1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 02:40:16.61 ID:YJFhsPT10
やすな「ソーニャちゃーん、一緒にあそぼー!」
ソーニャ「また下らないことに付き合わせる気か」
やすな「下らなくないよー! ほらほら!」グイグイ
ソーニャ「ちょ、引っ張るな、こら!」
やすな「一人でいてもつまんないでしょー? ほら早くー!」
ソーニャ「やめろって……いってるだろっ!」
ポカッ
やすな「きゃっ♪」
ソーニャ「そんな強引にされたら照れるだろバカ///」ポカポカ
やすな「あはは、ソーニャちゃんやめてよぉ~♪」
ソーニャ「う、うるさい、えいっえいっ!」
・ ・ ・
やすな「ぐへへ……ソーニャちゃん……zzz」
ソーニャ「うわっキモ」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 02:41:18.62 ID:YJFhsPT10
ソーニャ(しかし授業中なのに堂々と寝るなこいつは……)
やすな「zzz」
ソーニャ「おい起きろ、注意されるぞ」ユサユサ
やすな「うう~ん……あれ~……ソーニャちゃん……」
ソーニャ「授業中だぞバカ」
やすな「あ、あれえ……夢……?」
ソーニャ「おい、寝ぼけてるのか」
やすな「ああーっ! 起こすなんてひどいよソーニャちゃん! いいところだったのに!」
ソーニャ「なに!? 人が気をきかせて起こしてやったんだろ!」
やすな「起こしてなんて頼んでないもん! ああっ私のユートピアがぁ……」
ソーニャ「てめえ……夢と授業とどっちが大事かくらい分かるだろ」
やすな「ソーニャちゃんには夢がないね」
ソーニャ「」ブチッ
やすな「ひゃー! じ、授業中に危ないことしたらいけないんだよー!!」
先生「そこ静かにー」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 02:42:36.05 ID:YJFhsPT10
やすな「やーい怒られた」
ソーニャ「てめえのせいだろうが!」
やすな「そ、そうでした……申しわけ~……」
ソーニャ「大体、授業中に爆睡してるお前が悪い」
やすな「でもこの時期はどうしても布団が恋しくなって……」
ソーニャ「甘えだな」
やすな「むっ、そういうソーニャちゃんは冬場でもぱぱっと起きられるの?」
ソーニャ「当たり前だろ。朝日とともに目覚めるように癖をつけてる」
やすな「へえーおばあちゃんみたい」
ソーニャ「あァ!?」
やすな「は、早起きってスバラシイデスヨネ……」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 02:44:14.22 ID:YJFhsPT10
やすな「休み時間のうちにもう少し寝とこう……」
ソーニャ「私はもう起こしてやらないぞ」
やすな「大丈夫、チャイム鳴ったら起きるから~……」
ソーニャ「いや絶対起きないだろお前」
やすな「zzz」
ソーニャ「……」
キーンコーンカーンコーン
やすな「zzz」
ソーニャ「……」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 02:46:08.13 ID:YJFhsPT10
・・・
やすな「おお! やってきました夢の中! 誰にも迷惑をかけず好き放題するチャーンス!」
やすな「さーて、ソーニャちゃんはどーこーかーなー……」
ソーニャ「……」
やすな「いた!」
ソーニャ「ん?」
やすな「へへへ……お嬢さん、ボクと一緒に楽しいことしない?」
ソーニャ「気持ち悪いな、あっちいけよ」
やすな「むう、さすがソーニャちゃん素直じゃない! だけど私の夢なら私の思い通りになるハズ!」
やすな「す~な~お~に~……」ムムム
やすな「なれー!」ドーン
ソーニャ「!!」
やすな「やったか!?」
ソーニャ「また下らんことを……一人でやってろ」
やすな「だめだったー!」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 02:49:03.49 ID:YJFhsPT10
やすな「ちょっとちょっと、
これは私の夢なんだから私の思い描いたソーニャちゃんになってくれないと」
ソーニャ「お前の想像力が足りないんだろ」
やすな「ううっ、確かに素直なソーニャちゃんという言葉には違和感を禁じえない……!」
ソーニャ「悪かったな」
やすな「ちぇー、じゃあこのままで我慢するー」
ソーニャ「我慢って何だよ……まるで普段の私じゃ不満みたいな言い方だな」
やすな「だってー、ソーニャちゃんてばー、ちょっとからかっただけで殴るしー、
構ってくれるのは嬉しいんだけどー、
もうちょっといたわって欲しいっていうかー」ブーブー
ソーニャ「やすな」ガシ
やすな「え?」
ソーニャ「私の……どこが不満なんだ」
やすな「ど、どしたのー……?」
ソーニャ「ずっと……ずっと友達でいてくれるって……
言ってくれたじゃないか……それなのに、私じゃ不満なんて……」
やすな「は、はい」
ソーニャ「わ、私、お前に嫌われたら、友達、ひとりも……」ジワァ
やすな「泣いたー!?」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 02:50:08.76 ID:YJFhsPT10
ソーニャ「やだ、やだよぅ……わ、私、好かれるように頑張るから、一緒にいてよ……」ヒックヒック
やすな「え、あれ、何がどうしてこうなった!?」アセアセ
ソーニャ「」ギュー
やすな「うへえ!?」
ソーニャ「なーんていうとでも……思ったのかあああああああああ!!」
やすな「!?」
ソーニャ「フフフ……今のは貴様を油断させるための演技」
やすな「な、なんだって!」
ソーニャ「お前のせいでたまっている日ごろの鬱憤……
晴らさせていただく! アプリボワゼエエエエエ!」
やすな「ひいい! 昨日やったゲームとかアニメとかが色々混ざってきた!?」
ソーニャ「コレガワタシノホントウノスガタダ……」ゴゴゴゴ
やすな「収集がつかなくなってきたよー」
ソーニャ「ウオオオオオオ行くぞやすなアアアアアアアア!!」
やすな「来いソーニャちゃあああああああん!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 02:50:56.77 ID:YJFhsPT10
・・・
やすな「zzz」
ソーニャ「放課後まで眠りっぱなしとか……逆にすごいな」
やすな「zzz」
ソーニャ「おい、もう放課後だぞ」
・・・
ソーニャ『ホウカゴダゾ……ホウカゴ……』
やすな『う、動きが止まった!』
・・・
ソーニャ「お前今日はたい焼き屋のポイント3倍の日だから放課後行くって言ってたろ、起きろ」
やすな「う、うう~ん……」
・・・
ソーニャ『この私を倒すとはさすがだな……そういえば、今日はたい焼き屋のポイント3倍だ……』
ソーニャ『ただ何となく思い出しただけだ……
別にお前のために教えたわけじゃないから……勘違いするなよ……グハッ』
やすな『ソーニャちゃん……ありがとう!
ソーニャちゃんの墓前には出来たての白あんを供えるよ!』
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 02:53:57.88 ID:YJFhsPT10
やすな「ハッ!」
ソーニャ「やっと起きたか」
やすな「あれ……ソーニャちゃん……? なんで生きてんの……?」
ソーニャ「」ボカッ
やすな「ふごっ!」
ソーニャ「もう一回眠っとくか?」
やすな「い、いえ、すっかり目が覚めましたです……」
ソーニャ「さっさと帰るぞ」
やすな「あれっ、放課後だ!? なぜ!?」
ソーニャ「お前がずっと寝てたからだろ」
やすな「そ、そんなに寝てたのお!? もう、ソーニャちゃん何で起こしてくれなかったのっ!
一日損した! 気がきかないんだからまったく」
ソーニャ「お、ま、え、なぁ~!」
やすな「あっそうだ、今日たい焼き3倍だよ!
早く行かなきゃ、ほらほらソーニャちゃん置いてくよ!」
ソーニャ「ちっ……さっさと帰ればよかった」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 02:56:19.24 ID:YJFhsPT10
たい焼き屋
やすな「どれにしよっかな~♪ あ、ソーニャちゃんは白あんだよね」
ソーニャ「え、ああ……何で分かったんだ?」
やすな「顔に白あんって書いてあるよ」
ソーニャ「な、なにっ!」
やすな「あっははははははははは!! まじに受けてやんのー!!」
ソーニャ「」ボカッ
やすな「ほげ!」
ソーニャ「いいからさっさと決めろ!」
やすな「ほげほげ……」
やすな「ほげほげほげ~」
店員「はい、白あんと小倉あんとさつまいもあん1個ずつね!」
ソーニャ(い、今で分かったのか)
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 02:59:41.77 ID:YJFhsPT10
店員「はいどうぞ! 出来たては死ぬほど熱いから気をつけてね!」
やすな「どうもー」
ソーニャ「……」ゴソゴソ
やすな「あっ、お金はいいよー私のおごり!」
ソーニャ「……いいのか?」
やすな「日ごろの感謝の気持ちを込めまして~、はい白あん」
ソーニャ「ん」
やすな「私は小倉あん~♪」
ソーニャ「……」
やすな「あれ、食べないの?」
ソーニャ「い、いや……」
やすな「んー? ひょっとして……猫舌?」
ソーニャ「」ギク
やすな「ははぁ~~~~~ん」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:01:38.70 ID:YJFhsPT10
ソーニャ「ね、猫舌じゃなくて……熱いのがちょっと苦手なだけだ!」
やすな(それを猫舌というのでは)
ソーニャ「くっ」
やすな「大丈夫だよ、そんなに熱くないよ」
ソーニャ「……」
やすな「ほら私のだって……モグモグ……平気だし」
ソーニャ「……」
やすな「買ってから時間も経ったし丁度いいくらいの温度になってるよ! ほら一気にガブっと!」
ソーニャ「よ、よし」
ソーニャ「」ガブッ
やすな「……」
ソーニャ「」モグ
ソーニャ「!!」
ソーニャ「あっ! あふ、あふゅっ! ふえ、はふ、はふゅふゅ」
やすな「wwwwwwwwwwwwwwwwwww」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:04:58.76 ID:YJFhsPT10
やすな「」
ソーニャ「ふー、ふー」
やすな「」
ソーニャ「もぐもぐ」
やすな「」
ソーニャ「まあまあだ」
やすな「」
ソーニャ「おい、いつまでのびてるんだ。通行人の邪魔だろ」ゲシ
やすな「痛い! 踏まないでよソーニャちゃん!」シャキ
ソーニャ「なんだ、全然平気じゃないか」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:06:36.00 ID:YJFhsPT10
やすな「くそぅ、たい焼きを食べて体力回復だ!」モグモグ
やすな「!!」
やすな「あっーふ! あっふい! あふぁ、はふはふ」
やすな「うー、舌やふぇおしあー」
ソーニャ「……」
やすな「あ、さっきは皮の部分だけ食べてたから平気だったんだよ」
ソーニャ「」ボカッ
やすな「いたあー!? なんでえ!?」
ソーニャ「自分の胸に聞け! ったく……」
やすな「うう……小倉あんちょっとあげるから許して~」
ソーニャ「いらん」
やすな「そんなこといわずに~! ほおらオイシイよ~、今だけだよ~、後悔しても知らないよ~?」
ソーニャ「うわ、ウザッ」
やすな「食べてくれたらウザくなくなるよ」
ソーニャ「ウザいっていう自覚はあるのか、一応……!」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:08:40.21 ID:YJFhsPT10
やすな「ひとくち食べてみそ~」
ソーニャ「分かったよ……」
やすな「はいどうぞ~……あ、ちょっと待って」
ソーニャ「?」
やすな「ふー、ふー」
ソーニャ「……」
やすな「はい、あ~ん」
ソーニャ「……」
やすな「小倉あんだけに」ドヤ
ソーニャ「言うと思ったよ」
やすな「ほれ、お口をお開け」
ソーニャ「寄こせ、自分で食う」バッ
やすな「ああん」
ソーニャ「」モグモグ
やすな「あ~んさせてよ~」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:10:57.53 ID:YJFhsPT10
ソーニャ「ん」モグモグ
やすな「おおうっ、一口で結構な量のあんを持っていかれた!」
ソーニャ「噛んだら溢れてきたんだよ」
やすな「ところで……そっちのもおいしそうだねえ」
ソーニャ「やらんぞ」
やすな「ちょっとだけ! ちょっとだけだから!」
ソーニャ「しつこいな」
やすな「食べさせてくれないとソーニャちゃんに食べられるたい焼きの気持ちを延々代弁するよ」
ソーニャ「は?」
やすな「んああっ、やめてぇ、そんなところ噛んだら、ああっ! だめ!
中身がっ出ちゃううっ! んひいいい!」
ソーニャ「」ボガッ
やすな「お゙お゙ん゙!」
ソーニャ「少しやるから黙ってろ」
やすな「やったー!」
ソーニャ「少しだけだぞ」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:13:08.06 ID:YJFhsPT10
やすな「あーん」
ソーニャ「自分で食え」
やすな「ふっふっふ……私にソーニャちゃんのたい焼きを握らせていいのかな?
何をするか分かったもんじゃないよ……」
ソーニャ「た、確かに」
やすな「あーん」
ソーニャ「……ほら」
やすな「ふーふーしてくれないと熱いよ」
ソーニャ「知るか。いや、むしろさっきの仕返しをするチャンスかも……」
やすな「ふーふーふーふーふー!!」
ソーニャ「うわっ何する!」
やすな「へへへ……気勢は削いだよソーニャちゃん、これでアツアツのあんはそれなりに冷まった!」
ソーニャ「やっぱ食わせねえ」モグモグ
やすな「ああーっ、ごめんなさい許してー!」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:15:28.57 ID:YJFhsPT10
ソーニャ「変なことするなよ」
やすな「しないしない……はむ」
ソーニャ「……」
やすな「……」
ソーニャ「おい?」
やすな「」チューチュー
ソーニャ「て、てめえ何してやがる!!」バッ
やすな「ぷはぁ!」
ソーニャ「あ……あんが……吸われてる……!」ガーン
やすな「んん~」モグモグ
ソーニャ「貴様……なんてことを……!」
やすな「あんだけ食べてもそんなにおいしくないねー」
ソーニャ「」ブチッ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:17:48.27 ID:YJFhsPT10
やすな「」
ソーニャ「ふー、ふー」
やすな「」
ソーニャ「もぐもぐ」
やすな「」
ソーニャ「小倉あんも悪くないな……」
やすな「」
ソーニャ「さっさと起きろゴミ」ゲシ
やすな「ほげほげ……」
ソーニャ「あ?」
やすな「わ、私の小倉あん~……」
ソーニャ「お前は白あんの抜け殻でも食ってろ」
やすな「うう……すいませんでした……」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:19:06.14 ID:YJFhsPT10
やすな「くそぅ、皮だっておいしいんだぞぅ!」ムシャムシャ
ソーニャ「小倉あんうめー」
やすな「くそぅくそぅ!」
ソーニャ「自業自得だろバカ」
やすな「しかしまだ私には! じゃん! さつまいもあんが残っていたのでした!」
ソーニャ「そういえば買ってたな」
やすな「ソーニャちゃんは頭と尻尾とどっちがいい?」
ソーニャ「え?」
やすな「ん?」
ソーニャ「頭と尻尾?」
やすな「だから、はんぶんこするから頭と尻尾どっちにする?」
ソーニャ「いや、それお前のじゃないのか」
やすな「それだとソーニャちゃんの分無くなっちゃうじゃん」
ソーニャ「そうだが……」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:20:25.70 ID:YJFhsPT10
やすな「それでどっち?」
ソーニャ「……じゃあ尻尾で」
やすな「はいどうぞ!」
ソーニャ「……ああ」
やすな「もぐもぐ」
ソーニャ「……」
やすな「あれ、ソーニャちゃんお腹いっぱいだった?」
ソーニャ「あ、いや、食べるよ……はむ」
やすな「もぐもぐうまうま」
ソーニャ「……次は」
やすな「もぐ?」
ソーニャ「つ、次は、私がおごってやるよ」
やすな「ほんと!」
ソーニャ「お前なんかに借りを作ったままだと気分が悪い」
やすな「なにそれー」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:21:07.01 ID:YJFhsPT10
やすな「食べたら眠くなってきた」
ソーニャ「学校で十分寝ただろ」
やすな「育ち盛りだからねー」
ソーニャ「その割には成長が見られないけどな。特に頭が」
やすな「これからこれから……ふわぁ~あ、ちょっとお膝を拝借……」
ソーニャ「おっ、おい、何をする」
やすな「ひざまくら~」
ソーニャ「こ、こら、邪魔だ、どけ!」ムニー
やすな「ふへえ、ほっへひっはらないへ」
ソーニャ「寝るなら家帰ってから寝ろ!」
やすな「いまねむいの~……」ウトウト
ソーニャ「お、おい」
やすな「zzz……」
ソーニャ「本当に寝やがった……」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:22:19.05 ID:YJFhsPT10
やすな「むにゃ……」
ソーニャ「どうすんだ、これ……」
あぎり「お困りですか~?」
ソーニャ「あ、あぎり! ちょうどよかった、助けろ」
あぎり「あらら~、これはこれはお二人ともいい雰囲気ですね~」
ソーニャ「ふざけてないで何とかしてくれ」
あぎり「何とかといわれましても」
ソーニャ「忍術で……こう、家までワープとか……」
あぎり「それは忍術じゃなくて超能力じゃないですか~」
ソーニャ「……」
あぎり「とりあえず記念に写メ撮っておきますね~」カシャ
ソーニャ「おい、勝手に撮るな!」
あぎり「心配しなくても、後でメールに添付して送ります~」
ソーニャ「そんな心配はしてねえ!」
あぎり「それではごゆっくり~」ドロン
ソーニャ「うおーい!!」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:23:16.23 ID:YJFhsPT10
やすな「すやすや」
ソーニャ「……」
ソーニャ「ど、どうすれば」
・・・
やすな『ソーニャちゃん、あーん』
ソーニャ『あーん、はむ……おいしいな、やすなのたい焼き』
やすな『ねえ、私にもー』
ソーニャ『分かってるよ、ほら』
やすな『あーん……はむ』
ソーニャ『どうだ?』
やすな『おいしーい』
・・・
やすな「うへ……へへへ……」
ソーニャ「き、気色わる……」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:24:25.05 ID:YJFhsPT10
やすな「ん……ソーニャちゃん……」
ソーニャ「寝言……? 夢の中でも私と一緒なのか、飽きない奴だな」
やすな「zzz……」
・・・
やすな『あっ……たい焼きもう無くなっちゃった』
ソーニャ『本当だ』
やすな『もっと食べたいよー』
ソーニャ『じゃあ……ソーニャあん食べるか?』
やすな『ソーニャあん?』
ソーニャ『ほっぺたのところ噛んでみろ』
やすな『はむ……あ、甘い!』
ソーニャ『だろ?』
やすな『うん! はむはむはむはむ……』
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:25:23.57 ID:YJFhsPT10
やすな「はむっ」
ソーニャ「ひい!?」ゾクッ
ソーニャ(ふ、ふとももを!?)
やすな「はむはむ」
ソーニャ「ひいい!?」
やすな「ぺろぺろぺろぺろぺろぺろ」
ソーニャ「ぎゃあああああああああ!! 何しやがんだてめええええええええ!!!!」
やすな「ぶへ!」ドサ
ソーニャ「きたねえだろうが!!」
やすな「あ、あれ……ソーニャちゃん……おはよーおはよー……」
ソーニャ「そこにいるのー……じゃねえ!」
やすな「うへへ……下から丸見え……」
ソーニャ「」ゲシ
やすな「ふごごっ!!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:27:40.02 ID:YJFhsPT10
ソーニャ「」ツカツカ
やすな「ま、待ってよー、何で怒ってるのー?」
ソーニャ「……」
やすな「ソーニャちゃーん」
ソーニャ「お前……いつも夢の中で私と何してんだ」ギロ
やすな「ひぃ!? べ、別にいつもやってるようなことだよ……」
ソーニャ「ほう、夢の中でも私をからかって遊んでいると」
やすな「ああっ、ち、違うよ!
い、いつもソーニャちゃんには……良くして頂いております、ハイ……」
ソーニャ「……まあいい」
やすな「」ホッ
ソーニャ「こんど変な寝言いってたりしたら、問答無用で叩き起こす」
やすな「ええっ、私何かいってた!?」
ソーニャ「……ふん」
やすな「教えて、気になるー!」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:28:41.25 ID:YJFhsPT10
・
・
・
ソーニャ「あ、あぎり……あの、写メがまだ……」
あぎり「すみませ~ん、あの携帯、水に落としてデータ全部消えちゃいました~」
ソーニャ「」
終わり
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:36:54.75 ID:Azt/vJwe0
良い雰囲気出してるな 45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/19(日) 03:57:40.58 ID:Mj/UgszgO
乙!!
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