1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 19:55:51.87 ID:7dQvTIGO0
~X’mas 零時~
束「イヴの夜に寂しい夜を過ごしてるあ・な・た☆
こんばんわー! 頼れる姉の束さんでーす!」
箒「…何やってんですか姉さん」
束「あっれー? 箒ちゃんつーめーたーいー。
久方ぶりの再会なのにちょっと酷いんじゃないのー?」
箒「絶賛逃亡中のA級戦犯が何を言ってんですか」
束「まぁいいけどねー。というわけで、メリークリスマース!
どんなお願い事もビビッと叶えちゃうラブリーサンタの束さんでーす★」
箒「ああもう…この人は……」
ガチャ
鷹月「ちょっと箒! 今すごい音したけどだいじょ――」
束「てい」ポチ
ビビビッ
鷹月「」コテッ
箒「し、静寐えええええええええええええええええええ!?」
束「サンタさんはね…大人になってから見ると死んじゃうんだよ…?」
箒「あんたさっきから言ってることとやってることが無茶苦茶だぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 20:02:25.70 ID:7dQvTIGO0
束「大丈夫大丈夫ー。ちょっと眠ってもらってるだけだから。来年くらいには起きるって」
箒「姉さんの匙加減は全然信用できません!」
束「さてさて。邪魔者もいなくなったところで…」
束「箒ちゃーん! メリークリスマース! プレゼントは、このたb――」ハダカリボンデ ピョーン
箒「後生ですから帰ってください!」
束「えぇー。つまんないー。どんなプレゼントもOKなんだよ?
箒ちゃんのためなら束さん、あんなこんなことだってしてあげれるのにー」
箒「お願いですから帰ってください! それが一番のプレゼントですから!」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 20:10:34.91 ID:7dQvTIGO0
束「うーん。束さん的は箒ちゃんが一番ほしいもの、あげれるんだけどなぁー」
箒「要りませんから! これ以上居座るようなら、問答無用で叩き斬――」
束「プレゼントが『いっくん』って言ってもー?」ニマッ
箒「なっ…な、何を言って……」
束「束さん知ってるんだよー。箒ちゃん、
クリスマスいっくんと過ごそうとしたけど、他の人に盗られちゃったってことー」
箒「ぐっ…」
束「可哀想にねー。クリスマスは誰がいっくんと過ごすか、クジ引きで決めたんだっけ?
神社の娘なのに箒ちゃんってクジ運ないよねー」
箒「何でそんなことまで知ってんですか…?」
束「そりゃ愛する箒ちゃんのことだもの! 束さんに不可能はないのだー!」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 20:17:19.93 ID:7dQvTIGO0
箒「もの凄く不安な気配がするのですが…」
束「細かいことはおいといてー。それでそれで
クリスマス当日は実家に帰って寂しく過ごす箒ちゃんを、束さん的には見過ごせないよー」
箒(ぐっ…そうだ……一夏は明日、セシリアと……)
束「そこでそこで束さんは、愛する妹のためにクリスマスプレゼントを用意したのだー!」ドサッ
箒「…何ですかこの無駄にデカイ箱は?」
束「大方予想はついてるんじゃないのー?」
箒「いや、まさかそんな…」
束「そーれポチッとな」ポチッ
プシュー
一夏「」ハダカリボンデ チーン
箒「い、一夏ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 20:24:27.03 ID:7dQvTIGO0
箒「何やってんですか! これって拉致じゃないですか!」
束「どうかなー? 最高のプレゼントでしょー? あ、お礼なら惜しまなくして欲しいな☆」
箒「余計なお世話ですから! そ、それに…一夏には先客が――」
束「あーそれなら心配ないよー」
箒「え?」
束「いっくんの部屋にはちゃんと替えのいっくん置いておいたから♪」
箒「替えの一夏!?」
束「そうなのだ! 束さんお手製のダッチワイフ型――」
箒「あんたなんて物を作ってんだ!」
束「あ、そうだね。これじゃ誤訳だね。ダッチハズバンドかな?」
箒「突っ込みどころはそこじゃないです!」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 20:33:01.99 ID:7dQvTIGO0
束「何てたってメインドイン束さんのオーダーメイドだからねー。
見た目は勿論のこと、鈍感さんな性格も矯正されてるパーフェクトいっくんなのだ!」
束「束さん自慢の一品を手放しちゃったのは惜しかったけど、
これも箒ちゃんといっくんのためだから…」
箒「大きなお世話ですってば!」
束「さてさて。ちょっと長居しすぎちゃったかな? 束さんはそろそろ行くねー」
箒「あ、ちょっと!」
束「それいけ愛馬! ハイヨー、シルバー!」
箒「…行ってしまった。相変わらずだな…」
箒「…こんなのは流石に駄目だろう…。クジとはいえ、ちゃんと取り決めをしたのだから…」
箒「取り合えず一夏を起こして返しておこう…それで……」
一夏「」チーン
箒「……」
箒「ちょ、ちょっとだけなら」チュッ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 20:36:55.89 ID:7dQvTIGO0
こうして一夏はクリスマス当日はセシリアとイチャつきました。
一方箒は…
一夏『箒…今日のこの日をお前と過ごせて…最高に幸せだよ……』
箒「わ、私もだ一夏…。私も、お前とこんな日を迎えられて、嬉しく思う!」
一夏『ありがとう、箒…大好きだ』ダキッ
箒「一夏…私も……」ギュッ
箒(こ、これは中々…流石姉さん…。無駄なところで作りこんでいる……)
箒(………)
箒(まぁ虚しいことには変わりないんだが…)
~おわり~
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 20:38:14.33 ID:Z0JSkBQO0
ハヽ/::::ヽ.ヘ===ァ
{::{/≧===≦V:/
>:´:::::::::::::::::::::::::`ヽ、
γ::::ノ(:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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. | ll ! :::::::l::::::/|ハ::::::::∧::::i :::::::i うるさい!さっさと続けろ!
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/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |そ ドンッ!!
`ー、_ノ ∑ l、E ノ <
レY^V^ヽl 19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 20:49:20.45 ID:Qdsx+nIV0
箒って作者が真面目に書けば人気出る要素あるのにな
脇に追いやられてしまった 20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 20:52:05.97 ID:PEjx2u1T0
しかし一夏が特別視してるのは箒さんというね
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