1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 10:04:47.02 ID:eQBhZeCo0
綾乃「千歳 相談なんだけど…いい?」
千歳「どうしたんー?」
綾乃「昨日の帰りね ち、痴漢されたんだけど…」
千歳「痴漢! それで…?」
綾乃「いえ…その、怖くて何もできなかったんだけど 最悪でも通報はしようって姿を見たら」
千歳「うん?」
綾乃「ふ、船見さんだったの… 間違いなく…」
千歳「えっ」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 10:10:28.19 ID:eQBhZeCo0
綾乃「そ、その…急なことだったけど 見間違えてるってことはないと思う」
千歳「それホンマやったらなんで綾乃ちゃんを?」ダラダラ
綾乃「ちょっと…真剣な話してるときに鼻血はやめなさいよ」
千歳「真剣に聞いとるよ! 自然現象なんやて…」
綾乃「うぅ…私どうしたらいいのかしら 言おうにも違ったら…」
千歳「しゃあないね うちがそれとなく聞いてみる」
綾乃「ありがとう お願いね…」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 10:12:16.78 ID:/78YkvbEO
結綾だと 6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 10:15:41.71 ID:eQBhZeCo0
千歳「船見さーん」
結衣「千歳 なにか用?」
千歳「ちょっと昨日の夕方6時くらいに何をしとったか聞きたいんやけど…」
結衣「6時…うーん…」
京子「そういえば昨日結衣6時前に買い物に行ったね」
結衣「ああそういえば…」
千歳「どこに?」
結衣「うちの最寄りのところ それがどうかしたの?」
千歳「えっとな… 公園前通ってへんかなって」
結衣「あぁ通ったよ」
千歳「そんとき、なにか見なかった?」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 10:20:13.81 ID:eQBhZeCo0
結衣「んー あぁ帰りだったらしくて綾乃を見たけど あとは古谷さんと大室さん」
千歳「そんとき綾乃ちゃんになにかせーへんかった?」
結衣「ていうかさっきからなに? なにかあった?」
千歳「ええから答えて 何かせーへんかった?」
結衣「……った」ボソッ
千歳「えっ」
結衣「胸…触った」ボソッ
京子「え…結衣…? どういうこと…?」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 10:24:24.06 ID:eQBhZeCo0
結衣「いやその…なんかこう…こみ上げるものが」
京子「なんで綾乃なの!」
結衣「綾乃…か、可愛いから…」
千歳「ぶはっ(鼻血)」
千歳(あかん…これはとんだボーナスゲーム2コンボやで…)
京子「み、見損なったよ結衣! うわーん」タッタッ
結衣「あ…おい 京子…って立ち去るの遅っ…」
千歳「わかった… ちょっと船見さん、来てもらってええ?」
結衣「うん いいけど」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 10:24:29.07 ID:AIhjh0Rm0
ドキドキ縄文土器よ! 11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 10:31:44.53 ID:WdeVODxzO
貴方の行為、それは善です 12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 10:33:38.83 ID:eQBhZeCo0
千歳「綾乃ちゃーん」
綾乃「あ、千歳…なにか分か って船見さん…!///」
結衣「綾乃…あの…ご、ごめんね 千歳から聞いた 昨日…気づいてたよね…」
綾乃「う、ううん 船見さんだって確定したならそれでいいんだけど…」
結衣「ホントにごめん どうかしてたみたいだよ…」
綾乃「いいの でも、ボディタッチなら私以外にごらく部の子たちとか…」
結衣「ちなつちゃんは興味ないし京子とかあかりは友達的な感じなんだけど 綾乃は興奮するんだ」
綾乃「!?」
千歳「これも、ええなぁ…」ボタボタ
綾乃「ちょ、ちょっと船見さん… 正気よね…?」
結衣「正気だよ… 綾乃かわいい」ソローリ
綾乃「なななな///」
綾乃「ち、千歳!船見さんが!」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 10:36:05.06 ID:/78YkvbEO
ちなつちゃんwww 15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 10:41:31.60 ID:eQBhZeCo0
千歳「おほぉっ!(鼻血)」ブパァ
綾乃「千歳はもうダメか… じ、自力でなんとか…」
結衣「綾乃…あやの…」ジリジリ
綾乃「…船見さんっ!」パシン
結衣「あ…」ピタッ
綾乃「ごめんなさい… ねぇ船見さん 一体…どうしたの?」
結衣「ご、ごめん…悪いのは私だよ なんだか……2週間前くらいから変なんだ」
綾乃「変っていうと…?」
結衣「シャッフルデートで綾乃と公園で話した時からかな」
綾乃「う、うん… あのときって…特別なにもしてないわよね…」
結衣「そのはずなんだけど…」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 10:49:00.68 ID:eQBhZeCo0
綾乃「ま、まぁいいわ…今日は帰って?
時間が解決してくれるかもしれないし 私は気にしないから」
結衣「ありがとう… あ、千歳にもよろしく言っといて …またね ふふ」
綾乃「えぇ…」
綾乃(本当にどうしたのかしら…私が要因に入ってるならやっぱり心配ね)
綾乃「千歳、いつまで妄想してるのよ」
千歳「はっ!」
綾乃「今日は切り上げて帰るわよ 気が散って出来そうにないわ」
千歳「あ、了解やー」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 11:03:06.43 ID:eQBhZeCo0
千歳「んじゃ、ここまでやね また明日ー」
綾乃「ええ、またね」
綾乃「はぁ…(なんか船見さんのあの顔が頭から消えないわ…)」
スッ…
綾乃「んっ…?(う、うそ…また痴漢…?)」
サワサワ…
綾乃「うぅ…や、やめて ください…」
??「…はぁ…はぁ」
綾乃「え…?」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 11:09:27.46 ID:eQBhZeCo0
結衣「ごめん綾乃…止まらない 止められないんだよ…ふふ、ふふ…」サワサワ
綾乃「ふ、船見さん…んっ!///」
結衣「可愛い…綾乃、可愛い…」
綾乃「はなしてっ…はなして!」バッ
結衣「あ…」
綾乃「その… 船見さん…?」
結衣「ま、また… またやってた…?」
綾乃「ええ…」
結衣「なんでなんだ…ここまで来た記憶もない…」
綾乃「記憶もないって どういう…?」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 11:16:34.15 ID:eQBhZeCo0
結衣「さっきまで…部室にいたんだよ私 それでいつの間にか…?」
綾乃「え、えっと… その…」
結衣「本当にごめん! 家まで何もしないから、送らせて…?」
綾乃「うん…」
綾乃(原因を突き止めないと…本当に危ないわね 私が)
結衣「………はぁ…」スタスタ
綾乃「船見さん?」
結衣「え、なに?」
綾乃「その…ただ無言でつかつかと歩くのも…あれじゃない?」
結衣「ま、まぁそうだね 何か話そうか」
綾乃(気まずい…)
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 11:20:19.73 ID:eQBhZeCo0
結衣「じゃあ… 綾乃の可愛さについて意見を」
綾乃「ええ… って私!?」
結衣「綾乃の可愛さについて…はぁ、はぁ…」
綾乃「ちょ、ちょっと…?」
結衣「あやのぉ…」
綾乃「船見さん!」パシン
結衣「ご、ごめん ありがとう」
綾乃「あの…帰った方がいいと思うわ 私と一緒にいると悪化してる気がする」
結衣「綾乃… そう、だね… ごめん…またね…」トボトボ
綾乃「あ…」
綾乃(ちょっと可哀そうだったかな)
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 11:26:36.29 ID:eQBhZeCo0
~後日~
綾乃「としのーきょーこぉ!」
京子「綾乃ー なに?」
綾乃「ちょっと話があるの 来なさい」
京子「わっ 引っ張るなよぉ」
千歳「だ、大胆やねー(鼻血)」
綾乃「船見さんが…なんかおかしいのよ」
京子「え、結衣って正真正銘の常識人だと思うけど」
綾乃「それは同意見だけど… 最近、私を見たりするとその…こ、興奮するみたいなの///」
京子「えぇーまっさかぁ >∀<」
綾乃「真面目な話よ…私がギャグとか考えるの得意じゃないの知ってるでしょ」
京子「よくダジャレ言ってない…?」
綾乃「まぁね… ってそうじゃないわ 話を逸らさないで!」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 11:30:13.51 ID:eQBhZeCo0
綾乃「私と一緒にいると急に呼吸が荒くなって…か、身体を触ってくるの…///」
京子「…あれ…?」
綾乃「な、なに?」
京子「なんか小さい頃にそんなことがあったような…?」
綾乃「え、あなたにも…?」
京子「うん なんかいつの間にか終わったけど やったらとベタベタ触ってきたような」
綾乃「そうなの… なにかの病気?」
京子「わかんない 私もそのときは嫌じゃなかったから気にしなかったし」
綾乃「そ、そう…」
綾乃(歳納京子にもやっていた…? な、なんなのかしら…?)
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 11:35:19.96 ID:eQBhZeCo0
結衣「…はぁ どうしたんだろう私…」
綾乃「船見さん…」
結衣「綾乃… は、離れて また変になるから…」
綾乃「いいの それより聞いて」
結衣「…?」
綾乃「あなた、小さい頃には歳納京子に昨日みたいなことをしていたそうよ」
結衣「うそ…そんな記憶…ないよ」
綾乃「やっぱり…」
結衣「うっ…でもそれが本当なら なんなんだよ… どうしたんだよ私は…」
綾乃「落ち着いて… 歳納京子によれば「いつの間にか終わる」らしいから」
結衣「そ、そうなの…?」
綾乃「時間が解決してくれるなら 私は余計なことは言わないししないわ」
結衣「綾乃…」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 11:41:13.14 ID:eQBhZeCo0
綾乃「それに、変になっちゃったら…私がビンタしてあげるから」ニコッ
結衣「綾乃…///」
綾乃「あ… …っ!」パシン
結衣「おふっ! まって…今は正気!正気だよ!」
綾乃「え…あ! ご、ごめんなさい!!」
結衣「いや…いいんだ… 綾乃にぶたれるの嫌じゃない…はぁ…はぁ」
綾乃「え」
結衣「…綾乃…」
綾乃「っ…」パシン
結衣「はっ!」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 11:42:19.48 ID:b7t6UbxQ0
なるほどなるほど 39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 11:43:08.21 ID:gt5j+yY70
素晴らしい 40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 11:44:13.73 ID:GU+Pr6Ng0
ワロタ 43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 11:56:48.22 ID:eQBhZeCo0
千歳(綾乃ちゃんが船見さんをぶちまくってる…なんやろ…修羅場?)
京子「どうやら結衣は目覚めてしまったようだね…私にはもう手の施しようがない」
千歳「と、歳納さん?」
京子「いいんだ 結衣があれでいいなら…」
千歳(なんか別キャラになっとるよ…)
綾乃「千歳、ちょっと」
千歳「なにー?」
綾乃「船見さん、あのままじゃ危険だけど 何かするのは私にだけみたいだから」
千歳「う、うん…?」
綾乃「私が治るまで面倒みるわ」
千歳「そ、そか… そやね それがええと思うよ」
京子「へへ…結衣は任せたぜ…」
綾乃「あんたはさっきから何言ってるのよ」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 11:57:21.57 ID:a5XWQr/n0
い…いいよ…はぁ…はぁ… 47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 12:16:10.33 ID:eQBhZeCo0
綾乃「ふ、船見さん? 良かったら途中まで一緒に帰る?」
結衣「え…でも 危ないよ」
綾乃「昨日だって普通に帰ったのに結局来たじゃない
どうせ来るなら不意打ちされないほうがいいから」
結衣「そ、そっか… ごめんね 千歳と帰りたいだろうに…」
綾乃「いいのよ それより頑張って早く治して」
結衣「うん、そうだね…」
綾乃「あの… あんまり落ち込まないで 私がすぐにぶって治してあげるから」
結衣「大丈夫…落ち込んでないよ」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 12:20:17.96 ID:eQBhZeCo0
結衣「はぁ…はぁ…っ…」
綾乃「船見さん…?」
結衣「ん…な、なに…」
綾乃「大丈夫? つらそうよ…」
結衣「まだ、大丈夫だよ… はぁ…っ… 綾乃…」
綾乃「…なんで、そうなっちゃうのか自分でわからない?」
結衣「分からない… 」
綾乃「ちいさい頃にもあったってことは、なにか共通する要因があるんでしょうね」
結衣「…… そういえば…」
綾乃「なにかあった?」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 12:23:55.80 ID:eQBhZeCo0
結衣「私が、京子を意識し始めたのが小さい頃だったかもしれない 守ってあげたいって」
綾乃「でも…私のことは特に意識もしてないでしょう?」
結衣「そのはずなんだ… そのはずなんだけど…はぁ、はぁ…」ソローリ
綾乃「…」パシン
結衣「うっ…」
綾乃「あ…強すぎた…?」
結衣「同じところばっかりだからさすがに蓄積で痛くなってきた…かも…はは」
綾乃「ご、ごめんなさい…」スリスリ
結衣「はぁ…はぁ… や、優しい… 綾乃優しいよ…可愛い」
綾乃「し、しまっ…」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 12:29:15.62 ID:eQBhZeCo0
サワサワ
綾乃「油断したっ…んぁっ、やめて///」
結衣「綾乃…可愛い声だして なんだかんだでいいんでしょ」
綾乃「船見さんっ!も、戻ってよ…」
結衣「抵抗しなくていいの…? ふふ」ギュッ
綾乃「ぁっ…(な、なんなの…強すぎて振りほどけない…!)」
結衣「嬉しいならそう言えば良かったのにぃ…」サワサワ
綾乃「…ぅ…ふ…」
綾乃(こ、このままじゃ…)
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 12:35:18.01 ID:eQBhZeCo0
綾乃「あぁっ……!!」ビクッ
結衣「あ……あれ… 私なにを…?」
綾乃「船見…さ…ん」グッタリ
結衣「あ、綾乃!ごめん! 大丈夫…じゃないよね…」
綾乃「いいから…気にしなくて、いいから 家まで送って…」
結衣「わかった…」
綾乃(私…今…どうしたの…?)
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 12:40:58.53 ID:eQBhZeCo0
結衣「ついたよ…」
綾乃「ありがとう… それじゃあ…また、ね」
結衣「綾乃!」ギュッ
綾乃「きゃっ…」
結衣「分かったよ 私きっと、綾乃に惚れてるんだ」
綾乃「え… え…?」
結衣「だからきっとこんなこと… 本当にごめん 迷惑だよね」
綾乃「う、ううん… 好意を持ってくれるのは…うれしいわ…」
綾乃「…でも…」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 12:52:02.44 ID:eQBhZeCo0
綾乃「あなたには…歳納京子がいるじゃない」
結衣「え…で、でも京子のことは綾乃も…」
綾乃「…私たちって、いつの間にか三角関係になっていたのよね」
結衣「あ…そうだね」
綾乃「幼馴染を裏切っちゃダメよ あなたは歳納京子といるべきなの じゃあね」
結衣「あ、綾乃!」
バタン
結衣「綾乃…」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 12:53:21.18 ID:eQBhZeCo0
綾乃「これでいいのよ…」
綾乃(告白された…のよね…)
綾乃「これでっ…いいの」
~END~
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 12:54:33.97 ID:dcnBdOqa0
は? 72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/18(日) 13:10:26.01 ID:WdeVODxzO
お疲れ様でしたがもう少し続けてもいいんだよ?
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