20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:27:01.11 ID:oEOYy1Hb0
一夏「あ…あ…あぁ……」
鈴「なんか変な味のチョコね。外国製?」
一夏「あ、あぁ(束さん製なんて言えない)」
鈴「でもクセになるわね。もう一つ……」
一夏「ダメ!絶対ダメ!」
鈴「何よ!ケチ!ケチケチケチケチ!」
一夏「ほら帰った帰った」
鈴「むーっ」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:33:18.48 ID:oEOYy1Hb0
一夏 「(いや待て。今鈴を外に出したら……)」
鈴「モグモグ」
一夏「(嫌な予感しかしねーーっ!!)」
鈴「モグモグ……ハァハァ」
一夏「(でも鈴を部屋に置いとく訳にも……)」
鈴「モグ…ハァハァ…モグ…ハァハァ」
一夏「って……全部食ってんじゃん!?」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:41:52.28 ID:oEOYy1Hb0
鈴「ケチってんじゃ……ないわよ……」
一夏「ちょっおまっ……顔赤いぞ!」
鈴「暑い」ハァハァ
一夏「えっ?」
鈴「暑い」ハァハァ
一夏「うん?」
鈴「脱ぐ」ヌギヌギ
一夏「待て待て落ち着けマジで落ち着いてください」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:50:52.06 ID:oEOYy1Hb0
鈴「なによ……暑いのよ……脱ぎたい……」ハァハァ
一夏「ダメ」
鈴「うっ……アタシの裸…見たく……無いわけ?」ハァハァウルウルヌギヌギ
一夏「 」
一夏「(汗で濡れた前髪に白いうなじに吸い付く後ろ髪。そのことから本当に暑いことが伺える。
いや熱いんだ。濡れてるのは髪だけじゃない。あの涙で潤んだ瞳。
熱い呼吸が荒くなるに連れて湿って潤う唇。濡れるアンダーヘア。) 」
一夏「ありかも知れない」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:57:16.05 ID:8zP+Qph30
鈴ちゃん! 35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:57:20.24 ID:oEOYy1Hb0
一夏「イヤイヤダメだ。鈴は友達。友達エロダメ絶対」
鈴「ハァハァ……いちかぁ」ダキッ
一夏「ちょっいつの間に後ろに!?てか抱き着くな!」
鈴「上も下も……」
一夏「えっ?」
鈴「脱いじゃった」
一夏「 」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:02:22.69 ID:oEOYy1Hb0
鈴「まだぁ…身体が熱いからぁ…いちかにぃ……」
一夏「み、耳元で喋るな!」
鈴「……冷まして貰いたいなぁ」
一夏「 」
鈴「」ペロ
一夏「 」ゾクゾク
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:03:58.08 ID:1/GoBwMM0
わぁい 46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:10:17.04 ID:oEOYy1Hb0
一夏「(鈴の熱い舌が俺の首に……唾液の感触がまだある。さっきからだが、
鈴が話す度に熱い呼吸が耳を擽り時々当たる唇がなんと言い難いもどかしさというか。
てか身体全体が火照ってるせいか背中が暑い。胸の感触も地味にある。てか鈴の奴、
身体擦り付けてね?動物がマーキングするみたいに。マーキング。マーキング)」
一夏「アリかも知れない」
鈴「いちかぁ…… ハァハァ……無視しないでぇぇ……ちゅーするぞぉ……ハァハァ」
一夏「」
一夏「いやいやいやいやいやいや」
一夏「鈴は友達。越えちゃいけない線守る」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:19:07.76 ID:oEOYy1Hb0
鈴「いちかぁ…こっち向いてよぉ…」ハァハァ
一夏「振り向いたら俺。築いてきた色々を失う気がするんだ」
鈴「いちかぁ……ちゅー」
一夏「色気に負ける俺じゃない」
鈴「……うっ…いちか……うっ……」
一夏「コレは罠。絶対罠」
鈴「うっ…うぇぇぇぇぇん……いちかがぁぁぁ……」
一夏「マジ泣き!?」クルリ
一夏「oh…」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:34:55.82 ID:oEOYy1Hb0
一夏「僕の目の前にあったのは肌色の草原に二本の黒い川。
二つの黒い川は途中緩やか丘を通るのであった。川は下に下ると……」
一夏「oh……黒い三角州……」
※三角州(さんかくす、元の用字は三角洲)とは、河口付近で見られる地形で、枝分かれした2本以上の河川(分流)と海で囲まれた三角形に近い形をしている。ギリシア文字のデルタ(Δ)に似ていることから、デルタ、デルタ地帯とも呼ばれる。
一夏「って裸!?下着は!?てかマジで泣いてる!?」
鈴「ひっぐ……いちかがぁぁ……無視するぅ…うっ…うぇぇぇぇぇん……」
一夏「分かった分かったから!とりあえず何か着るんだ!」
鈴「うっ…うん…グスッ…」ハキハキ
鈴「グスッ…着た…うっ…」
一夏「うしっ……ってなんでニーソだけなんだよ!?
ニーソは着るんじゃねぇ履くんだよ!?狙ってんのか!?あん!?」
鈴「いちかが怒ったぁぁぁうわぁぁぁぁん」
一夏「 」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:43:55.80 ID:oEOYy1Hb0
一夏「冷静になろう」
一夏「鈴は友達。裸オッケー。エロダメ」
一夏「うしっ……まずは……」
鈴「キライにならないでぇぇぇ……」
一夏「ならないならないからさ。ほら……まず泣き止もう」ナデナデ
鈴「…うっ…キライに……ひっく…ならない…グスッ…?」
一夏「これくらいで嫌いなんてなれないよ」
鈴「……じゃあ……スキ?」
一夏「あぁ好きだ大好きだ」
一夏「……ん?」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:53:07.48 ID:oEOYy1Hb0
鈴「アタシも大好き……」
一夏「お、おう」
鈴「アタシも……大大大大大好き!!」ダキッ
一夏「(俺の顔に丘が…俺の脚に太腿が……俺の太腿に植林三角地帯が……ああ…ああああ……)」
鈴「一夏とずっとこうしてたい」
一夏「ウン」
鈴「一夏に甘えたい」
一夏「ドントコイ」
鈴「今日アタシ寂しかった」
一夏「ソウカイ」
鈴「今日は離れない」
一夏「ウン」
鈴「一緒に寝る」
一夏「ウン……うん?」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 05:01:02.50 ID:oEOYy1Hb0
鈴「……イヤなの?」ジワッ
一夏「トンデモナイダカラナカナイデ」
鈴「じゃあベッドまで抱っこ」
一夏「マカセロ」ダキッ
鈴「いちか……ふふっ」
鈴「じゃあこのまま横になろ。アタシ離れないから」
一夏「オウ」
一夏「(俺……何してるんだろ)」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 05:06:33.88 ID:oEOYy1Hb0
鈴「じゃあ最後に……おやすみのちゅーー」
一夏「えっ?」
鈴「ちゅー」
一夏「ん?」
鈴「……」ギュッ
一夏「うん?……ってんっ!?」
鈴「んっ……チュッ……ピチャ……んっ」ギュウ
一夏「んーっ!?んっ!んっ!」ジタバタ
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 05:16:04.88 ID:oEOYy1Hb0
鈴「んっ…あっ….…ピチャ…んっ………」ギュゥゥゥ
一夏「んーー!?んーっ!んっ!」
一夏「……ん?」
一夏「寝てる?」
鈴「すぅ……すぅ……」
一夏「マジかよ」チラッ
Jr「まだその時ではない」ムクムク
一夏「マジかよ……」
一夏「(こうして俺は大人なキスを幼馴染に奪われたのだ)」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 05:28:05.93 ID:oEOYy1Hb0
後日談
朝起きると鈴はいなかった。
着ていた服が部屋に無いと見るにアイツは着替えて出て行ったとみる。
朝食時に鈴と遭遇するが
「アアアアアタシね!ききき、昨日のこと!!おおおぼえてないんだよね!!」
っと良い感じに忘れていたので安心。
ただ少しだけ俺が鈴を見る目は変わったかも知れない。
色んな意味で。
一夏「ふーっ……今日の訓練はキツかったぁ……ん?…これは……」
束『昨日あげたチョコ!アレ違うんだヨ!媚薬じゃなくて単にお酒が強いチョコだったんだヨ!
ってことで今度こそ媚薬入りチョコを持ってきたんで箒ちゃんと食べてね?』
一夏「はぁ…つまり鈴に酒を飲ますと……」
ラウラ「嫁よ。モグモグ旨そうなモグモグお菓子を持ってるモグモグじゃないかモグモグもらったぞ」
一夏「 」
おわり
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 05:36:49.57 ID:acfCAFrb0
乙 74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 05:37:09.94 ID:DXIMmR6DO
素晴らしい
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