1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 22:42:15.83 ID:RJhPQQzv0
岡部「これより、オペレーション・ウルドを開始する!」
岡部「今日はお前たちにDメールによって過去を変えてもらう」
岡部「好きなように過去を変えろ。だが分かりやすい形でだ!」
助手「……私は送らない。過去を変えるなんて卑怯な感じがするから」
岡部「では誰か居ないか?」
ダル「僕が送るお」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 22:48:55.66 ID:RJhPQQzv0
岡部「ほう、ダルがか。どういう内容のメールを送るんだ?」
ダル「それは秘密だお」
岡部「はぁ?」
岡部「ダルよ。この作戦の趣旨は知っているな?」
ダル「知ってるお」
岡部「なのに内容は教えられないと?」
ダル「乙女には秘密の一つや二つあるもんなのだぜ。キリッ!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 22:52:20.96 ID:1daaHC8I0
支援だろ常考 16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 22:58:43.91 ID:RJhPQQzv0
岡部「ふざけるな。エロゲやってはぁはぁしてるお前が乙女の訳無いだろ」
ダル「乙女もはぁはぁするだろ常考」
ダル「まあ、でもわかったお。じゃあ送信する直前になったら教えるお」
岡部「それでも構わないが……ちゃんと教えろよ?」
ダル「任せるのだぜ。キリッ!」
ダル「オーケー。終わったお」
助手「誰になんて送るの?」
ダル「僕のママのポケベルに」
岡部「は?」
ダル「僕をおにゃのこにしてください!」
岡部「おい待て、ダル……」
くっ、この感じはまさか……!!
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 23:08:13.51 ID:RJhPQQzv0
岡部(くっ……この感覚は集団消失現象と同じだ……)
岡部(ここはラボか……。一体今のは……。いや、それより)
岡部「なぁ、ダル」
ダル子「何、オカリン」
岡部「なっ……」
岡部(何だよ、そのスカートは……。まさか、Dメールによって過去が?)
ダル子「どしたの、オカリン」
岡部「いや……何でもない。忘れてくれ」
ダル子「変なオカリン」
言って、ダルは……ダル子は再びPCに画面を向けた。
岡部(……少し、風にあたって考えよう)
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 23:09:49.18 ID:9bDUCRZH0
おいピザなのかダル子はピザデブなのか 23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 23:19:05.24 ID:RJhPQQzv0
ブラウン管工房の前にあるベンチに腰を降ろし、空を見上げる。
岡部(……まさか、あんな内容だったとはな……。それにしても一体何で……)
鈴羽「ちぃーす。岡部倫太郎、一体何してんの?」
岡部「ああ、バイト戦士か……って、誰だお前は」
ブラウン管工房から鈴羽が……いや、鈴羽に似た誰かが出てくる。
鈴羽「えーっ、酷いなー。忘れちゃったの? 鈴羽だってば」
岡部「……一体何なんだそのメイド服は。いつもはジャージでは無いか」
鈴羽「えーっ、どうしたの? 私、いつもこのメイド服じゃん。
母さんがよく着てた服だから着てるって説明しなかったっけ?」
岡部「聞いたこと無いぞそんなの……」
岡部(まさかDメールの過去改変による影響か……?)
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 23:23:51.62 ID:y+/UqjryO
バカだろwwww 29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 23:30:33.54 ID:RJhPQQzv0
鈴羽「それでどうしたの? 岡部倫太郎」
岡部「いや、何でもない。心配するな。俺はいつも通りだ。フゥーハハハ!」
鈴羽「そっか。でも、何か悩みごととかあったら言ってね。一応これでも戦士なんだから!」
そう言って鈴羽はブラウン管工房入っていった。
岡部「そのメイド服で言われても説得力皆無だがな……」
岡部(さて、思考を戻そう)
岡部(ダルのあの様子からして、Dメール実験は成功したのだろう。……変な形で、ではあるが)
岡部(しかし、これはどうする……?)
岡部(ダルは俺の頼れるスーパーハカーだ。それなのに……)
岡部(というかあの服装は……)
岡部「……ドクペでも飲んで落ち着くか」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 23:50:58.15 ID:RJhPQQzv0
まゆしぃ「オカリンオカリン。急に外に出てどうしたの?」
ラボに入るなり、まゆりが俺に疑問の声を投げかける。
岡部「いや、何でもない」
冷蔵庫からドクペを取り出し、それを喉に流し込む。
岡部(一体どうする。このままダルが女の状態で過ごすのか。しかしそれは……)
岡部「どうした、ダル。俺をそんなに見つめて」
ダル子「ううん。何でもない//」
岡部(何なんだ一体……)
助手「ねぇ、岡部。少し外で話さない?」
岡部「え?」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 23:58:08.54 ID:RJhPQQzv0
助手はブラウン管工房の前にあるベンチに腰を降ろし、言った。
助手「ダル子が最近痩せてきてること、分かる?」
岡部「え?」
岡部(確かにDメール送信前よりかは痩せていたような……)
岡部(まあ、それでも太ってるんだけどな)
岡部「それがどうかしたのか?」
助手「誰の為に痩せてるか……知ってる?」
岡部「え?」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 00:01:49.53 ID:lMZFQcfZO
え? 51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 00:15:18.89 ID:o4mYktGD0
助手「あんた……まさかダル子の気持ち知らなかったの?」
岡部「何の話だ?」
助手「ダル子は、あんたに好かれたいが為に痩せてんのよ?」
岡部「え……」
助手「あんた、もしかして本当に?」
岡部「……」
岡部(そんな馬鹿な……。ダルが俺を? 確かにそれならDメールの件についても……)
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 00:15:43.78 ID:NxbQ60hC0
Dメール送る前からかよwwwwwww 53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 00:16:56.74 ID:PgXgVtjp0
アッー! 59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 00:21:40.58 ID:o4mYktGD0
助手「……ダル子、泣いてたわ。痩せたのに全然オカリンが振り向いてくれないって。
ダル子の気持ちに答えないといけないんじゃない?」
岡部「……」
助手「私はラボに戻るから。ちゃんと答えてあげなさいよ」
岡部「……」
あまりの衝撃に……おれはクリスが去った後も、その場を動けずにいた。
五分後には実家に戻るため電車に向かっていたが。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 00:24:16.19 ID:2edEees20
よく考えたら岡部ハーレムじゃないか! 62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 00:31:45.71 ID:9o7pelck0
助手が普通に応援してるとはな・・・ 63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 00:32:23.51 ID:o4mYktGD0
次の日の朝、俺はラボに足を運んでいた。
ラボに入る。ラボの中ではダル子がPCを……。
岡部「ってダル! どうしたんだその体型は!」
ダル子「あ、オカリン。……気づいた?」
岡部「当たり前だろう! そんなに痩せてしまってどうしたんだ?」
ダル子「実は未来ガジェット四号機を使ったんだお」
岡部「四号機? モアッド・スネークか?」
ダル子「何いってんのオカリン。四号機は『ぷよぷよダンディーくん』だろ。
上手く作用するか分からなかったけど使ってよかったお」
岡部(そうか……過去改変のせいか)
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 00:36:14.15 ID:2edEees20
ぷよぷよダンディーくんwwwww 66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 00:39:03.23 ID:o4mYktGD0
ダル子「それでさ、オカリン」
岡部「どうした、ダル」
岡部(嫌な予感がするな……)
ダル子「僕と付き合ってほしいお!」
岡部(やっぱりか。助手の言うこともたまには当てになるな)
岡部(だが、どうする。ダルは確かに大切なラボメンでスーパーハカーだが……)
岡部「しかしこうして見ると、鈴羽にも見えなく……」
岡部「ああ……実は俺もだ」
ダル「本当、オカリン!?」
岡部「ああ。本当だ」
岡部(仕方がないよな……)
岡部「大事なスーパーハカーなんだし」
ダル子「もぅ、ハカーじゃなくてオカリンの彼女だろ常考//」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 00:40:17.53 ID:NxbQ60hC0
痩せたダル子への脳内変換が極めて困難 73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 00:41:55.63 ID:3Yab0z0/0
ダルは痩せたらイケメン説からすると…… 78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 00:47:53.82 ID:o4mYktGD0
こうして、俺たちは付き合い始めた。
最初は少し戸惑った感じもあったが、数日経った今ではすっかりちゃんとした恋人同士になっていた。
ラボメンも全員知っている。まゆりとクリスは嬉しそうだった。
ダル子「オカリン……」
ダル子と俺以外誰もいない夜のラボ。ダル子は俺に甘えた声で言った。
岡部「何だ、ダル子」
ダル子「そろそろ、子作りしたいなーって//」
岡部「ダル子……」
上目遣いで見てくるその可愛さに……俺は思わずダル子のことを押し倒していた。
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 00:54:47.21 ID:o4mYktGD0
ダル子「あっ、オカリン……そこは//」
岡部「こんなに濡らして何言ってるんだ。ゲル化したみたいになってるぞ」
ダル子「あっいやっ//イッちゃうぅぅぅ!」
ダル子「はぁ……はぁ……」
岡部「もうイッたのか。だが……」
ダル子「オカリンのサイリウム・セーバー……凄い大きい//」
岡部「え?」
岡部(馬鹿な。過去改変したせいでその未来ガジェットは存在していない筈……)
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 01:01:05.88 ID:o4mYktGD0
岡部(だが……今はそんな事どうでも良い!)
ダル子「あっ、サイリウム・セーバーが奥に// あん、そんな突かないで//」
岡部「どうだ、気持ち良いか?」
ダル子「痛いけど……良い//」
岡部「くっ、シュタインズゲートが小さく……もう駄目だ、イくぞ!」
ダル子「私もぉ……イク!」
岡部「エル!」
ダル子「プサイ!」
ダル子&岡部「コングルゥゥゥゥ!」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 01:01:34.33 ID:ZDxLPNV80
>>89
ワロタ 95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 01:10:26.99 ID:o4mYktGD0
その後も俺たちは何度も交わり続けた。
ダル子は今、シャワーを浴びている。
岡部「ん、メールだ」
全裸でドクペを堪能していた時、携帯電話が鳴った。
岡部「助手からか」
助手メール:
『ダル子の思いに答えたんだよね、岡部は。
私も色々と言ったけど、何だろう、素直に喜べない。
ラボでイチャイチャしてるのを見ても、何だかせつなくなっちゃう。
今だから分かる。やっぱり私はあんたの事が好きなんだって。
でも、もう無理だよね。ダル子にはかなわないもん。
何かごめんね。もう付き合って数日も経つのに』
岡部「クリス……」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 01:24:36.51 ID:o4mYktGD0
岡部(そうだったのか……。どうして俺は気付けなかったんだ……)
ダル子「ふぅーさっぱりした」
岡部「ダル!」
ダル子「どうしたの、オカリン。そんなに慌てて」
岡部「お前、母親のポケベルの番号は知っているか?」
ダル子「え、まあ一応。それがどうかした?」
岡部「その番号、教えてくれ!」
ダル子「え、良いけど……」
ダルから番号を聞いた俺は電話レンジに向かった。
岡部(このままで良いわけがない。クリスの気持ちがどうこうではなく、
俺はDメールを送ったせいで沢山の思いを踏みにじってしまっただろう。
それで良いはずが無い)
岡部(変えた過去は、戻すべきなんだ)
電話レンジにポケベル語の番号で『さっきのはうそ』を打ち込み、送る日付を設定する。
どんな内容を送ったかは知らないがこれで良いだろう。送った日付だけは最後に確認していた。
岡部(エル・プサイ・コングルゥ!)
俺は携帯のボタンを押した。
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 01:27:00.50 ID:uque/Vry0
あああああああああああああああああああああああ 103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 01:29:05.27 ID:xfFDXKv90
オカリンひどいお 107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 01:35:29.96 ID:o4mYktGD0
岡部「ここは……」
周囲を見回す。リーディング・シュタイナーは作動したのだから改変が……。
ダル「オカリンどしたん?」
岡部「ダル!」
PCを使いエロゲをしているダルを見て、思わず叫んでいた。
ダル「どしたん?」
答えようともせず、俺はラボを飛び出していた。
確かクリスのホテルは近くにあった筈だ。会いにいかなくては。思いに答えなくては。
ダル、すまない。お前の気持ちはしっている。
だが、俺はクリスに好きだという気持ちを伝える。
……これがサイリウム・セーバーの選択なんだ。
END
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 01:40:39.52 ID:nlujklQx0
セリウムセイバーがないのに知ってるってことは・・・
ダル子に男のダルの記憶が・・・
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 01:44:07.42 ID:bKDuKZCv0
これは本編に入れるべきだっただろ常考 134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 02:02:32.15 ID:o4mYktGD0
岡部「ここは……」
リーディングシュタイナーは発動したから改変が……。
岡部「ダル!」
ダル「どうしたんオカリン?」
PCの前でエロゲをしているダルを見て、思わず叫んでいた。
良かった。ちゃんと男になっている。
だが俺はクリスの元には行かず、続ける。
岡部「ダル。実は俺、お前のことが好きだったんだ」
ダル「え?」
俺はダルの思いに答えなくてはいけない。
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 02:08:59.76 ID:o4mYktGD0
岡部「だから付き合ってくれ」
ダル「……実はは僕もだお」
岡部「さすがスーパーハカー。俺の気持ちに答えてくれるか」
ダル「だからハカーじゃなくてオカリンの彼女だと……え?」
岡部「え?」
その一言で確信する。リーディングシュタイナーは誰にでもあると。
あの数日間の記憶はダルにはないけれど、取り戻せると。
岡部「これがサイリウム・セーバーの選択だよ」
俺はダルの手を握り、優しく言った。
END
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 02:16:26.57 ID:UCeOq7Wj0
あっさり終わったなwwwwww
乙 138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 02:23:22.97 ID:MoEtXO850
こんな時どういう顔でスレを見たらいいか分からない
乙 橋田至(関智一)
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