・・背に腹は代えられないんだぜ・・・?」
ほむら「これだけは・・・譲れないわ・・・」
QB「まぁ、時間を止めているのはほむらだから、彼女の意思に従わざるを得ないのだけれどね、
僕らは」
杏子「そうだよな・・・でも、何処に逃げれば・・・」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 14:15:25.71 ID:w8YCsQPp0
まど神「頑張って」
杏子「おう、任せとけ!」
ほむら「・・・今、貴方何に返事を――」
QB「そ、そんな・・・じ、時間がう、動いているだって!?暁美ほむら!!
どうしてこんな早期時間停止を解くんだい!?訳が解からないよ!!」
ほむら「ち、違う・・・私はまだ・・・何も・・・まさか・・・!?」
まど神「ほむらちゃん・・・信じようよ・・・きっといつかまた会えるって・・・
そのときは・・・恋人になれたら良いね・・・」
ほむら「そんな・・・私の力が・・・彼女に無力化された・・・?」
さやか「あたしって、ほんと馬鹿」
QB「なっ・・・此処は・・・魔女の結界・・・だと・・・!?」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 14:16:45.13 ID:w8YCsQPp0
マミ「一気に決めさせて――もらうわよ!!」
まど神「はい!」
オクタヴィア「ヴォッ!」
オ・マ・神「ティロ・フィナーレ!!」
ほむら「・・・あれ?これある意味まどさやじゃね?」
杏子「いいや、マミさやだね・・・」
QB「馬鹿だなぁ、マミまどだよ・・・」
~姦~
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/06(水) 14:26:32.17 ID:KUwcqn1NO
乙乙!
もっと三人の持論が聞きたかった
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