素敵すぎるTOP絵をなななんとまたまたいただきました!2枚をランダム表示です!かわ唯!セシリアまどメガほむやすニャ!あっかりーん

一夏「箒と思いっきりイチャラブしてみる」 (長編)

一夏「箒と思いっきりイチャラブしてみる」 (短編集)

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 20:41:34.57 ID:5SMCJ70cO

~昼休み~

一夏「箒ー!」

グイッ

箒「わっ!な、なんだ!急に顔を寄せて…」

一夏「一緒に学食に行こうぜ?」

箒「べ、別に私は一人でー」

一夏「そんな事言うなよ、な?」

グイッ

箒「ち、近ー」

一夏「ん?」

箒「わ、分かった…そこまで言うなら、一緒に行ってやろう…」

一夏「よし!じゃあ早く行こうぜ!」

箒「あ、こら!手を引っ張るな!」




 
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 20:53:56.17 ID:nB+vRzuN0

~学食~

一夏「んじゃ、俺日替わり定職で」

箒「わ、私もそれでいい」

一夏「ん?日替わりだぞ?いいのか?」

箒「べ、別に………わ、私の勝手だろ!お前には関係ない!」

一夏「あはは…そっか、悪かったな箒」

箒「ふ、ふんっ!」プイ


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 20:58:20.91 ID:nB+vRzuN0

箒(し、しまった……一夏が私を誘ってくれたのが余りに嬉しすぎて…あ、あんな態度を……失敗した…)

箒「……はぁ…すまない一夏、やはり今日は一人で…」

一夏「でも、箒と二人っきりで食べるのも久しぶりだな、楽しみだ」

箒「!な、何だ!い、いきなりお前は!」

一夏「え、だって今まで他の皆と一緒に食べてたからさ、久しぶりでちょっと嬉しくてな……悪かったか?」

箒「………」

一夏「?………箒?」

箒(い、一夏が……わわ私と昼食を取るのがう、うれしいって…)ワタワタ・・・


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 21:02:07.48 ID:nB+vRzuN0

一夏「おっ、来たぞ」

箒「へ?あ、ああ…」

一夏「ほら席に座ろうぜ」

箒「………ああ」


鈴「ナニアレ」

セシリア「ナンデショーネアレハ」

シャル「どうして僕達と一緒に食べるのと断って………一夏…」

ラウラ「今日の日替わりはさんま定食か」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 21:13:17.79 ID:nB+vRzuN0

一夏「ん…さんまって腹が苦いのが玉にキズだよな?箒?」

箒「は?あ、ああ!だが美味だと思うぞ!」パクパクパクパク

一夏「す、すげー勢いで食べるな…苦くないのかよ………ん?」

箒(くっ……嫌でも意識してしまうではないか…まさかあの朴念仁の一夏が私と二人っきりで………
   う、うおぉぉおぉおぉぉぉぉおぉぉおぉおお!!!
   お、おち、落ち着くのだ!篠ノ之箒!)パクパクパクパク

一夏「ん?おい箒?」

箒(大丈夫だ、いつも通り振舞え……剣で鍛えた精神がこのくらいの状況で……)パクパクパクパク

一夏「おい箒!って、仕方ねぇな…」スッ・・・

箒(流石にもう一夏もあんな恥ずかしいことは言わないはずだ、
   うん!そうだ!よし…なら普段通りの対応で………)ヒョイパク

箒「………え?」

一夏「ほっぺに米粒ついてたぞ、箒にしてはお茶目だな」ハハハハハ

箒「ほ……ほっぺ………ほっぺた……///」

一夏「はは、何だか今日の箒さぁ、いつもと違って………可愛いな」

箒「は、はあああああ!!!」ガタンッ!


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 21:23:03.75 ID:nB+vRzuN0

一夏「あっ……す、すまん、今のは忘れてくれ…」

箒「あ、ああ…///」

一夏「………」パクパク

箒「………」パクパク

一夏「………」パクパク

箒「………」パクパク

一夏「箒」

箒「!な、何だ!?」ビクッ

一夏「………明日も」

箒「明日……?」

一夏「明日も……一緒に食べようぜ?箒?」

箒「!……あ、ああ!」パァァ・・・


鈴「」
セシリア「」

シャル「一夏…」
ラウラ「何故あの二人はさんまの腹を残しているのだ?もったいないぞ」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 21:31:29.03 ID:nB+vRzuN0

~放課後~

箒「~♪」

セシリア「ほ、箒さん?」

箒「何だ?セシリア?」

セシリア「今日は一夏さんと何かあったんですの?」

箒「ほぉ♪気付いたのか?セシリア?」

セシリア「………」ピキキ・・・

箒「いやな、一夏自身が私と昼食を取りたいと言ってな、
   ホントにアイツはやっと私の良さに………///」ポッ

セシリア「………」ピキキ・・・

箒「本当にすまないなセシリア、
   当分は私が一夏と一緒に御飯の時間を取るのでな、皆にも言っておいてくれ♪」

セシリア「………」ドンッ!・・・バゴッ


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 21:37:39.49 ID:/iDT7mVt0

ぐぬぬ・・・


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 21:39:09.87 ID:nB+vRzuN0

~夜~

一夏「さて、明日の予習でもするか」

一夏「………」カキカキ・・・

一夏「………」カキカキ・・・

コンコン・・・

一夏「ん?はぁ~い?」ガチャ・・・

箒「こ、こんばんわ……だな、一夏」

一夏「あ、ああ…」

箒「入っても……いいか?」

一夏「お、おお…ほら」

箒「ん……失礼する」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 21:43:48.28 ID:nB+vRzuN0

一夏「で、こんな時間にどうしたんだよ?」

箒「い、いやな!今日の一夏は普段と違ったから、どこか悪いのかと…」

一夏「ん?いや……何もないはずだけど」

箒「そ、そうか!はははは!少し早計だったな!はははははは!」

一夏「………俺よりも箒のほうが何か少しおかしくないか?」

箒「は?な、何を言っているんだ?い、一夏?」

箒(お、おかしくなるに決まっているだろう!こ、こんな夜にお、お前と二人っきりなんだぞ!)

一夏「ん?気のせいか」

箒「ああ!気のせいだ!」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 21:54:20.29 ID:nB+vRzuN0

一夏「でさ箒、用はなんだ?」

箒「は?」

一夏「いや、は?じゃなくて何か用があって来たんじゃないのか?」

箒「い、いや……その……」

一夏「?」

箒(今日はなんだかイケそうな気がしたんだが……やはり一夏は一夏なのか……)

一夏「俺はもう予習して寝ようとしたんだけど…」

箒「そうだったのか……すまなかった」

一夏「はは、気にすんなって」

箒「だが……明らかに私は邪魔だろう……」

一夏「う~ん…」


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 22:01:46.43 ID:nB+vRzuN0

一夏「よし、それじゃあ寝るまで時間潰すか?」

箒「いいのか?私が来たばっかりに…」

一夏「気にするなっていったろ?」ナデナデ

箒「な、撫でるな……馬鹿一夏…///」

一夏「はは、馬鹿でゴメンな」ナデナデ

箒「こ、こいつ…///」

一夏「さて、何する?箒?」

箒「何をすると言われても……私には……」

一夏「ん~…」


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 22:09:42.02 ID:nB+vRzuN0

箒「そ、そうだ!一夏!今からでも他の連中を…」

箒(この状況は少し惜しいが……私なんかでは一夏を楽しませられない……)


一夏「い、いや……いい」

箒「なっ!だ、だが…」

一夏「いいから!……今夜はお前と二人がいいんだ…いいか?箒」

箒「わわわわわわ私とふふふふふふふ二人だとぉぉぉぉおおぉおお!?」

一夏「あ、ああ…」

箒「わ、私は構わないぞ!う、うん!」

一夏「そっか、良かった」

箒「………///」ホワホワ


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 22:22:24.88 ID:nB+vRzuN0

一夏「はは、今日は騒がずにゆっくりしようぜ、な?箒」

箒「ああ…お前がいいなら私もいいぞ」

一夏「ん……」ゴロン

箒「………」ドキドキ・・・

一夏「ふぁぁ……流石に専用機持ち全員と手合わせを連続は体に堪えるな…」

一夏(気のせいかもしれないけど、箒とラウラ以外の皆のやる気がいつもと違ったような…)

箒「な、なぁ!一夏!」

一夏「ん?」

箒「そ、そ、そんなに疲れているな…わ、私が解消させてやらんでもないぞ!」

一夏「?どうやって?」

箒「ほ、ほらこっちに来い…///」トントン・・・

一夏「へ?」


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 22:30:50.16 ID:nB+vRzuN0

一夏「こ、これって…」

箒「俗に言うひ、ひざまくらというやつだな……うむ」

一夏「はは、箒がこんなことしてくれるなんてな」

箒「なっ!ど、どうせ私には似合わんからな!」ギュッ

一夏「あがが!ち、違ぇよ!てっきり俺のこと嫌ってるのかと…」

箒「はぁ!?な、何故そんな考えに至った!?」ギュギュギュゥ・・・

一夏「いぎぎ!だ、だって!いつもすげー俺に対して高圧的だし、躊躇無く竹刀で殴ってくるし…」

箒「うっ……すまん、これからは抑えてみる」

一夏「あ、ごめん箒、責めてるわけじゃなくてだな!
    そんな箒がこんなこと俺にしてくれるのが嬉しくて…」

箒「!そ、そうか……お前が良かったら私はいつでもいいぞ、一夏」

一夏「ホントか?ラッキー」

箒「ふふ♪」


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 23:25:11.93 ID:nB+vRzuN0

一夏「足、キツくないか?」

箒「ふっ、このくらいで音を上げるほどの鍛錬はしていないぞ」ナデナデ

一夏「はは、そっか……でもホントにきつくなったらちゃんと言えよ」

箒「うむ、分かっている」ナデナデ

一夏「ん……気持ちいい……」

箒「そうか、それはよかった」ナデナデ

一夏「……よく分かんねぇけど、箒って母親みたいだな」

箒「!わ、私が母親だと!?」ピクッ

一夏「あ、ゴメン……気に障ったか?」

箒「い、いや大丈夫だ…」ドキドキ


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 23:34:05.00 ID:nB+vRzuN0

箒「………母親か」

一夏「うん……箒っていい母親になりそうだな」

箒「!は、はぁ!?お、お前はいきなり何を言い出すんだ!?」

一夏「何って……ふと思ってさ」

箒「そ、そうか……だ、だがな一夏!」

一夏「ん?」

箒「私には生憎あ、相手が居なくてな……母親になる前にか、彼氏をだな…」

一夏「彼氏か………けど箒って美人だし彼氏なんてすぐに作れそうだけどな」

箒「!び、美人……ではなく!そ、そんな簡単に作れるものではない!この馬鹿!」バシッ!

一夏「いって!何でぶつんだよ箒!」

箒「うるさい!今回ばかりはお前が悪い!」

一夏「はぁ?」


93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/09/04(日) 23:43:32.44 ID:nB+vRzuN0

箒「全く…」

箒(今日は思わせぶりな態度があったからな……
   この馬鹿も私のことをい、意識しているのかと思ったのだったが………
   やはりいつもの一夏か…)

一夏「ん~……でも」

一夏「箒が奥さんだったら、結構幸せな家庭になるんだろうな…」

箒「!!!」シュバッ!

一夏「うがっ!ど、どうしたんだ!箒!?」

箒「そ、それは本当なのか!?一夏!」

一夏「えっ……うん…いや、俺が勝手に思っただけだから、確証なんて無いけど…」

箒「いや!お前がそう思えばそれで十分だぞ!一夏!」

一夏「は?え?は?」

箒「あっ……す、すまない一夏、取り乱した」

一夏「?いや…いいけど…」


96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 23:47:19.20 ID:nB+vRzuN0

箒「………」ナデナデ

一夏「なぁ…怒ってるのか?」

箒「怒ってなどいない」ナデナデ

一夏「ホントかよ…」

箒「本当だ」ナデナデ

一夏「………」

箒「ふふ♪」ナデナデ

一夏(どうしたんだ……箒の奴)

箒「母親……か♪」ナデナデ


103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 23:54:52.97 ID:nB+vRzuN0

箒「い、一夏は…」

一夏「ん?」

箒「一夏は………子供、好きか?」

一夏「子供?ああ、好きだぜ……けどあまりにも威勢がいいのは勘弁だけどな」

箒「そうか…好きか……な、なら一夏!」

一夏「ん?どうした箒?いきなり大きな声なんて出して…」



箒「私との子供をつ、作らないか…?」

一夏「」


105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 23:56:33.88 ID:13f0Bbcc0

きたあああああああああああああああああああああああああああ


111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 00:02:31.44 ID:l+8jIDiL0

一夏「えぇ~っと……箒?」

箒「なっ!何だ!?」ビクッ

一夏「言ってる意味………分かってるのか?」

箒「うっ……そ、それは…///」

一夏「あ、あのな箒、そういうのはだな…」

箒「………う、うむ…」

一夏「す、好きあっている人同士じゃなきゃいけないしだな……あ、後…」ワタワタ・・・

箒「!い、一夏は!」

一夏「は、はい!」

箒「私のこと……好きじゃないのか?」

一夏「は、はぁ…?え、い、いきなりそんなこと聞かれても……」

箒「………できればはっきり言ってくれ、好きか、嫌いかを」

一夏「………箒」


114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 00:09:59.00 ID:l+8jIDiL0

一夏「お、俺は…」

箒「………」

一夏「箒、俺はお前のことが…」

箒「………一夏」





千冬「ふむ、夜中に男の部屋で何をしているのだ?篠ノ之」

箒「ああ…来てしまった…」

一夏「ち、千冬姉…」


115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 00:10:46.90 ID:EGTDr7Ih0

やはり来てしまうか・・・


117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 00:13:27.45 ID:l+8jIDiL0

千冬「来てしまったはご挨拶だな、篠ノ之」グッ・・・

箒「す!すいません!口が滑りましたぁぁぁあぁぁあぁぁあ!!!」

千冬「で、私の弟……いや夜に女を連れ込むこの愚弟と何をしていたんだ?」

箒「い、いえ…ただ一夏と………」ダラダラ・・・

千冬「答えられんようだな、し・の・の・の」グググ・・・

一夏「ま、待ってくれ!千冬姉!」

千冬「あぁん?」


121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 00:17:57.97 ID:l+8jIDiL0

一夏「ただ俺は箒と……その……」

千冬「何だ?何をしていたんだ?」

一夏「こ、子供の話を…」

千冬「ほう、具体的にはどんな話を?」

一夏「………こ、子作り?」

千冬「さて篠ノ之、どんな罰が好みだ?」

箒「す、すいませんでしたぁあぁぁあぁああぁぁあ!!!」

一夏「ち、千冬姉ぇえぇぇぇぇえええぇぇえぇえぇ!!!」


125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 00:25:37.45 ID:l+8jIDiL0

千冬「はぁ……この馬鹿たちは本当に…」

箒「………ごめんなさい…千冬さん」

一夏「お、俺もごめん、千冬姉」

千冬「はぁ……もういい、とっとと明日の準備をして寝ろ」

箒「は、はい!」

一夏「分かりましたぁ!」

千冬「………ああ、後お前たち、明日も授業があるということを忘れてハメを外しすぎるなよ」

箒「はい!……って!千冬さんそれって!」

千冬「フン……それではな」ガチャ・・・バタン

一夏「………ふぅ~…やっと行ったか、よしもう寝るか」

箒「あ、ああ……そうだな///」モジモジ

一夏「?ほら、箒も早く自分の部屋帰れよ」

箒「あ、ああ……」

箒「え」

一夏「え」


127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 00:30:41.36 ID:fwkwGHbvO




133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 00:36:48.85 ID:l+8jIDiL0

~翌朝~

箒「はぁ……結局昨日は進展なしか……一夏め」

箒「だが、あの動揺ぶり……一夏も少なくとも私をお、女として……意識していたことになるな…うむ」

箒「ふふ……ふふふふふ…よし、今日は食堂で待っていよう、一夏の奴だ、
   どうせ昨日のようにまた私を誘いに来るはずだぞ……ふふふふふふふ」



一夏「今日は鯖だったな、残念」

ラウラ「一夏、文句を言ってはいかんぞ!この鯖だって釣られなければ今も海の中を…」

一夏「はいはい、はいラウラあーん」

ラウラ「あっ…あむんむ……だゃからな、こにょしゃかにゃも…」ムグムグ・・・

一夏「食べながら喋るなって、ほらポロポロ落として」

箒「おや?私のときはそんなにベタベタしていなかったぞ?一夏」

一夏「え?」

箒「この…」


箒「不埒者ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

一夏「ぎゃあああああああ!!!」


                 完


158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 01:45:17.84 ID:IIGaU7AI0

          ハヽ/::::ヽ.ヘ===ァ
           {::{/≧===≦V:/
          >:´:::::::::::::::::::::::::`ヽ、    
       γ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ  
     _//::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
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     、ヾ|:::::::::|:::/`ト-:::::/ _,X:j:::/:::l    
      ヾ:::::::::|≧z !V z≦ /::::/   ニヤニヤ
       ∧::::ト “        “ ノ:::/!  
       /::::(\   ー'   / ̄)  |
         | ``ー――‐''|  ヽ、.|   
         ゝ ノ     ヽ  ノ |
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 17:35:32.53 ID:l+8jIDiL0

~休み時間~

一夏「うぅ……なぜ殴られたんだ」

箒「全く、お前という奴は……節操なしだな」

一夏「せ、節操なし?何のことだよ…」

箒「はぁ……ほら一夏、授業に行くぞ」

一夏「ああ……って今日もISの授業あったよな…」

ギラ…

一夏「うっ…悪寒が…」

箒「?」


314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 17:38:39.15 ID:l+8jIDiL0

~授業中~

セシリア「いぃ~ちぃ~かぁ~さぁ~ん!」ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!

一夏「ぎゃあああああああああああ!!!」

鈴「一夏ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」キュイィ・・・ドォン!キュイィ・・・ドォン!

一夏「ほぎゃああああああああああ!!!」

シャル「ごめんね、一夏★」ダラララララララララララ

一夏「ぎぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


一夏「はぁ……はぁ……」

ラウラ「大丈夫か?一夏?ほら水だ」

一夏「あ、ああ…ありがと……くぅ~…
    明日から休みでよかったぁ~、しかも3連休だぁ~、助かったぁ~」

箒「………休みか…よし!」グッ!

ラウラ「………?」

一夏「」ゴクゴク・・・ンクッ!ゲホゲホッ!


316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 17:41:18.21 ID:l+8jIDiL0

~放課後~

一夏「さて、明日は寝てすごすか、体中痛いしな」ズキズキ

箒「い、一夏」

一夏「ん?箒か、どうしたんだ?」

箒「いやな……一夏に一つ提案があってな、いいか?」

一夏「提案?」


319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 17:45:31.49 ID:l+8jIDiL0

一夏「成程…」

箒「ど、どうだろうか?」

一夏「確かに今日は体が引き千切られるぐらいキツかったからな……
    たまには実家で休むのもいいかもしれないな」

箒「そ、それにだな一夏、今日のセシリア達の態度を見れば分かるだろうが、
   明らかにお前に怒りを覚えている………分かっていたか?」

一夏「あ、そうだったのか……けど何でだ?」

箒「分かっていなかったのか……とにかく!一夏!
   ここに居たら確実に危ない、明日は実家に必ず帰るんだな」

一夏「ああ、そうだな、ありがとな箒」

箒「れ、礼には及ばん………ただな一夏、一つ願いがあるんだ」

一夏「ん?」

箒「できればでいいんだが……聞いてくれるか?」

一夏「何だ?俺が出来ることなら何でも言ってくれ」

箒「わ、私も……」



箒「私も一緒に連れて行ってくれないか?」


320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 17:48:48.09 ID:l+8jIDiL0

~モノレール内~

一夏「ホントによかったのか?せっかくの3日間の休みなんだぜ、俺に付き合ってもらわなくたって…」

箒「ふん…気にするな、私自身が望んだことだ、後悔などないぞ」

箒(後悔なんて最初からあるわけない…逆にこれは好機だ…
  何せこれから3日間は一夏とふ、二人っきり……ふふ…ふふふふふふふふ)

一夏「そっか、ならよかった」

箒「うむ…」

一夏「それでさ、箒、着いたらお前は真っ直ぐ実家に帰るの?それともどっか寄るのか?」

箒「え?」

一夏「え?」


321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 17:52:13.02 ID:l+8jIDiL0

一夏「何だ、泊まるくらいなら全然おっけーだぞ」

箒「そ、そうか……よかった…」

一夏「けど、部屋が余ってたっけか、う~ん……どうだったっけか?」

箒「私は別に居間でも…」

一夏「それはダメだ箒、お前はお客様なんだからな……
    けど千冬姉の部屋は入っただけで絞首刑レベルだからな、どうしたもんか…う~ん…」

箒「!」

一夏「ん?何か思いついたのか?」

箒「……い、一夏がいいというのなら…わ、私は…」


箒「私は一夏の部屋で寝ても……いいのだぞ?」


――お泊り編――開始――


328 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 18:04:31.52 ID:l+8jIDiL0

~商店街~

箒「さて、わざわざ泊まらせてもらうのだ、晩御飯くらいは私が振舞おう」

一夏「いいのか?箒?」

箒「そのくらい遠慮するな一夏、ほら、今日は何が食べたい?」

一夏「ん?そーだなぁ……やっぱり…」

一夏「箒が作るからあげかな」

箒「!そ、そうか!そうか!なら仕方ないな、お前がそこまで
   私のからあげが好きならこれからもずっと作ってやってもいいのだぞ!!うむ!」

一夏「え?あ、いやそこまで言ってないが……まぁ、楽しみにしてるぞ箒」

箒「うむ!私に任せておけ一夏!」

一夏「あ、あぁ…」

箒「~♪」

一夏(妙に箒の奴張り切ってるな………何かいい事でもあったのか?)


334 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 18:16:20.85 ID:l+8jIDiL0

箒「からあげだけではバランスが悪い、八百屋に行くぞ一夏」

一夏「………なぁ箒、スーパーに行った方が早くないか?」

箒「!…はぁ~…一夏、お前もここには何度もお世話になっていたはずだろう?忘れたのか?」

一夏「ああ…確かに…千冬姉の我侭のために融通を利かせてくれたのは、
    ここの商店街の皆だったな……忘れてた」

箒「それにな、こっちのほうが顔見知りだから安くつく可能性がある、一夏もまだまだ甘いな」

一夏「はは確かに、それにしても箒は本当にお母さんみたいだな、自分が少し情けなく思うぜ」

箒「なっ!?///そ、そうか…?う…うむぅ…///」ポリポリ


336 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 18:23:01.96 ID:l+8jIDiL0

~帰り道~

一夏「少し買いすぎたな」

箒「大丈夫だ、休みは三日もあるからこのくらいが丁度いい、だろ?」

一夏「けど二人でこれを……う~ん、まぁ大丈夫か」

箒「ほら一夏、とっととお前の家に向かうぞ、食材の鮮度が落ちる」

一夏「そこまで急がなくても…」

箒「いいから行くぞ!」

箒(ふふ…もうすぐ……もうすぐ一夏と一緒に…)


339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 18:34:07.99 ID:l+8jIDiL0

~一夏の自宅~

一夏「さて、これからどうする?箒?」

箒「うむ……まだ夕飯には全然時間があるからな」

一夏「うぅ~ん……あっ!そうだ箒、暇ならどっかに出かけるか?」

箒「一夏!」グイッ!

一夏「お、おお……何だ?」

箒「名案だな一夏!そうだな!出かけよう!今すぐ一緒に出かけよう!ほら立て一夏!」

一夏「あ、ああ…けど待ってくれ箒、少し準備しなくちゃいけないからな」

箒「あっ……そうだな確かに……うむ、私も少し準備がある、一夏の部屋を使っていいか?」

一夏「ああ、いいぜ」

箒「うむ……では行ってくる」タッタッタ・・・


344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 18:52:29.35 ID:l+8jIDiL0

~一夏の自室~

箒「こ、こんなひらひらを…」

箒「だが……制服で一夏の隣には立ちたくないな……だが流石にこれは…」

箒「いや!怯むな!篠ノ之箒!これは好機だ!
   これを着て一夏を誘惑できればも、もしかして今夜は………うふ…うふふふふふ…///」

箒「うふ…ではなく!……よし!初陣だ、篠ノ之箒!気を引き締めて行くぞ!」

オッー!


一夏「あいつ何叫んでんだ?」


347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 19:03:47.59 ID:l+8jIDiL0

~自宅前~

一夏「箒の奴…まだかよ」

一夏「いや、アイツも女の子、デートの準備には結構時間が………かか……る…」

一夏「!」

一夏「ち、違う!これはただ幼馴染と地元を散策するだけであって!決してデートなんかじゃ…」

一夏「無い……はずだよな……」

<箒『私のこと……好きじゃないのか?』>

一夏「ない…はず……」

< 箒『私のこと……好きじゃないのか?』>

一夏「………俺は……箒が…」

箒「ま、待たせたな!……一夏」

一夏「!」


403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 22:17:25.54 ID:l+8jIDiL0

箒「…どうだろうか?」

一夏「お、おぉ…」

箒「………」ドキドキ

一夏「……え…えっと…」

箒「ど、どうか聞いておるだろう一夏!な、何かないのか何か!………まさか似合ってないか?」

一夏「あ、そんなことねぇよ!…えっと……
    す、すごくそのワンピース似合ってる……と俺は思うぞ」ポリポリ

箒「!そ、そうか!……よかったぁ」ホッ・・・

一夏「は、早く行こうぜ箒……日が暮れちまうぞ」

箒「うむ、それでは行こうか♪ふふ♪」

一夏「………はぁ」ドキドキ


408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 22:26:57.69 ID:l+8jIDiL0

~そこら辺~

一夏「さて、どこに行く?箒」

箒「いや……一夏の好きなようにしろ、私には特に行きたいところもないしな」

一夏「えっ……俺も特にないんだけど…」

箒「………」

一夏「………」

箒「そういう場合は男のお前が何処に行くか決めておくべきだろう!」

一夏「うっ……悪かった」

箒「ふんっ………この腑抜け」

一夏「………箒って毒舌キャラだっけか」

一夏「う~ん……あっ!そうだ!なぁ箒」

箒「………ん?」ムスッ・・・


416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 22:36:45.23 ID:l+8jIDiL0

~神社~

一夏「今日は体を休めるためにも来たようなもんだからさ、
    静かなところと言ったらココが一番だと思ってさ」

箒「ほぉ……ここか」

一夏「ごめん…期待に添えなかったか?」

箒「いやいい、本来の目的は遊びではないからな、それに何処に行くかは
   一夏に任せたからな、だからお前が決めたことを私が責める義務などない」

一夏「そっか、ありがとな箒」

箒「うむ……」

箒(だが正直、一夏がシャルロットやラウラ達とよく行ったりする……
   その…お、おしゃれな洋服屋などにも行ってみたかったのだが……)ショボーン

一夏「………」

一夏「明日は街でショッピングにでも行くか?」

箒「!あ、ああ……お前が行きたいなら仕方ないな」

一夏「そっか、それじゃ決定な」

箒「………うむ」コク

箒(こいつはこういうときだけ勘がいいからな……
  心でも通じあってるかのように………なのにこいつの気持ちは……)

箒(私には………分からない)


419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 22:43:57.93 ID:l+8jIDiL0

一夏「ここは涼しくていいな」ヒュー・・・

箒「そうだな……街も一望できる、いい所だ」

一夏「だろ?あっ、ほら、あそこにはIS学園もあるし……つかこっから見てもデカイな…流石IS学園」

箒「………結構遠いのだな」

一夏「ああ、確かになぁ…」

箒「………今日と明日、明後日すぎたらもう私達はあそこにもどらなければならないのだな、一夏」

一夏「そうだな、けどまだ始まったばかりじゃねぇか」

箒「………」

一夏「?……箒?」

箒「私は……戻りたくないな」

一夏「……え?」


420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 22:49:29.82 ID:l+8jIDiL0

箒「………」

一夏「はは、何言ってるんだよ箒、戻らなかったら千冬姉の鬼の鉄拳だぞぉ~」

箒「………」

一夏「……箒?」

箒「鉄拳か……なぁ一夏」

一夏「ん?」

箒「その鉄拳に私が耐えられれば、お前と一緒にここでずっと居られるのか?」

一夏「は、はぁ?何言ってんだ箒、冗談に決まってるだろ………
    それにお前が学園に戻らなければ、多分、お偉いさんたちがお前を捕まえにくるはずだぞ」

箒「なら!」

一夏「!?」ビクッ!

箒「ならその者たちを成敗したら、お前と……お前と一緒にここに居られるのか!」グイ!

一夏「ち、近いって箒!それに成敗って……」

箒「………」ジッ・・・

一夏「………箒」


1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 23:09:10.14 ID:l+8jIDiL0

一夏「大丈夫か?今日の箒、いつもと少し違って変だぞ」

箒「………変なのか?」

一夏「え……えっと…」

箒「私のこの思いは変なのか!なぁ、一夏!」

一夏「は、はぁ!?ほんとにどうしちゃったんだよ箒!」

箒「うるさい!私はもうお前と離れたくないんだ!一夏ぁ!」ギュッ・・・

一夏「ほ、箒……お前…」

<箒『私のこと……好きじゃないのか?』>

一夏「………」

<箒『………できればはっきり言ってくれ、好きか、嫌いかを』>

一夏「………」

箒「私はもう……お前と二度と離れたくないんだ………一夏」

一夏「………」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 23:17:00.46 ID:l+8jIDiL0

一夏「………」

箒「………」

一夏「お、俺は…」

箒「すまない一夏」

一夏「は、はぁ?何でお前が謝るんだよ!」

箒「いや……分かってはいたんだ…こんな我侭言ったって無駄なことくらい、もう忘れてくれ一夏」

一夏「………箒」

箒「ただ……一夏が、一夏が私と同じ気持ちでいたら良かったのだが…」

一夏「………」

箒「その様子を見る限り、違う……ようだな」

一夏「………箒」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 23:21:01.88 ID:l+8jIDiL0

箒「………」

一夏「………」

箒「すまない一夏、気分を害してしまったか」

一夏「………」

箒「……もう戻ろうか一夏、あっ…いや……お前が嫌なら私は実家に向かうが…」

一夏「………」

箒「いや、お前が望むなら私はもう学園に戻る………だから…」


ガシッ

一夏「待ってて、箒」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 23:28:41.58 ID:l+8jIDiL0

箒「何だ……まだ何か用か」

一夏「用も何も俺はまだここで満足するまで休んでないぞ」

箒「……そのくらい一人で出来るはずだ」

一夏「馬鹿、俺はお前と来てるんだぞ箒」

箒「………」

一夏「ほら、早く座れって、ほう…」

箒「もうやめてくれ!!!」

一夏「………」

箒「何なんだお前は!そんなに私が惨めか!虐めがいがあるのか!」

一夏「………」

箒「そんなに無様な姿が見たいならはっきり言え!
   ………今からでも泣いてやる…それで満足か……一…」

一夏「はぁ、とにかく座れって箒」グイッ

箒「なっ!?」スポン!


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 23:38:14.61 ID:l+8jIDiL0

一夏「はぁ…お前はその人の話を聞かない癖をどうにかしたほうがいいぞ」

箒「………フンッ」

一夏「………俺さ、この頃何だかおかしいんだよ」

箒「一夏がおかしいのはいつものことだ」

一夏「そ、そうか?」

箒「ああ、自覚しろこの馬鹿」

一夏「はは……なんだかさこの頃、ある幼馴染と話をしたり機会が多くってさ」

箒「………」

一夏「昔は結構その幼馴染と喧嘩ばっかりでさ、まともに話したのが最近からなんだよ」

箒「………」

一夏「そのせいなのか、それとも、色んなことがあったのか……
    昔とは違ってその幼馴染と目を合わせるだけでその…」

一夏「ど、動悸が激しくなったりするんだよ…」

箒「………」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 23:52:17.41 ID:l+8jIDiL0

一夏「でさ、その幼馴染が俺の部屋に来たときがあってさ」

箒「………」

一夏「俺は何でかすげー嬉しかったんだ、今までその幼馴染に嫌われていたと思っていたからさ……
    動悸はスゲー激しくなって、それと同時に、すごく嬉しくなったんだ」

箒「………」

一夏「そして今日はその幼馴染と一緒に地元に帰ってきたんだけどさ、
    正直、スゲー楽しみにしてんたんだ」

箒「………」

一夏「そして今日、二人でモノレールに一緒に乗って、ふたりで商店街で一緒に買い物して、
    二人で一緒に出かける、こんなことだけで俺はすごい満たされたんだ」

箒「………」

一夏「だ、だからだな……一体俺が何を言いたいかと言うとだな……えっと…」

箒「……前にも言っただろう、一夏」

一夏「へ?」

箒「はっきり言ってくれ……お前はその幼馴染をどう思っているのだ…?」

一夏「………」

一夏「お、俺は……その幼馴染が…」


一夏「好き……だ」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 23:58:28.72 ID:RN2f4vGO0

ニヤニヤ


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 00:00:16.59 ID:JMGyh2x50
―――――
―――


~帰路~

一夏「結構な時間居たな、箒」

箒「うむ……そうだな」

一夏「あ、そうだ俺も夕飯手伝うよ箒」

箒「うむ……そうだな」

一夏「………箒って高菜より雑魚派?」

箒「うむ……そうだな」

一夏「………はぁ」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 00:03:25.56 ID:JMGyh2x50

~一夏の自宅~

箒「い、一夏!」

一夏「お、おお何だ?」

箒「すまないがお前の部屋を少し借りるぞ!」

一夏「あ、ああ…」

箒「の、覗くなよ!」

一夏「覗かねぇって」

箒「……なら行ってくる」

一夏「あ、ああ行ってらっしゃい」


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 00:09:52.52 ID:JMGyh2x50

~キッチン~

一夏「さて、こんなもんか」

一夏「大方材料は揃ってるし、卵は賞味期限大丈夫、
    買って来た鶏肉も自然解凍済み、米もたき終わった、よし完璧」

一夏「で、あいつはまだ来ないのか?……全部俺にやらせる気か?あんなにやる気だったのに」

箒「い、一夏!」

一夏「ん?おせぇぞ……ってばっ!おまっ!その格好!」

箒「ど、どうだろうか…?」モジモジ


そこには
裸エプロンの俺の幼馴染がモジモジと俺を上目遣いで見ていた


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 00:10:27.88 ID:n6FDSi+T0

なん…だと…


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 00:14:33.30 ID:JMGyh2x50

一夏「………」

箒「い、一夏は好き嫌いあったか?」

一夏「な、無いと思うぞ……うん」

箒「そ、そうか、そうか……ははははは」

一夏「………」チラ・・・

箒「………」カチャカチャ

一夏(何だあのはち切れんばかりのお……ヒップは)

箒「一夏!」

一夏「!?な、何だ?」

箒「あまりジロジロ見るな……流石に恥ずかしい…///」

一夏「あ、ああすまん…」

一夏(って、ならそんな格好するなってぇ!)


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 00:24:20.94 ID:JMGyh2x50

箒「で、出来たぞ」

一夏「あ、ああ…」

箒「………」

一夏「あ、あのな箒」

箒「う、うむ!何だ!」

一夏「そのだな……俺は確かにお前が好き…だ」

箒「!…そ、そうか…///…そうなのだな…///」

一夏「だけど、まだそういうのは早いと思うし…その……俺にはまだ責任を取れる歳じゃないし…」

箒「………そ、そうか…すまなかった」

一夏「け、けどな箒…」

箒「…何だ?」

一夏「眼福……だったぞ」

箒「~~~///だ、黙れぇ!///」


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 00:28:22.21 ID:JMGyh2x50

~一夏の自室~

一夏「………」ゴシゴシ

一夏「さて、風呂にも入ったし今日はもう寝るか」

一夏「………」

一夏「俺……ホントに箒と……」

一夏「………」

一夏「これから大丈夫なのか…?」


箒「一夏、入るぞ」コンコン

一夏「ん、ああ…どうぞ」

箒「う、うむ…」ガチャ・・・バタン


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 00:30:41.96 ID:JMGyh2x50

一夏「なぁ、箒」

箒「ん?何だ一夏」

一夏「また……膝枕してくれないか?」

箒「またか、仕方ないなほら」

一夏「ん……ありがとな」


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 00:36:40.90 ID:JMGyh2x50

箒「正直に言うとな、私はお前とこんなこともう今後一切出来なくなると思っていたんだ」

一夏「は?何で?」

箒「だから……この三日間の内に私は一夏、お前に自分の気持ちを打ち明けようと思っていたからな」

一夏「………そっか」

箒「だが、最初に打ち明けて成功するなんて……私は本当に嬉しかったぞ一夏」

一夏「……やっぱり箒ってお母さんみたいだな」

箒「ふふ…だが後何年したら、私は本当に母親になるだろうな」ナデナデ

一夏「しーらね」


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 00:37:30.59 ID:TSLmwaRJ0

つめてぇwwwww


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 00:42:33.49 ID:JMGyh2x50

箒「なっ!お前という奴は!」ギュッ

一夏「いでっ!すまんすまん……さて、もうそろそろ寝るか箒」

箒「なっ…もう寝るのか?」

一夏「ああ、何か不満か?」

箒「いや……私はまだお前と一緒に……」

一夏「はは、箒は甘えん坊だな」ナデナデ

箒「!う、うるさい!」


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 00:47:54.43 ID:JMGyh2x50

一夏「よーし、もう寝るぞぉ」

箒「うむ…仕方ないな……仕方ない…」

一夏「ほら箒、ベッド貸すよ」

箒「!い、いや!家主のお前が使うべきだ、私には…」

一夏「はは、ここの家主は千冬姉だって、
    それに箒は俺にとって大事な人なんだ、冷たい床に敷いた布団で寝させられねぇって」

箒「だ、大事…か///……そうか、私は大事か…///」

一夏「ああ、だからほら、遠慮なく使えよ」

箒「う、うむ…///」


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 00:53:57.03 ID:JMGyh2x50

箒「………な、なら使うからな、後で替わってくれって言っても私は替わらないぞ!」

一夏「分かってるって、ほら早く入れよ」

箒「あ、ああ…」ゴソゴソ・・・スンスン・・・

箒「………///」ポッ

箒「い、一夏のにおい…///」

一夏「………あのだな箒///」

箒「!なっ!?は、早く寝ろぉぉぉ!!!」クンクン

一夏「お前なぁ…」


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 00:57:35.04 ID:JMGyh2x50

一夏「………」

箒「………」

一夏「………」

箒「………」

一夏「………」ブルッ

箒「はぁ、一夏」

一夏「んっ…何だよ?」

箒「お前がよければだが、ほら…」スッ・・・


箒「こっちに来い」


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 01:06:12.40 ID:JMGyh2x50

一夏「な、なぁ狭くないか?」

箒「わ、わ、私は大丈夫だぞ!う、うん!」

一夏「そっか…ならいいんだけど……」

箒「………///」

一夏「………」

箒「な、なぁ一夏」

一夏「ん?」

箒「や、やはり狭いからもう少しそっちに寄っていいか?」

一夏「ああ、いいぜ」

箒「んっ……」ギュッ・・・

一夏「はは、やっぱり箒って甘えん坊だな」ナデナデ

箒「……一夏は暗いと結構積極的だな」

一夏「お前もな」ナデナデ


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 01:07:45.08 ID:POw8mwdQ0

無茶苦茶な状況でもどことなくストイックさが漂ってるあたりが原作の一夏っぽい


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 01:14:55.33 ID:6sxFoxkx0

甘えん坊の箒可愛いよ


88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 01:21:17.74 ID:JMGyh2x50

箒「んっ…一夏の体に巻きつくのも難しいな」

一夏「はは、ホントにお前は甘えん坊だな、いつからそんなになったんだ?」

箒「……そういう一夏もなぜこんなにあしらい方が上手いんだ?」

一夏「はは、箒がいつもと違って可愛いからかなぁ~」ナデナデ

箒「!な、ならいつもの私はか、可愛いくないのか?」

一夏「ばーか、何言ってんだよ、ほらもういい加減寝るぞ」

箒「う、うむ…」


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 01:55:08.80 ID:JMGyh2x50

箒「………なぁ」ユサ

一夏「ふぁぁ……ん…」

箒「なぁ……一夏」

一夏「ん……なんだ?」

箒「いつもの私は……可愛くないのか?」

一夏「は、はぁ?まだそんなこと言ってんのかよ…」

箒「ど、どうなのだ?」

一夏「可愛い可愛い、箒ちゃんは世界一可愛いよぉ~、はいおやすみ」

箒「ふ、ふざけるな!一夏!そんな適当ではダメだぁ!///」

一夏「とか言いながら喜んでる箒ちゃん可愛いよぉー」ムニャムニャ

箒「うっ…///何故お前はそこまで私のことが分かるのだ……くそっ///」ニタニタ


111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 02:05:25.98 ID:JMGyh2x50

一夏「ほらもう寝ろ、いくら連休でも生活リズム崩したら戻すの苦労するぞ」

箒「う、うむ…分かった」

一夏「ほらよしよーし」

箒「あ、余り子供扱いするな!」

一夏「はは、なら俺にしがみつくのをやめるんだな」

箒「……今日の一夏は調子に乗りすぎだ」

一夏「はは、そういうお前もな」ナデナデ

箒「むぅ……では、おやすみ一夏」

一夏「ああ、おやすみ箒」ナデナデ


415 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 00:32:51.81 ID:O/cRqStv0

~早朝~

一夏「~♪」

一夏「よし、特製辛し高菜のできあがりっと」

一夏「うん、いい感じだ……さて」

一夏「箒を起こしてくるか」


箒「うぅ…ん……一夏ぁ…」モゾモゾ


417 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 00:37:23.03 ID:O/cRqStv0

箒「んっ……もう朝か」

箒「………一夏?」

箒「一夏は!?」ガバッ!

一夏「はは、そう焦るなって」

箒「なっ……ふぅ…よかった」

一夏「?……まさか俺が居なくなって寂しかったのか?」

箒「!そ、そんなわけではない!……ただ、昨日の出来事が…」

一夏「昨日の出来事が?」

箒「夢……なのかと思ってな」

一夏「はは、箒おもしろいこというな」

箒「なっ!?笑いごとではないぞ!私は本当に………心配してだな」

一夏「………箒」


422 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 00:45:04.82 ID:O/cRqStv0

箒「………」

一夏「……はぁ、し、仕方ないな、俺の幼馴染は!」

箒「?いきなり何を…」

ギュッ・・・

箒「なぁ!?ななな何をするのだ!い、いち…」

一夏「安心しろって箒、俺はもう何処にも行かない、
    お前からもう二度と離れない、ずっとお前の傍に居てやる」

箒「………」

一夏「だから、お前は変な心配なんてせずに安心して俺の隣にいろ………分かったか?」

箒「……ま、まだだ…」

一夏「?何が?」

箒「まだ……その…あ、証をだな……そう!私とお前がむ、結ばれたという証が無いぞ!う、うむ!」

一夏「………今だってほら、抱きしめあってるじゃん」

箒「そ、そんなのでは足りん!だ、だから…」



箒「一夏……せ、接吻を申し込む……」


426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 00:52:12.06 ID:O/cRqStv0

一夏「………」

箒「な、何だ…何か文句でもあるのか?」

一夏「いや、文句というか今時の娘が接吻って…」

箒「なっ!///べ、別に意味は伝わっているからいいだろう!」

一夏「けどなぁ……う~ん…」

箒「一夏……そんなつまらないことはどうでもいい……だから早くし…」


チュッ・・・

箒「…ろ……」

一夏「ほら、これでいいか箒?でも、こういう場合はキスって言ったほうが…」

箒「………あ、ああ///……じゃない!一夏!」


428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 01:01:47.83 ID:O/cRqStv0

一夏「?何だよ、またやってほしいのか?」

箒「あ、あぁ……ではない!一夏!なぜお前はそこまで…その……ど、動揺していないのだ!」

一夏「ああ、大丈夫だ箒、俺も本当はドキドキだって」

箒「……そうか、そうか成程な一夏」

一夏「……何だよ」

箒「お前はラウラとも…その……接吻を交わしたからな、こういうのは慣れっこというわけだな」

一夏「はぁ?何言ってるんだよ、慣れっこなわけないだろ……これが二回目だって」

箒「……私は今のが初めてだというのに、お前はそんな私を小馬鹿にしたような態度」

一夏「だ、だからだな、余裕ぶってるだけでな俺も本心ではドキドキだって言って…」

箒「……んぞ」



箒「許さんぞ、一夏ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

一夏「ちょ、ちょっと待て箒!」


430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 01:07:09.44 ID:9YRlmeeC0

箒かわいいじゃん


432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 01:08:16.58 ID:UceV7eVW0

だから箒は一人の女の子として見れあげれば1番可愛いんだって


433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 01:10:40.65 ID:O/cRqStv0

箒「私は勇気を出してまで言ったというのにお前という奴はぁぁぁぁぁぁ!!!」

一夏「だ、だから箒!」

箒「一夏ぁ!今この屈辱をぉぉぉぉぉ…」

一夏「っ…な、なら!」


チュッ・・・

一夏「お、お互い死ぬ程恥ずかしくなるまで、愛し合おうぜ…箒」

箒「ふぁっ……い、いちか…///」

一夏「はぁ…落ち着いたか?箒?よし、ならもう一回だ」

箒「!い、いやもうい…」


チュッ・・・

一夏「……何だかクセになりそう」

箒「うっ…///も、もういいと言っただろう…///」


437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 01:16:40.83 ID:O/cRqStv0

一夏「ダメだって、ほら口こっちに向けろ箒」

箒「なっ……や、やめてくれ…い、いちかぁ…」

一夏「ダメ、箒が俺のこと信じないのが悪いんだろ……ほらいくぞ」

箒「!~~~~///」

チュッ・・・

箒「も、もういい加減やめてくれ…恥ずかしくて、し、死にそうだ…///」

一夏「はは、涙目箒も可愛いぞ」

箒「!……こ、こういうときにそんなこと言うなっ!馬鹿一夏!」

一夏「やっぱ恥ずかしがってる箒も可愛いな、ほらも一回」

箒「なっ!?うぅ~、も、もうやめ…」


チュッ・・・


441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 01:23:23.35 ID:O/cRqStv0

~リビング~

一夏「ど、どうだ?俺特製辛し高菜、うまいだろ?」

箒「ふん」パクパク

一夏「はは、ご、ご飯が進むだろ?」

箒「ああ、そうだな」パクパク

一夏「……に、煮っ転がしどうだ?」

箒「お前にしては中々じゃないか」

一夏「………」

箒「ふん」パクパク


443 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 01:29:26.78 ID:O/cRqStv0

一夏「なぁ、まだ今さっきのこと怒ってんのかよ」

箒「ふん」パクパク

一夏「………」

箒「………」ポリポリ・・・パクパク

一夏「なぁ箒」

箒「………」パクパク

一夏「箒ってば」

箒「………」パクパク

一夏「おい箒!ほーおーきー!」

箒「ピキッ!」

箒「お、お前は飯時くらい静かに…!」

一夏「はい、あーん」

箒「なっ!?」ガタッ!


446 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 01:38:01.13 ID:O/cRqStv0

一夏「ほら、お前うずらの卵好きだろ」

箒「お、お前は反省していないのか!今さっきのことを…!」

一夏「いいからいいから、ほらほら」

箒「うっ…し、仕方ないな…ほ、ほら早くしろ」

一夏「もうちょい顔近づけてくれ箒」

箒「あ、ああ…ほらこれでいいか?一…」グイ

チュッ・・・

箒「な、ななな……お、お前……」

一夏「はは、油断しすぎだぞ箒、今まで剣の道を歩んできたとは思えないなぁ~」

箒「!……き、貴様ぁぁ…」プルプル


451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 01:46:50.10 ID:O/cRqStv0

一夏「まぁまぁ、そう怒るなって箒」ナデナデ

箒「こ、こんなときに撫でるな馬鹿!」

一夏「はは、怒ってる箒も可愛いぞ」ナデナデ

箒「……お前は可愛いと言っておけば何とかなると思ってるのか一夏?」

一夏「まさか、ホントに可愛いいんだから仕方ないだろ」

箒「!!!……と、とにかく、今日のお前は調子に乗りすぎだ一夏!
  確かに私達はこ、恋人だがな、相手を困らせる交際の仕方は私は好まないぞ!分かったか一夏!」

一夏「……はは、箒を困らせる気は無いんだけどな」

箒「事実困っているんだ、分かったか一夏……
   だからな、もうこういうふざけたことは今後一切やめてくれ、分かったな?」

一夏「………そっか…分かった、じゃあ俺は今後一切箒にキスしない、約束する………これでいいか?」

箒「!な、何を言っているのだ一夏!」ガタタッ!


452 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 01:52:08.25 ID:EV6PKhj+0

遊ばれとるなぁww


453 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 01:54:02.75 ID:33onRjeq0

一夏さんマジ策士


454 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 01:56:03.02 ID:O/cRqStv0

一夏「ん?そういうことじゃないのか?」

箒「ち、違う!私はただ食事中にあんな破廉恥な行為は慎めと言っただけで…」

一夏「けど、俺が箒にキスしたら箒は困るんだろ?」

箒「べ、別にただの接吻は…」

一夏「本当にごめんな箒、これからはできるだけお前に触れないようにするよ……少し寂しいけど」

箒「ち、違うんだ!一夏!わ、私は…」

一夏「ああ、食い終わったら流しに置いといてくれ……後、ごめんな箒」

箒「い、一夏!」

一夏「………ごめん、ちょっと外に出てくるわ、箒はここで好きに…」

ギュ・・・

箒「すまない一夏!私が悪かった……だから……だから離れないでくれぇ………いちかぁ」ギュッ・・・

一夏「箒…」


459 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 02:05:29.76 ID:O/cRqStv0

箒「私は…もうお前と離れたくない……お前が私を嫌いになっても私はお前ともう離れたくない……」

一夏「………」

箒「だから離れないでくれ!そ、そうだ!一夏!
   お、お前がしたければいつでもどこでもキ、キスをしてもいい!だから!だからな一夏!」

一夏「分かったよ、箒」ギュッ

箒「………だから一夏……は、離れないで…」ポロポロ

一夏「大丈夫だ、今さっきも言っただろ?
    俺はお前と離れないって………だから安心しろ、な?箒」ギュッ・・・

箒「うっ……いちかぁ……いちかぁ…」ポロポロ

一夏「はは、ごめんな箒……少し虐めすぎたわ」

箒「えぐっ……うっ…いちかぁ……ここにいてくれぇ…」ポロポロ

一夏「聞こえてないし……ほら撫でるから落ち着けって箒」ナデナデ

箒「んぐっ……えうっ………いちかぁ…」ポロポロ


464 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 02:15:47.50 ID:O/cRqStv0

一夏「落ち着いたか?箒?」

箒「うむ…すまない一夏、取り乱したな……あんな醜態をさらすなんて……///」

一夏「醜態なんかじゃないって、すげー可愛かったぞ」ナデナデ


465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 02:16:15.59 ID:O/cRqStv0

箒「………ん」バンザイ

一夏「ん?」

箒「だ、抱きしめてくれ…///」

一夏「……いいよ」ギュッ・・・

箒「んっ…一夏……私はな、本当はお前にキスされたのがすごく嬉しかったんだ……
   だがな、素直になれなくて…あんなことを…」

一夏「はは、分かってるって」

箒「………だ、だからな一夏」

一夏「ん?」

箒「もう一回………キス…してくれないか?」

一夏「………お安い御用だぜ、泣き虫箒ちゃん」

箒「な、泣き虫なんかじゃ……」

チュッ・・・

箒「ない…ぞ」ポロポロ・・・

一夏「はは、やっぱり泣き虫だな箒は」


479 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 02:53:51.51 ID:O/cRqStv0

~リビング~

一夏「さて、箒、あと少ししたら出かけるか?」

箒「うむ…けど後少しだけ…」ギュッ・・・

一夏「はは、離れないって言ったろ箒、大丈夫だって」

箒「だ、だが…」キュッ・・・

一夏「はぁ…まぁ、箒がそのままがいいって言うなら俺はいいけどな」

箒「うむ…」ギュッ・・・

一夏「はぁ、クールな篠ノ之箒はどこに行ったんだか」

箒「むっ……お前は今の私は嫌いか?」

一夏「そんなことないって、大好きだよ箒」

箒「うむ…そうか……ふふ♪」ギュッ・・・

一夏(喜んでも俺の服を握る手は解かれんか)


483 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 03:03:04.81 ID:O/cRqStv0

一夏「けど、やっぱりこういう静かな時間が俺には必要だよな」

箒「ああ、そういう時間を得るために来たのだからな」

一夏「はは……くぅ~…今思えば、まだ体の節々が少し痛いし…」

箒「大丈夫か?辛ければまた私の膝を…」

一夏「いいって、つか箒、お前のほうが泣きつかれただろ?」

箒「別に疲れてなんて…」

一夏「あるだろ?ほら、前のお返しに俺の膝使えよ箒」

箒「なっ!?わ、私は別に…」

一夏「いいから、ほら」グイッ

箒「わっ!…んっ……少々堅いな」ポフッ

一夏「男の足に何求めてんだよ」


486 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 03:09:26.29 ID:O/cRqStv0

箒「………」ムズムズ

一夏「ん?どうした箒?どこかかゆいのか?」

箒「ばっ!どこもかゆくはない!………ただ落ち着かないだけだ」

一夏「そっか……色々我慢できなくなったら言えよ箒」ナデナデ

箒「だからと言って、お前がこの状態から解放してくれるとは思わないがな」

一夏「はは、よく分かってるな、流石俺の幼馴染だ」ナデナデ

箒「………そこは彼女と言ってほしかった」


487 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 03:14:16.31 ID:O/cRqStv0

一夏「………」ナデナデ

箒「………」

一夏「なぁ…箒」

箒「ん?何だ?」

一夏「お前……いつから俺のこと好きだったんだ?」

箒「!!?ば、馬鹿!何を聞いているんだお前はぁ!?」ジタバタ

一夏「はは、ほら落ち着け落ち着け」ナデナデ

箒「い、いきなり何を言うのだお前は……ほ、ほんとに…」

一夏「で、いつから何だ」

箒「………言わなければならないのか?」

一夏「ああ、正直」

箒「………だ」

一夏「は?何て?もう一回大きな声で言ってくれ箒」

箒「~~~///……うぅ…しょ…」


箒「小学生の頃……からだ///」モジモジ


491 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 03:25:08.58 ID:O/cRqStv0

一夏「………箒、耳まで真っ赤だぞ」

箒「う、うるさい!お前のせいだぞ!一夏!」

一夏「はは、ごめんな」ナデナデ

箒「くっ……///」

一夏「はぁ~、でもそっか、箒はそんな前から俺のことを………何だか照れくさいな、はは」

箒「ふんっ……笑いごとではない、私が今までどれだけお前を想っていたかも知らずに……
   お前は他の女とイチャイチャイチャイチャ、
   本当に殺してしまおうかと思ったこともあったんだぞ」


493 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 03:27:44.33 ID:O/cRqStv0

一夏「うっ……重過ぎる想い…」

箒「だが、もういい」

一夏「へ?許してくれるのか?」

箒「ああ、なぜならお前は私の気持ちに応えてくれた、それだけで私は十分に嬉しかったぞ、一夏」

一夏「箒………なら俺は、お前が今まで俺を想っててくれた分、
    俺もこれからお前を同じくらい、愛すよ…箒」

箒「………何年かかるか知らんぞ」

一夏「大丈夫だ、今だってすげー愛してるからな、その証拠に…」

チュッ・・・


494 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/07(水) 03:30:03.84 ID:O/cRqStv0

箒「んっ……」

一夏「どうだ?」

箒「………ふん…こんなのでは足りないに決まっているだろう」

一夏「あ~…はは、そっか……そりゃそうだろうな」

箒「………だが」

チュッ・・・

箒「わ、悪い気はしないぞ………一夏///」ニコッ

一夏「…///……かわいすぎだろ、箒!」ガバッ!

箒「なっ!?や、やめろキス魔ぁ!」

一夏「キス魔で結構だぁ!チューさせろぉ!」

箒「ばっ!や、やめろ!馬鹿一夏ぁぁぁ!」

―――――
―――


849 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 03:59:42.39 ID:HIb0nHeS0

~リビング~

箒「くぅー……くぅー……」

一夏「はぁ…今さっきまでよくあんな恥ずかしいことが出来たもんだな、
    俺は……今更恥ずかしさが湧き出てきたよ箒」ナデナデ

箒「んっ……」

一夏「あ~あ、今日はお前と出かける予定だったんだけどな、どうするよ箒」ナデナデ

箒「……んー…」モゾモゾ

一夏「まぁ、お姫様の気分しだいってことか……なら仕方ないな」

箒「…くぅー……一…夏ぁ…」

一夏「っ………はぁ、寝言でも自分の名前言われるなんて、本当に重過ぎるなお前の愛は」ナデナデ

箒「くぅー…」

一夏「けど、嬉しいよ箒」ナデナデ

箒「んんっ……ふふっ」


856 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 04:08:00.97 ID:HIb0nHeS0

箒「………くぅー…んっ…」

箒「……ん?…寝て……いたのか」

箒「!い、一夏は…」

一夏「はは、ここに居るぞー」ガチャガチャ

箒「な、なんだ…居たのか……そうか」

一夏「はは、どうしたんだ箒?安心したのか?」タンタン・・・

箒「なっ!?………ひ、否定はできない」

一夏「素直になったもんだなぁ~、お前も」ジャー・・・

箒「なっ……それはどういう意味だ一夏、この剣のように
   真っ直ぐした精神を持っている私がひねくれているとでも言うのか?」

一夏「何言ってんだか、ほら、昼飯にするぞ箒、準備してくれ」

箒「あ、ああ……何だか煮えきらんな」スクッ・・・


857 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 04:14:30.68 ID:HIb0nHeS0

一夏「今日の朝飯の残りと辛し高菜混ぜピラフだ、どうだ?」

箒「………少し嫉妬してしまうな」パクパク

一夏「は?何でだよ?」

箒「いや、お前は本当にこういうのが得意だからな……私への当てつけか?」

一夏「何でそうなるんだよ、箒の飯だって超上手いじゃんか?」

箒「むっ…そうか……ならいいんだが…」パクパク

一夏「でさぁ、箒、昼はどうする?」

箒「んむ……できれば私は…その……
   昨日お前が言ってたようにま、街にお前と一緒に出かけたいのだが…」

一夏「よし分かった、そんじゃ行こうか箒?」

箒「!あ、ああ!」


859 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 04:23:25.31 ID:HIb0nHeS0

~街への道~

一夏「さて、今日はどこから行こうか」

箒「……そ、そのだな一夏?」

一夏「ん?何だ箒?」

箒「……て、手汗が………大丈夫か?」

一夏「ああ、それくらい気にするなって」ギュッ・・・

箒「む…ま、まぁ…お前がそれでいいのならいいんだが…」

一夏「それにな箒、好きな人の手汗が自分の手のひらと密着してると思うと、結構いい気分だぞ」

箒「は、はぁ!?お前は何を言っているのだ!へ、変態か!?」

一夏「はは、確かに変態かもな」

箒「ふ、ふんっ…」ギュ・・・

一夏「それでも手を離さない箒も箒だな」

箒「う、うるさいっ!馬鹿一夏!」


860 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 04:34:11.96 ID:HIb0nHeS0

~服屋~

箒「ここか……お前がシャルロットたちと一緒に来ていたところは」

一夏「そうだけど………まさかやきもち?」

箒「むっ……ああ、そうだ」

一夏「……え?」

箒「前から知っていたんだ、お前がシャルロットとここに来ていたことを……
   私だってお前と一緒に買い物ぐらい行きたかったのに……」

一夏「箒……ご、ごめん…」

箒「もう別にいい、お前とここに一緒に来れたからな」

一夏「そ、そうか」

箒「うむ、ほら入るぞ」


862 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 04:38:01.91 ID:HIb0nHeS0

~店内~

一夏「で、何か買うものを決めてるのか?箒」

箒「い、いや……」

一夏「な!?決めてないのかよ!」

箒「わ、私はただここにお前と一緒に来たかっただけだったからな…」

一夏「はぁ……それじゃあ一緒に回るか?箒」

箒「あ、ああ」


863 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 04:44:03.71 ID:HIb0nHeS0

一夏「なぁ、箒、これ似合うんじゃないか?」カチャ・・・

箒「は、はぁ!?こんなひらひら着れるわけ…」


箒「ど、どうだ?///」

一夏「す、すまん鼻血でそうだ」


一夏「あっ、なぁ箒、このスカートもいいんじゃないか?」

箒「お、お前が言うなら…」


一夏「このブーツも似合うと思うぞ」

箒「お前が言うなら…」


一夏「この下着も…」ヒラヒラ

箒「お前が言うなら……ではない!ふ、ふざけるな一夏!」

―――――
―――


865 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 04:47:31.96 ID:HIb0nHeS0

~街路~

一夏「結構買ったな箒」

箒「うむ……けど大丈夫だったのか?お前も」

一夏「大丈夫だって、このくらいの出費をお前のためだと思えば」ナデナデ

箒「そ、そうか……ふふ///」

一夏(これから学食はつけものとごはんだけだな)


867 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 04:51:39.56 ID:HIb0nHeS0

一夏「さて、これからどうする箒?」

箒「私はもう……満足だぞ」

一夏「そっか、それじゃあ今日の夕飯の買い物して帰るか?」

箒「そうだな、帰るか」

一夏「ああ、ほら」スッ・・・

箒「う、うむ…」ギュッ・・・


868 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 04:55:44.82 ID:HIb0nHeS0

~自宅~

一夏「ふぅー…」

箒「すまん一夏、体に障ったか?」

一夏「ああ、大丈夫だって」

箒「そうか、よかった…」ホッ

一夏「ふぅ…さて箒、明日の午後にはモノレールに乗るぞ」

箒「………そうか」

一夏「………」


869 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 05:01:05.58 ID:HIb0nHeS0

~一夏の自室~

一夏「………」

一夏「さて、明日にはもう学園に戻るのか…」

一夏「………」

コンコンッ

一夏「………箒か?」

箒『う、うむ……入るぞ』

一夏「ああ」

箒『では、入るぞ』


871 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 05:06:56.82 ID:HIb0nHeS0

箒「………すまん、眠るところだったか一夏?」

一夏「いや……大丈夫だ」

箒「……そうか」

一夏「………なぁ箒」

箒「ん?何だ?」

一夏「明日には俺たちは学園に戻る………分かってるな箒」

箒「ああ……分かっている……少し名残惜しいものがあるな」

一夏「………」

箒「………」

一夏「よし、箒」

箒「ん?……何だ?」

一夏「今日も………一緒に寝るか?」


875 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 05:18:58.18 ID:HIb0nHeS0

~夜~

一夏「なぁ、箒」

箒「ん?何だ?」

一夏「お前は今どう思っている?」

箒「何がだ?」

一夏「この生活が……終わることを」

箒「……それは答えなければならないのか?」

一夏「ああ、できれば聞きたいな」

箒「そ、そうか……分かった…なら、す、素直に言うぞ」


箒「すごく………寂しいんだ」


878 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 05:29:39.20 ID:HIb0nHeS0

箒「お前と一緒に居たこの2日間で私は気付いた…」

箒「私にはお前が必要だ……お前が傍に居てくれないと私は……」

箒「一夏……」ギュッ・・・

一夏「箒…」

箒「………戻りたくない」

箒「お前と一緒にここで……ずっと……」

一夏「……箒」

箒「なぁ…一夏、ここで一緒に…」


879 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 05:35:14.48 ID:HIb0nHeS0

ギュッ…
一夏「………ダメだ」

箒「!……お前は戻りたいのか?」

一夏「当たり前だ、俺は皆に会いたいからな」

箒「………私では足りないのか」

箒「私ではお前が満足できないのか!?」

一夏「ち、違う!」

箒「なら何故だ!私と一緒にいればいいではないか!なのに何故…」

一夏「……違うんだよ箒」


881 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 05:41:02.39 ID:HIb0nHeS0

一夏「俺はお前と一緒に学園生活を送りたいんだ」

箒「そんなもの!いつも私と一緒にいれば……それに他の奴らだって邪魔をするのだぞ!お前はそれでも…」

一夏「ああ、俺はそれでも戻りたい、お前と一緒に」

箒「………」

一夏「ほら箒、もう寝るぞ」

箒「………い、いやだ」

箒「わ、私はもっとお前と一緒に触れ合いたいんだ………なぁ…一夏」ギュッ・・・


883 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 05:45:46.89 ID:HIb0nHeS0

一夏「触れ合いたいって……ほら、抱きしめながら寝てあげるから…」

箒「ち、違う!」

一夏「は、はぁ?」

箒「そ、そういうことではなくてだな……そ、その…」

一夏「………ま、まさか」

箒「きょ、今日はお前を………その…」




千冬「か……感じたいんだ…///」


884 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 05:47:53.84 ID:HIb0nHeS0

箒「へ?」

一夏「なっ…」

千冬「とでも言いたかったのか?篠ノ之?」

箒「ななな、なぜ千冬さんが!?」

千冬「何故と言われてもな………ほらコレだ」

一夏「ん……これって…」

箒「ま、まさか…」


外泊届け

千冬「ぬかったな、貴様ら」

箒「」

一夏「は……ははは……」


886 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 05:52:48.18 ID:HIb0nHeS0

千冬「目先のことばかりで頭がいっぱいだから、必要最低限のことを見落とすんだ」

一夏「はは……確かに忘れていたな」

箒「くっ……見逃してくれればいいのに……」ボソッ

千冬「ほぉ?貴様は人様の所有物を誘惑してその態度か?おぉ?」ググググ・・・

箒「いぎゃああああああああ」

一夏「ちょっ!や、やめて千冬姉ぇ!」


千冬「はぁ、今日はもう見逃してやる……次は無いと思えよお前達」

一夏「は、はい…」

箒「」ガクガクブルブル


888 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 06:10:12.68 ID:HIb0nHeS0

千冬「さて、私はまだ仕事が残っているから先に学園に戻っているぞ」

一夏「う、うん……」

箒「は、はい」

千冬「……篠ノ之、お前に一言言いたいことがある」

箒「は、はい……何ですか?」


千冬「私の弟を……頼んだぞ」

箒「!……はい!」

千冬「ふんっ……それではな、お前たち」

一夏「おやすみ、千冬姉」

箒「おやすみなさい、千冬さん」

千冬「ああ、おやすみ」


890 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 06:18:09.63 ID:HIb0nHeS0

箒「なぁ、一夏」

一夏「ん、何だ?」

箒「お前は本当に戻りたいのか?……学園に」

一夏「……ああ、お前と一緒にな……箒」

箒「……そうか……分かった、だがな一夏」

チュッ・・・

箒「どこにいても、お前の隣にいるのは……私…だからな」

一夏「ああ……分かってる」


894 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 06:23:23.84 ID:HIb0nHeS0

~翌日~

一夏「さて、帰るぞ、箒」

箒「あ、ああ……あまり気分は乗らないが……」

一夏「はは、仕方ないだろ、ほら一緒に行くぞ、箒」

箒「ああ……一夏」


私たちは、もう二度と離れない

ずっと、一緒だ


終わり


933 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 10:33:24.54 ID:7YpM5l700

箒ちゃんマジ天使
一夏と幸せに暮らせ



899 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 06:36:03.16 ID:4+sb9fBr0
       ハヽ/::::ヽ.ヘ===ァ
       {::{/≧===≦V:/
       >:´:::::::::::::::::::::::::`ヽ、
    γ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
  _//::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ      乙!
. | ll ! :::::::l::::::/|ハ::::::::∧::::i :::::::i     
  、ヾ|:::::::::|:::/`ト-:::::/ _,X:j:::/:::l
   ヾ:::::::::|≧z !V z≦ /::::/
    ∧::::ト “        “ ノ:::/!
    /::::(\   ー'   / ̄)  |
      | ``ー――‐''|  ヽ、.|
      ゝ ノ     ヽ  ノ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



一夏「箒と思いっきりイチャラブしてみる」 (短編集)



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あれ……?箒ちゃんかわいい、なにこれかわいい
[ 2011/09/13 01:25 ] [ 編集 ]
箒不人気とか言われてるけどデレたら間違いなく一番可愛くなるのも箒だと思う
[ 2011/09/21 03:13 ] [ 編集 ]
でもこれ一歩間違えるとヤンデレルート確定だな。
[ 2011/10/30 16:11 ] [ 編集 ]
ラウラ派から箒派に変わった
もうモッピーなんて言わない
[ 2011/11/27 14:57 ] [ 編集 ]
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