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クラリッサ「貴方が織斑一夏ですか」一夏「…どちら様ですか?」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 15:30:01.44 ID:mQob/ldb0

~正月三箇日:織斑邸玄関~

クラリッサ「これは失礼いたしました。お初にお目にかかります。
    わたくし、ラウラ・ボーデヴィッヒ隊長率いる
    黒兎部隊『シュヴァルツェ・ハーゼ』副隊長、クラリッサ・ハルフォーフと申します」

クラリッサ「以後お見知りおきを」

一夏「あー。ラウラのとこの軍人さんですか」

クラリッサ「明けましておめでとうございます」ペコリ

一夏「あ、はい。明けましておめでとうございます」ペコッ

クラリッサ「本日は隊長が予てからお世話になっていますので、
    僭越ながら正月参りに伺いました」

一夏「あ、これはどうもご丁寧に」

クラリッサ「……」

一夏「……」

クラリッサ「あがっても?」

一夏「え」




 
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 15:35:46.55 ID:mQob/ldb0

~廊下~

一夏「な、何も用意していませんが」

クラリッサ「お構いなく」

一夏「はい…」

一夏(ラウラの部隊の副隊長か…何だか厳しそうな感じだな…)

一夏(…一応ラウラの部下に当たるわけだし、
    ラウラとの初対面のときみたいにはならないと思うけど…)

クラリッサ「織斑教官はいらっしゃらないようですね」

一夏「あー。千冬姉は束さんの所に行ったきりですね」

クラリッサ「篠ノ乃博士のところにですか。それは仕方ないですね。ということはお一人ですか?」

一夏「そうですね。留守番です」

クラリッサ「ふむ」

一夏「……」

クラリッサ「……」

一夏(あれ? なんか気まずい?)


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 15:38:50.07 ID:mQob/ldb0

~居間~

一夏「じゃあその辺でくつろいでて下さい」

クラリッサ「ほう。これが日本のKOTATSUというものですか。初めて見ました」

一夏「あ、すいません。確かに客人が来たときはみっともないかもしれませんね。片付けます」

クラリッサ「いえ。そのままで結構」

ササッ

クラリッサ「ほほう…これはなかなか…」

一夏「…まぁ気にならないなら別にいいか」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 15:41:28.67 ID:mQob/ldb0

クラリッサ「足を伸ばしても?」

一夏「どうぞどうぞ」

クラリッサ「では失礼して」

ゴソゴソ

クラリッサ「ふぁぁ~~~…」

一夏(お、おやじくせぇ…)

一夏「…お茶淹れてきますね」

クラリッサ「お気遣いなく。あぁ…これはたまりません…。ぬくい……」モゾモゾ

一夏(…よく分からない人だな)


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 15:44:24.40 ID:mQob/ldb0

一夏「お茶どうぞ」コト

クラリッサ「粗茶ですが」

一夏「えぇー…」

クラリッサ「? 何か問題でも?」

一夏「いや、そういうのって普通出した方が言うもんなんですけど…」

クラリッサ「なんと。大変失礼いたしました」

ズズッ

クラリッサ「結構なお手前で」

一夏「あはは…」

クラリッサ「まぁ知ってましたけどね」

一夏「えぇー…」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 15:47:54.60 ID:mQob/ldb0

クラリッサ「つまらない物ですが」サッ

一夏「え? 何ですかこれ?」

クラリッサ「日本の慣習はよく分かりませんが、手ぶらで来るのもなんなので」

一夏「は、はぁ…ありがとうございます…って、結構重いですね。何ですかコレ」

クラリッサ「開けてみて下さい」

一夏「?」

ゴソゴソ
パカッ

      __r、___   __     ,、
      7iiiiiiii二二ニニニ~]|ニニニニl二l
     < l ̄ ̄ヲ三二゚,='
      ))三 7(_て_ソ
      /::三//~  ̄
     l|:::三((


一夏「」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 15:50:18.16 ID:BQ4OMYdT0

>>13
どうやって持ち込んだwww



15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 15:51:05.52 ID:mQob/ldb0

クラリッサ「いかがでしょうか?」

一夏「ちょちょちょちょ! 何ですかコレ!?」

クラリッサ「ワルサーP38ミリタリーモデルです。
    予備の弾薬と弾倉、簡易式ではありますが点検キットも
    ご用意いたしました。マニュアルを同封しましたが、ご希望とあらば実演しますが?」

一夏「いりませんから! というかこんなもの貰えません!」

クラリッサ「そうですか…。日本のアニメを参考にしたんですが、どうも好みに合わないようですね。
     確かにこれでは些か旧式過ぎたかもしれません」

クラリッサ「では、こちらなどどうでしょうか? ワルサーP22。小型で少々重量がありますが、
    その分反動も少なく、分解も容易です。
    操作もさほど難しくないので初心者向きで――」ゴトッ

一夏「だからいいですってば!」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 15:55:39.60 ID:mQob/ldb0

クラリッサ「受け取ってもらえませんか。残念です」

一夏「…というかこんなもの持っていなくても、ISがあるじゃないですか」

クラリッサ「…織斑さま。お言葉ですが、
    織斑さまはもう少しご自身の立場というものを自覚した方がよろしいかと」

一夏「へ?」

クラリッサ「世界で唯一、男性でISを動かせる存在。
    それを悪用しようと虎視眈々と付けねらう輩がいないとも限りません」

一夏「そ、そんな大げさな」

クラリッサ「大げさであることなどではございません。
    事実、我が軍の上層部を含め、織斑様に目を光らせている連中が後を絶ちません」

一夏「…俺ってそんなに有名なんですか?」

クラリッサ「むしろIS関係では、知らない人のほうが少ないですよ。確実に」

一夏「うひぇー…」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 15:59:45.81 ID:mQob/ldb0

クラリッサ「何よりも、ラウラ隊長の嫁を傷物にするわけには参りませんので」

一夏「いや、だから嫁ではなくて…大体何なんですか、その『嫁』というのは」

クラリッサ「はて。私としては日本の慣習に則ったまでですが」

一夏「いや、そんな慣習は極一部の限られた者でのみ通用するもんだと思いますけど…」

クラリッサ「そうなのですか。てっきり日本男児の共通認識と解釈していましたが」

一夏「…もしかしてラウラに変な知識を植えつけたのって貴女ですか?」

クラリッサ「ええ。隊長からのご相談とあらば、全力で応えるのが拭く隊長の務めですので」

ズズッ

クラリッサ「では織斑さまが『ラウラは俺の嫁(キリッ)』と認めていただければ何も問題はないのですね」

一夏「いやいやいやいや」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 16:05:59.94 ID:mQob/ldb0

クラリッサ「しかし変な知識とは心外ですね。萌文化は日本文化の最高峰ですよ」

一夏「…いや、貴女のせいで色々と苦労があるんですが」

クラリッサ「はて? 迷惑になるような事は何も言っていないと思いますが」

一夏「だって…ラウラは毎夜毎夜裸で俺のベッドに潜り込むし、
    いきなりキスまでされるし、何かと振り回されているわけで」

クラリッサ「むしろ役得ではありませんか」

一夏「どこがですか。むしろ迷惑して――」

クラリッサ「あ゛ぁ?」ギラッ

一夏「え」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 16:09:05.04 ID:mQob/ldb0

クラリッサ「…織斑さま。今なんて仰いました?」

一夏「いや、だから、あの…正直、ええと……」

クラリッサ「隊長のご好意を無下になさるおつもりですか」

一夏「そ、そういうわけでは…」

クラリッサ「…やはり貴方はご自身の境遇をよく理解していないようですね」

一夏「へ?」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 16:11:04.80 ID:mQob/ldb0

クラリッサ「いいですか。貴方が好意を抱かせた相手は我が部隊の隊長、我が軍の誇る黒兎部隊の隊長なんですよ?ラウラ・ボーデヴィッヒその人なんですよ?容姿端麗、頭脳明晰、才色兼備、文武両道、その上純粋無垢まで兼ね揃えた完璧超人軍人のラウラ・ボーデヴィッヒ隊長なんですよ?立ち上がる度に空が割れ、歩くたびに花が咲き乱れ、息をするたびに海が割れるほどの美貌と愛嬌を持っておられる。誰もが振りかえざるにはいられない潤沢な輝きを放つ銀髪を持ち、清淡すぎる顔立ちを備えたお姿はあらゆる者の眼を掴んで放しません。本人は気にしておられるようですが、一度装着されている眼帯を外せば燃えがあるような灼眼と金色の織り成すコントラストはまさに神の造型と言っても過言ではありません。それでいて堂々としている佇まいは大胆不敵、勇猛果敢、威風堂々、不撓不屈、虚心坦懐その他ありとあらゆる表現技法では表せないほどの凛々しさを感じるではありませんか。あの足元を這い回る虫けらを蔑視するような視線で『屑が』と罵られたいですよ。ああラウラたんの麗しいおみ足マジprprしたい。舐めますよ?跪きますよ?崇め奉りますよ?そりゃ喜んで。しかし被虐心を弄ばれたいと望む手前、何ということでしょうか。パネぇ。ラウラ隊長のデレ期マジパネぇ。かつて『ドイツの冷水』とも揶揄されたあの方が、あろうことか私に恋愛相談ですよ。思春期の時間差攻撃ですよ。軍人としての尊厳と品格をお持ちになる傍ら、色恋沙汰にはとんと疎く、『可愛い』と一言言われただけでテンパってしまう程ウブなんですよ?何ですかこの精神大量破壊兵器は。ギャップ萌にも程というものがあるでしょう。私を萌え殺すためにお生まれになったのですか。そうですか。そうなのですね。ラウラまじ可愛いハァハァ。冷徹な隊長にぞんざいにあしらわれたいというのは確かですが、しかし何も知らない無垢な恋する乙女である隊長を応援してあげたいというのもまた純然たる事実…。甘やかしたい…。もう胸焼けするくらい甘々に愛でたい…。いや、いっそのこと変な知識を植えつけて汚したい…私色に染め上げたい…。しかしクラリッサ・ハルフォーフ…そこは自重しなければならない…ラウラ隊長の存在は絶対無比…!それを己の手で穢すような真似などたとえ天が許しても、我が隊はその対象を草の根を掻き分けてでも見つけ出し、細胞の一辺倒に至るまで根絶するでしょう。あの高貴なる存在を侵すような真似だけは絶対に避けなければならない…。ああラウラたんマジ天使すぐる…。可愛すぐる…。もう頬擦りしたくてしたくて頭の中がマサチューセッツ…。その女神が毎夜毎夜ベッドに潜り込むとかそれ何てエロゲですか。裏山爆破ってもんですよ。ハーレム主人公のフラグビンビンにおったてて置いて何をほざいているんですか。いやむしろ代わってください代わって代われ今すぐ。あ?幼児体系?だからどうしたんですか。おっぱい?そんなもん糞食らえですよ。あの天使にそんな脂肪の塊など不要の長物ですよ。むしろ抱擁するのに邪魔です。昔の偉い人の名言でもあるでしょう。『貧乳はステータスだ希少価値だ』と。そんな俗物的な体型に惑わされて隊長を見ない有象無象はいっそのことs―」


一夏「」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 16:12:51.33 ID:N8pMEZ9H0

ワロタ


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 16:14:22.45 ID:QDwz82ze0

>>1はクラリッサ


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 16:15:36.46 ID:mQob/ldb0

~1時間後~

クラリッサ「ああもう本当に隊長の可愛さときたら…ラウラ!ラウラ!ラウラ!ラウラぁああああああああああああああん!!!あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ラウララウララウラぁぁぁあああああ!!!あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくんんはぁっ!ラウラ・ボーデヴィッヒたんの銀髪サラサラの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!アニメ8話のラウラたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!アニメ2期決まって欲しいねラウラたん!あぁああああああ!かわいい!ラウラたん!かわいい!あっああぁああ!OVAも発売されて嬉し…いやぁあああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃあああああああああ!!ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…ラ ウ ラ た ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁあああああああああああ!!そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!シュヴァルツェアぁああああ!!この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のラウラたんが私を見てる?表紙絵のラウラたんが私を見てるぞ!ラウラたんが私を見てるぞ!挿絵のラウラたんが私を見てるぞ!!アニメのラウラたんが私に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!いやっほぉおおおおおおお!!!私にはラウラたんがいる!!やったよブラックラビッ党!!ひとりでできるもん!!!あ、コミックのラウラぁああああああああああああああん!!いやぁああああああああああああああああ!!!!あっあんああっああんあキリ様ぁあ!!ヨ、ヨーコ!!かなぁあああああああ!!!ネイトぁああああ!!ううっうぅうう!!私の想いよラウラ隊長へ届け!!IS寮のラウラ隊長へ届け!」


一夏「」パクパク


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 16:18:56.05 ID:mQob/ldb0

~さらに1時間後~

クラリッサ「つまりラウラ隊長こそがこの世界の全てであり臨界点であり運命であり全であり1であり…
     って、聞いてますか?」

一夏「…ハイ キイテマスヨ?」

クラリッサ「…本当にわかっていますか?
    何ならもう一度最初からお聞かせするのもやぶさかではありませんが――」

一夏「い、いえ! もう充分ですから! ラウラが魅力的だということはよくわかりました!」

クラリッサ「そうですか。それは良かった。ふぅ…喉が渇きましたね」

ズズッ

クラリッサ「あら。すっかり冷めてしまいましたか。少し喋りすぎましたかね。申し訳ありません」

一夏「…代わりのお茶、持ってきます」

クラリッサ「すみません。お願いします」ゴクゴク

一夏「はい…」トボトボ


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 16:21:47.02 ID:mQob/ldb0

一夏「ど、どうぞ」ササッ

クラリッサ「重ね重ねすいません。いただきます」ズズッ

一夏(…とりあえず、この人の前ではラウラの事は禁句だということがよくわかった)

クラリッサ「ふぅ…日本茶というもは独特な風味をお持ちですね。心が落ち着きます」

一夏「あはは…粗茶ですが」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 16:26:16.76 ID:mQob/ldb0

ズズッ

クラリッサ「日本のショウガツというものはいいですね」

一夏「ドイツじゃそういうことはないんですか?」

クラリッサ「そうですね。向こうでは年が明けては皆普通に仕事していたり、学業に励んでいたりなど」

一夏「へぇー。そうなんですか」

クラリッサ「その代わり、年末は盛大に祝いますよ。シルベスターというのはご存知で?」

一夏「シルベ? いえ、全然知りませんね」

クラリッサ「ドイツで毎年行われる行事なのですが、あれはいいものです…。硝煙の香りが溜まりません」

一夏(硝煙!? な、何をしているっていうんだ…?)

クラリッサ「我が軍も祝砲を打ち鳴らして、今年の願掛けをいたしました」

一夏(…ふ、深くは聞かないでおこう)

一夏「ということは、最近までドイツに?」


※シルベスター…ドイツで毎年大晦日に行われるカウントダウンイベント。
        何故だか知らんが奴等はやたらめったにロケット花火を打ちあげながら年を越す。


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 16:33:51.80 ID:mQob/ldb0

クラリッサ「ああ、いえ。私たちは別件の用事で日本にいましたので」

一夏「え…? 日本に用事ですか? 軍隊が、ですか?」

クラリッサ「まぁそうですね」

一夏「…ちなみにどのような用事で?」

クラリッサ「そうですね…一言で言えば、戦争ですかね」

一夏(せ、戦争!? え、日本のどこで!?)

クラリッサ「今年も壮絶な戦いでしたが、我が部隊の人脈を総動員したおかげで事なきを得ました」

一夏(今年も!? っていうことは毎年行われてるの!? こんな平和な日本の大晦日に!?)

クラリッサ「終わったあとは戦利品を眺め、年の暮れに祝砲を(有明湾で)あげて過ごしました」

一夏(戦利品…? 大将首を眺めていたりしていたのか…!?
    い、いやそんな戦国武将みたいな真似…)

クラリッサ「……」ズズッ

一夏(き、聞きづれぇー…)

クラリッサ「…去年もひじょうに充実した年末になりました」

一夏(なんか怖ぇー…満ち足りている表情なのが特に怖ぇー…)


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 16:38:16.50 ID:mQob/ldb0

クラリッサ「……」ズズッ

一夏(…深くは聞かないでおこう…
    ニュースにもなってないってことはそんな大事じゃないはずだし)

クラリッサ「あの」

一夏「は、はい!」

クラリッサ「織斑さま。折り入ってご相談が――」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 16:38:42.42 ID:fAIB3AVr0

ニュースにはなったな


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 16:44:25.73 ID:mQob/ldb0

一夏「……」

クラリッサ「…織斑さま? どうかされましたか?」

一夏「いや、何と言うかクラリッサさん」

クラリッサ「はい?」

一夏「その、さっきから気にはなっていたんですが…

クラリッサ「?」

一夏「『織斑さま』っていうのはちょっと…」

クラリッサ「はい?」

一夏「ええと…俺の事は『一夏』でいいですから」

クラリッサ「そうは参りません。
    我が隊長の嫁なのですから、私ごときが軽々しくその名を呼ぶことなど出来ません」

一夏「そうは言われても…何というか、落ち着かないんですよね」

クラリッサ「…ふむ。苗字の方を呼ばれて落ち着かないとは…」

一夏(というか明らかに俺より年上なんだから、そんな仰々しく言われても…)


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 16:47:51.70 ID:mQob/ldb0

クラリッサ「…では『一夏さん』、でどうでしょう?」

一夏「あっはは…それくらいなら、まぁ」

クラリッサ「一夏さんは変わっておられますね」ズズッ

一夏(少なくとも世界中で貴女だけには言われたくありません)

クラリッサ「して。時に一夏さん」

一夏「はい?」ズズッ

クラリッサ「ぶっちゃけ隊長のことどう思ってます?」

一夏「ッッ!!」ブブッ


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/01/09(月) 16:51:21.72 ID:mQob/ldb0

クラリッサ「おやおや。随分とテンプレな反応をなさるのですね」

一夏「けっほげほ! い、いきなりなんて事を聞くんですか!」

クラリッサ「いえいえ。さっきも仰いましたとおり、
    隊長は容姿よし、度胸よし、器量よしの超優良嫁候補ですよ?
    これを機に縁談でもまとめて頂けると、こちらとしても嬉しい限りなのですが」ニヤリ

一夏「え、縁談って! まだそんなこと」

クラリッサ「『まだ』ということは、少なくとも見込みはあるということでよろしいのですね」

一夏「え…いや、あの、その…」

クラリッサ「一夏さんが隊長のところに嫁いでいただければ、我が隊としても安泰なのですが」

一夏「だから何で俺が嫁ぐ形にしたがるんですか…」

クラリッサ「今『はい』と言っていただけると、不肖ながらこの私が専属メイドとして付きますよ?」

一夏「いや、そんな抱き合わせ商法みたいなノリで言われても…」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/01/09(月) 16:52:49.79 ID:mQob/ldb0

クラリッサ「…冗談もほどほどに。本意をお聞かせ願いたい」

一夏「そんな…いいんですか、隊長なんでしょう?」

クラリッサ「隊長の幸せこそが私たちの本懐です。
    隊長が望まれるなら、私たちはそれを全力で支援するだけです」

一夏「……」

クラリッサ「勿論強制はいたしません。こればかりは個人の意思の問題ですから」

一夏「……」

クラリッサ「織斑一夏さん。貴方は、隊長の事をどう思われているのですか?」


94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/01/09(月) 18:17:33.92 ID:h5+X82hY0

一夏「どうって…言われても」

クラリッサ「……」

一夏「…ラウラは俺のクラスメートで、大切な仲間で…」

クラリッサ「……」

一夏「ええと、その、何ていうのかな…」

クラリッサ「……」

一夏「確かにラウラは可愛いし…まぁ色々とずれている所はありますけど…」

クラリッサ「……」

一夏「ううん…俺はラウラのこと…」

クラリッサ「……」ゴクリ


97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 18:20:59.86 ID:h5+X82hY0

一夏「…ごめんなさい。よく分かりません」

クラリッサ「…そうですか」

一夏「何というか、今はあいつを含めた友達とワイワイするだけが楽しいというか…」

クラリッサ「……」

一夏「そもそも、人を好きになるとか、まだ俺にはよくわからないし…」

クラリッサ「……」

一夏「なんか、すいません…」

クラリッサ「いえ。こちらこそ、無粋な質問でした。失礼いたしました」

一夏「は、はぁ…」

クラリッサ(…結果としては空振りだが、
    かといって満更というわけでもない。それが分かっただけでも収穫か)

一夏「……」ズズッ

クラリッサ(いずれにせよ、一夏さんにクーデレ属性はないようだ…
    別の切り口を検証する必要があるな)ズズッ


99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 18:24:19.24 ID:h5+X82hY0

クラリッサ「やはり一夏さんは面白いお方だ。隊長が見込んだ男のことだけはあります」ズズッ

一夏「そ、そうですか…」

クラリッサ「ええ。隊長の惚れこんだ男がどれほどの者か、前々から興味がありましたもので」

クラリッサ「正直、こうしてお目にかかれて安心しました。貴方でしたら、隊長を任せてもよさそうだ」

一夏「随分とラウラの事を慕っているんですね」

クラリッサ「…隊長こそが、私たちのすべてですから」


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 18:26:58.83 ID:h5+X82hY0

一夏「…あの」

クラリッサ「はい」

一夏「聞いていいですか?」

クラリッサ「答えられる範囲であれば」

一夏「何で、そこまでラウラのことを?」

クラリッサ「…すみません。質問の意図がよくわかりません」

一夏「ええと…どうしてそこまで、ラウラの事を大切にしたいのかなーって」

クラリッサ「我が隊の隊長であらせられるから、という回答では不足ですか?」

一夏「だって…軍隊の事ってよく分かりませんけど、
    上下関係がしっかりしているというイメージが強くて…」

一夏「だから、単なる上司と部下の関係くらいしかないと思ったんですけど、
    何というかラウラの部隊はその…」

一夏「家族、みたいだなぁ…って」

クラリッサ「…家族、ですか」ズズッ


102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 18:29:45.39 ID:h5+X82hY0

クラリッサ「…すみません一夏さん。私の口からはその答えは憚られます」

一夏「そうですか…」

クラリッサ「申し訳ありません。私を含め、隊員のプライバシーはおろか、
    軍事機密に抵触する内容も話さなければなりませんので」

一夏「そ、そうなんですか…。すいません、余計なことを」

クラリッサ「いえいえ。…まぁ、隊長との縁談を考えてくださるなら、
    否応なしに知ることとなると思いますが」

一夏「あはは…」

ズズッ

クラリッサ「というのは建前で」

一夏「え?」

クラリッサ「>>1がアニメしか見ていないのでよく分からないそうです」

一夏「おい」


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 18:30:51.94 ID:h5+X82hY0

クラリッサ「冗談ですよ」

一夏「色々な意味で心臓に悪い冗談は本当にやめてください…」

クラリッサ「ははは。一夏さんは本当に面白い」

一夏(…この人、ひょっとしてからかうのが趣味なんじゃ…)

ズズッ

クラリッサ(しかし…家族みたい、か…)

ズズッ

クラリッサ(家庭の事情というのもあるのだろうが…)

クラリッサ(…お優しい方なのだな)


108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 18:35:55.31 ID:h5+X82hY0

クラリッサ「おや。もうこんな時間ですか。長居しすぎましたかね」

一夏「あ。どうも小腹がすいたと思ったら…もうおやつ時か」

クラリッサ「申し訳ない。まさかここまで会話が弾むとは思いませんでした」

一夏(いや、9割は貴女が一方的に喋っていただけですよ…)

クラリッサ「空腹なようでしたら、何か簡単なものでもお作りしますか?」

一夏「えっ。いや、いいですよ。お客さんなんですし」

クラリッサ「いえいえ。一夏さんには普段から隊長がお世話になっていますから」

一夏「そんな…気にしないでくださいよ」

クラリッサ「いえ。やはり何かしらの形でご恩を返さなければ、私の気がすみません」

クラリッサ「…差し出がましいようでしたら控えますが、
    そうでなければどうか、お手伝いさせてください」

一夏「そ、そうですか…」

一夏「うーん…じゃあ、そこまで言うなら、お願いしてもいいですか」

クラリッサ「勿論です。では、身支度を整えますのでしばしお待ちを」プチプチ

一夏「ちょっと待ってください」


110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 18:39:42.80 ID:h5+X82hY0

クラリッサ「はい?」

一夏「何でそこでブラウスを脱ごうとするんですか」

クラリッサ「え? あぁすいません。なにぶん、
    職場には女性しかいませんので、どうもそういう感性には疎くて」スルスル

一夏「いや、それを言いつつ脱がないでください! 見えてる! 見えちゃっていますから!」

クラリッサ「そこまで目を逸らさなくても…」

一夏「いいから早くしまってください!」

クラリッサ「……」

一夏「……」

クラリッサ「…一夏さん」

一夏「な、何ですか。もういいんですk――」クルッ

クラリッサ「あ、はーん」ヨセテ アゲル

一夏「ッッ!!」ブブッ


111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 18:43:06.70 ID:h5+X82hY0

クラリッサ「ははは。少々戯れが過ぎましたね」

一夏「…もういいです。俺、部屋から出てますから」

クラリッサ「ああ、お待ちください。身支度といっても、エプロン一着つけるだけですから」

一夏「あ、なんだ…そうなんですか」

クラリッサ「はい。お騒がせして申し訳ない」

一夏「い、いえ…」

一夏(じゃあ何故脱いだんだ…)

クラリッサ「では改めて準備させていただきますね」ジーッ

一夏「だから何故脱ぐ。しかも下から」


114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 18:46:38.05 ID:h5+X82hY0

クラリッサ「何故って。準備ですよ」

一夏「いや、おかしいでしょ! また俺をからかっているんですか!」

クラリッサ「失敬な。女が男に料理を振舞う時の正装など決まっているでしょう」

一夏「…何ですかそれ」

クラリッサ「何って、裸エプロン以外何があるというのですか」

一夏「薄々いやな予感がしたと思ったらやっぱりだよ!」

クラリッサ「一夏さん。裸エプロンにはニーハイ派ですか? それともガーターですか?」

一夏「どちらも御免です!」

クラリッサ「なんと。エプロン以外は何も着けるなと仰るのですか。
    流石は本場の日本男児。格が違いますね」

一夏(…度々忘れそうになるけど、そういえばラウラに変な知識を植えつけた張本人だったこの人…)


116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 18:51:04.56 ID:h5+X82hY0

ピンポーン

一夏「ん? こんな時に客? 珍しいな」

クラリッサ「私が出ましょうか?」

一夏「いえ、クラリッサさんはここにいてください。
    服はちゃんと着てください。絶対に出ないでください」

クラリッサ「…そんな念を押さなくても」

一夏「後生ですから大人しくまっていてください」

クラリッサ「わかりました。お気をつけて」

一夏「はぁ…やれやれ」ヨッコラッセ


117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 18:54:25.39 ID:h5+X82hY0

~玄関~

ピンポーンピンポーン

一夏「そんな押さなくても、今出ますよ、っと…」

一夏「…しかしある意味助かったな。あの人の相手が俺一人じゃ疲れる」

ガチャ

一夏「はいはい、どちらさまで――」

ラウラ「嫁よ! 私は帰ってきた!!」

一夏「」

パタン

ラウラ「な!? よ、嫁!! 何故閉める!?」

一夏(よりによって一番状況を悪化させるようなのが来た…)


121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 18:58:38.23 ID:h5+X82hY0

ラウラ「まったく! 帰ってきた夫を閉め出すとは何事だ!」

一夏「ご、ごめん…つい」

ラウラ「帰ってきた夫を出迎えた辺りまでは感心していたというのに…
     やはり私の嫁の自覚が足りないようだな」

一夏「だからここは俺の家で、お前は俺の嫁じゃないって…」

ラウラ「何故だ。夫婦というのは同じ屋根の下で暮らすものなのだろう。クラリッサから聞いたぞ」

一夏(その本人が来てるなんて言えない…)

ラウラ「む。そのブーツはクラリッサのか。なんだ、あいつも来ていたのか」

一夏「あ、やっべ…」

ラウラ「邪魔するぞ、嫁!」イソイソ

一夏「あぁもうどうにでもなれ…」


126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 19:02:50.65 ID:h5+X82hY0

~居間~

ラウラ「邪魔するぞ」

クラリッサ「これはこれはラウラ隊長でしたか。お先にお邪魔してます」ササッ

ラウラ「私の嫁に挨拶を済ませていたのか。殊勝な心がけだな」

クラリッサ「いえ。隊長がお世話になっている方に挨拶に伺うのは当然のことです」

ラウラ「うむ、そうか。無礼のないようにな」

クラリッサ「はっ」

一夏(あれ? 以外に普通だ…)


130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 19:07:47.39 ID:h5+X82hY0

ラウラ「時にクラリッサ。我が部隊の状況はどうだ」

クラリッサ「はっ。何も問題はありません。
    隊長が御留守の間、私が全責任をかけて管理させていただいております」

ラウラ「それは結構なことだ。お前にはいつも世話をかける」

クラリッサ「勿体無いお言葉です」

一夏(うわぁ…ラウラってこうしてみると、本当に部隊の隊長なんだなぁ…)

一夏(いつも学園でしかラウラのこと見てないから…何というか新鮮だなぁ…)

一夏(…ちょっとカッコイイな、なんて)

ラウラ「? 何だ嫁。私の顔に何かついているのか?」

一夏「え!? い、いや…」クルッ

ラウラ「?」


133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 19:12:11.10 ID:h5+X82hY0

ラウラ「ところでクラリッサ。お前、面白いものに入っていたな」

クラリッサ「はい。日本でいうところの、KOTATSUというものです」

ラウラ「ふむ…。興味深いな。私も入ってみるとしよう」

クラリッサ「はっ。おそらくお気に召すかと」

ラウラ「では…」

イソイソ

ラウラ「おぉ…おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

クラリッサ「お気に召されたようで、何よりです」

ラウラ「な、何だこの暖かさは! この世にこんな暖かいものが存在するのか!」キラキラ

クラリッサ「はい。それがKOTATSUの温もりというものです」

ラウラ「ぬくぬくだ! クラリッサ!」

クラリッサ「はい。ぬくぬくです」

一夏(あ…いつものラウラだ……)


140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 19:16:17.05 ID:h5+X82hY0

一夏「そうだ。ラウラもこたつを気に入ってくれたようだし、いいものを取ってこよう」

ラウラ「なんだそれは?」

一夏「こたつの必需品みたいな奴かな」

ラウラ「ふむ。しかし嫁にばかり働かせては夫の威厳に関わるな。私が取ってこよう」

一夏「いや、いいよ。ラウラは待っててくれよ」

ラウラ「遠慮するな。家で妻にばかり働かせてはケンタイキの原因とクラリッサも言って――」スクッ

ラウラ「……」ブルルッ

ラウラ「…さむい」

イソイソ

ラウラ「すまない。取って来てくれ」

一夏「…こたつの引力に囚われたか」


145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 19:20:53.91 ID:h5+X82hY0

一夏「ほいよ、お待たせ」コトッ

ラウラ「これは…オレンジか?」

一夏「ちょっと違うな。これは蜜柑って言うんだよ」

ラウラ「ふむ。やけに小ぶりだな」

クラリッサ「隊長。皮をお剥きします」ギラッ

一夏「あ、あの…そんなサバイバルナイフを使わなくても…ほら、こうして」ムリムリ

一夏「ほら剥けた」

ラウラ「おぉぉ」

クラリッサ「なんと。素手でここまで綺麗に剥けるのですか」

一夏「あとは適当に」ムリムリ パクッ

ラウラ「なるほど」


151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 19:25:53.20 ID:h5+X82hY0

クラリッサ「隊長。皮を剥きました。こちらをどうぞ」

ラウラ「おぉ、すまないなクラリッサ」ヒョイ パクッ

ラウラ「ふむ…ほんのり甘くてすっぱい……しかし筋っぽいな」

クラリッサ「お取りします」

一夏「あーだめだめ。蜜柑の筋っていうのは意外に栄養があるらしいぜ」

ラウラ「そうなのか。クラリッサ。筋はそのままだ」

クラリッサ「了解いたしました。どうぞ」

ラウラ「うむ」パクッ

ラウラ「…しかし、少々物足りない気がするぞ」

一夏「まぁまぁ。まだたくさんあるから」

ラウラ「ううむ…そうか。まぁ中々旨いからいいとしよう」


160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 19:32:15.45 ID:h5+X82hY0

ラウラ「な、何故だ……正直そこまで美味というわけではないのに…
     気が付けば三個も平らげていただと…」

一夏「何故だか知らないけど、こたつで蜜柑を食べると何個でもいけちゃうんだよなぁ…」

ラウラ「み、蜜柑を食べてないと落ち着かないぞ…クラリッサ。もう一個剥いてくれ」

クラリッサ「いけません隊長。これ以上食べては夕食に支障をきたします」

ラウラ「な、何! 私にやる蜜柑はないというのか!」ガーン

クラリッサ「駄目といったら駄目です。隊長の栄養管理も副隊長の務めです」

一夏「……」

ラウラ「き、貴様ー! 私の部下のくせに生意気だぞ!」ムキー

クラリッサ「何とでも言ってください。こればかりは譲れません」ツーン


一夏(…なんだこの姉妹の図)


162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 19:36:02.25 ID:h5+X82hY0

一夏「あーラウラ。蜜柑が食べらないなら、面白いモンを見せてやるよ」

ラウラ「む? 何だ嫁よ」

一夏「取り出したのは、種も仕掛けもないこの蜜柑」

ラウラ「ふむふむ」

一夏「よく見てろよー。これを、こうすると…」

ラウラ「……」ジーッ

一夏(底の部分を、親指で突き刺して、と…)

一夏「ほーれ。ハンドパワー」ミカン ウク

ラウラ「おぉぉぉぉぉぉぉぉ!! す、すごいぞ嫁!」

クラリッサ「……」←丸見え


166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 19:42:07.76 ID:h5+X82hY0

ラウラ「すごいぞ嫁! ISもなしにどうやるんだ!?」

一夏「え、ええと…企業秘密、かな」

一夏(これやったの小学生のとき以来だけど、まさかここまでうけるとは…)

ラウラ「流石は私の嫁だな! ケチなクラリッサとは大違いだ!」

クラリッサ「……」ムッ

クラリッサ「…隊長。恐れながら、私も面白いものをご覧にいれましょう」

ラウラ「む。なんだクラリッサよ。お前、私の嫁よりも面白いことができるというのか」

クラリッサ「ええ。では、ご覧ください。取り出したのは、何の変哲もない蜜柑と――」

ラウラ「ふむ」

クラリッサ「サバイバルナイフです」

ラウラ「ふむ」

一夏「え」


168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 19:45:42.12 ID:h5+X82hY0

クラリッサ「一度しか見ないのでよくご覧ください」

ラウラ「ああ」

一夏「ちょ! あんま物騒なことはしないでください!」

クラリッサ「ご心配なく。これを、このように!」

スパスパ
シャッシャ

クラリッサ「ふぅ…終わりました。あとはこれを剥くと」ムキムキ

ラウラ「む?」

一夏「お?」

クラリッサ「どこも切断されることなく」ペリペリ





クラリッサ「馬になりました」

ラウラ一夏「「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」パチパチ


173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 19:50:29.85 ID:h5+X82hY0

一夏「す、すごい…果肉の何処にも傷を付けることなく、ここまで繊細に…!」

ラウラ「これはすごいぞ! 嫁のも流石だが、クラリッサもすごい!」

一夏(いや、明らかに俺のとはグレードが違う…)

ラウラ「では勿体無いので、この蜜柑は私がいただこう」ソーッ

クラリッサ「させませんよ」ヒョイ パク

ラウラ「あぁー! 一口でー!」ガーン

クラリッサ「私をケチといった報いです」モグモグ

ラウラ「むー! 汚いぞクラリッサー!」ポカポカ

クラリッサ「……」ドヤッ

一夏(いや、なんでしたり顔を俺に向けるんですか…?)


179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 19:54:52.61 ID:h5+X82hY0

ラウラ「はぁ…騒いだら少し疲れてきた……」

クラリッサ「自業自得ですよ、隊長」

ラウラ「うーむ…残念だ。しかしコタツというのはいいものだな」

一夏「ははは。本当に気に入ったんだな」

ラウラ「あぁ…体の芯から温まるようだ……落ち着く」

一夏「ん? ちょっと熱かったかな? 弱めるか?」

ラウラ「いや、大丈夫だ。そんなことしなくてもこうすれば」

コテッ

一夏「あーあ、だらしないぞラウラ」

ラウラ「はぁー…このテーブル部分の冷たさがたまらん」スリスリ

クラリッサ(気の抜けた隊長…これはレア顔ですね!)グッ


187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 20:00:24.02 ID:h5+X82hY0

ラウラ「あー…気持ちいい……」ゴロゴロ

一夏「おいおい…いくらなんでもダラけすぎだろ」

ラウラ「うるさいぞよめー」グリグリ

一夏「あーもう…クラリッサさんからも何か言ってやってくださいよ」

クラリッサ「そうですよ隊長。一夏さんの言うとおりです」

クラリッサ「何で今日の私はカメラを持ってこなかったんしょうか」
クラリッサ(隊長がその様子では、我が隊の威厳に関わります)

一夏「えっ」

ラウラ「?」

クラリッサ「失礼。間違えました」


190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 20:02:54.15 ID:h5+X82hY0

一夏(聞かなかったことにしよう…)

一夏「取り合えず熱いお茶でも淹れてくるから目を覚ませ」

ラウラ「うーむー」ポケー

一夏「クラリッサさん。茶碗貸してください。お替りもってきます」

クラリッサ「はい、お願いします」サッ


192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 20:05:37.79 ID:h5+X82hY0

一夏「お待たせー」

クラリッサ「しーっ」

一夏「?」


ラウラ「すぅー…すぅー…」


一夏「あー…」

クラリッサ「申し訳ありません。ついさっき眠られてしまって」

一夏「あんだけ食べればそりゃ眠くもなるよな…けど、まずいな…」

クラリッサ「どうかしたんですか?」

一夏「いや、こたつで寝るのって良くないんですよ。
    低温火傷を起こしたり、風邪引いたりしますから」

クラリッサ「なんと。そうなんですか」


193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 20:08:33.82 ID:h5+X82hY0

一夏「取り合えず、俺の…いや、千冬姉のでいいかな。寝室に寝かせてきます」ヒョイ

クラリッサ「その必要はありません。私が隊長を連れて帰ります」

一夏「え? どうしたんですか、急に」

クラリッサ「流石に長居が過ぎてしまいました。隊に副隊長も隊長も不在では、色々とまずいのですよ」

一夏「あ、なるほど」

クラリッサ「そういうわけですので。隊長、お預かりいたします」スクッ

一夏「あ、はい」


194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 20:10:37.10 ID:h5+X82hY0

~玄関~

クラリッサ「ではここで。わざわざお見送り、ありがとうございます」

一夏「いえいえ」

クラリッサ「今日は、本当にありがとうございました」

一夏「いえ、そんな。大したことしてないですよ」

クラリッサ「…一夏さん。私、一夏さんにも感謝していますよ」

一夏「えっ?」


201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 20:15:43.70 ID:h5+X82hY0

クラリッサ「…隊長は生まれたときから戦うことだけを目的とされていました。
    生まれながらの戦闘兵器として、ありとあらゆる訓練を受けてきました。」

クラリッサ「織斑教官と出会ってから、隊長は軍人としての誇りを再度お持ちになりました。
    本当に…戦うことと、織斑教官こそが隊長の全てでした」

クラリッサ「その時の隊長のお姿はとても華々しいものでしたが…
    今となって言えば、どこか寂しそうでもありました」

一夏「……」


205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 20:19:52.30 ID:h5+X82hY0

クラリッサ「しかし、貴方に出会ってから隊長は変わられた。
     恋に一喜一憂するようになり、友人を大切にする。
     年頃の少女らしさを、取り戻してくれました」

クラリッサ「あの寂しそうなお顔も消えうせ…本当に、笑顔が増えました」

一夏「…俺は特に何もしていませんよ。それは、ラウラが頑張っただけです」

クラリッサ「いいえ。確かに、変わったのはラウラ隊長の意思です。
    しかし、そのきっかけとなってくれたのは、間違いなく一夏さん。貴方なんですよ?」

一夏「……」

クラリッサ「ふふっ。特に隊長、電話で貴方のことを話しているときが、一番声が弾んでおられます」


208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 20:24:03.47 ID:h5+X82hY0

クラリッサ「…失礼。立ち話が過ぎましたね。では、本当にこれでお暇します」

一夏「あ、はい。お気をつけて」

キィ…

クラリッサ「…一夏さん」

一夏「?」

クラリッサ「…さっきはああ言いましたが、私としては一夏さんが何も隊長と結ばれなくても構いません。
     やはり一夏さんご自身のお気持ちも大事ですから」

一夏「……」

クラリッサ「隊長と恋仲にならなくても…そのときは寂しいですが、それでも構いません」

クラリッサ「しかし、せめて…」

一夏「…?」

クラリッサ「隊長を、大切にしてくださいね」ニコッ

一夏「……」


211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 20:27:22.47 ID:h5+X82hY0

クラリッサ「…出すぎた真似ですね。では、これで――」

一夏「クラリッサさん」

クラリッサ「……」

一夏「その…正直、嫁とか、恋仲とか、結ばれるとか、今の俺には全然ぱっとしないけど…」

クラリッサ「……」

一夏「でも、ラウラは大事な仲間です。大切な、俺たちの、かけがえのない仲間なんです」

一夏「だから、ラウラに何かヤバいことが起きたら、
    俺は…いや、皆がラウラを助けるために全力を尽くします」

一夏「…絶対に、守ってみせますから」

クラリッサ「…本当に、お優しい方だ」

一夏「え?」

クラリッサ「いえ。何でもありません」


213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 20:29:23.56 ID:h5+X82hY0

クラリッサ「やはり、今日は貴方に会えてよかった。本当に、そう思います」

一夏「ええと…恥ずかしいこと言ったかもしれないけど、本心ですから」

クラリッサ「分かっています。では、本当にこれで」

一夏「あ、はい。引き止めてすいません」

クラリッサ「いえ」




クラリッサ「…一夏さん」

一夏「はい?」

クラリッサ「…本当に、ありがとうございます」


217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 20:34:34.30 ID:h5+X82hY0

~帰り道~

クラリッサ「…ふふふ。やはり面白いお方だ。若干不安要素はありますが…」

クラリッサ「…本当に、ラウラ隊長が最初に惚れたのがあの人でよかった」

ラウラ「すぅー…すぅー…」

クラリッサ「守ってみせる、か…。ふふっ、貴方が守ろうとしている方の事、本当にご存知なのだろうか」

クラリッサ「…しかし不思議だ。あの人が本当に言うと、何でも実現してしまう気がする」

クラリッサ「ははは。さっきからあの人のことを考えてしまうな。隊長の影響だろうか」

クラリッサ「…本当に、いい方をお好きになられた」


219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 20:39:10.93 ID:h5+X82hY0

ラウラ「うーん…よめぇ…クラリッサァ…」ムニャムニャ

クラリッサ「あらあら。どんな夢を見ていらっしゃるのですか」

ラウラ「むぅ……」スゥー…

クラリッサ「…隊長。今年も、あの人と隊長に、幸多からん年でありますことを」

クラリッサ「私と黒兎部隊は、心からお祈りしていますよ」

ラウラ「くぅー…」スゥ…

クラリッサ「聞いてませんか…ゆっくりお休みください」



クラリッサ「あぁ、そうだ。まだ言ってませんでしたね」

ラウラ「すぅー…すぅー…」





クラリッサ「…明けましておめでとうございます。今年もどうかよろしくお願いします。我が隊長」


~了~


225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 20:44:08.53 ID:VFCNh/q+0


クラリッサ可愛かった



93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 18:16:05.52 ID:CTRrXvBR0

これなら他のサブキャラの


セシリア「一夏さーん、朝ですわよ。起こしにきて差し上げましたわー」

ガチャ

セシリア「まだ寝ていらっしゃいますわね……うふふ、それならお布団を……」

バサッ

チェルシー「えっ」

一夏「えっ」

セシリア「えっ」


っていう展開も見たいな



235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 21:08:27.08 ID:qoTMKRrtI


やっぱりラウラは可愛いなあ




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