1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 18:58:15.31 ID:9fF72h1f0
一夏「暴力ばかりのあいつらのことだ、もしかしたら俺のこと本当は嫌いなのかもしれない」
一夏「嫌いな男に髪を触られたらこの上なく怒るんだろうな」
一夏「……あいつらで試してみるか」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 19:02:12.27 ID:9fF72h1f0
箒の場合
一夏(箒の髪を触るならポニーテールだな。後ろから近付いて一気にいくぞ)
一夏「よっ、箒」ギュッ
箒「なっ、何をしている!?」
一夏「箒の髪を掴んでる」
箒「いいから離せ! 話はそれからだ!」
一夏(あ、こりゃ駄目だな)
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 19:06:37.33 ID:9fF72h1f0
箒「突然どうしたというんだ。後ろから女の髪を掴むなど男のすることじゃないぞ」
一夏「何となく掴みたくなったからつい、な。悪かったよ」
箒「……反省しろ。小さい頃のことを思い出すから、いきなり掴んだりしないでくれ」
一夏(あー、よく男子にからかわれてたっけな箒って。なるほどそういうので嫌になるのか)
箒「聞いているのか!」
一夏「聞いてるよ、悪かったてば。もうしない。それじゃあまたな」
箒「あ、おい! ……何だったんだ」
一夏「ふぅー、やっちまった。むしろ自分から嫌われにいったようなもんだぜ」
一夏(箒は仕方ないとして、他の奴らはそんなトラウマもないだろうし次いってみよう)
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 19:12:13.01 ID:9fF72h1f0
セシリアの場合
一夏(セシリアならやっぱりあの巻き毛が気になるな)
一夏「よっ、セシリア」ギュッ
セシリア「ひゃっ、い、一夏さんですの!? 離してくださいまし!」
一夏(だろうなぁ)
セシリア「もう、女性の髪にみだりに触るなんて最低ですわよ!」
一夏「反省してまーす」
セシリア「セットするのも大変なんですからね! 崩れてないでしょうか……?」
一夏(大変なのに毎日よくやるな。さすがお嬢様だ)
セシリア「一夏さん、聞いてますの!?」
一夏「悪かったよ、つい触ってみたくなってさ。もうしないから安心してくれ。それじゃな」
セシリア「あ、ちょっとお待ちになって、一夏さーん!」
一夏(うん、何となくこうなると思ってたししょうがないな。次いこう)
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 19:17:52.69 ID:9fF72h1f0
鈴の場合
一夏(鈴はあのツインテールだな、どっちも掴んでみるか)
一夏「よっ、鈴」ギュッ
鈴「ぎゃあっ! な、何してんのよ一夏!」
一夏「鈴の髪を掴んでる」
一夏(鈴も駄目そうか)
鈴「……小学生じゃないんだから、そういうの卒業しなさいよね。まったく」
一夏(おっ?)
一夏「怒らないの?」
鈴「んー、どちらかといえば呆れてる。でもちょっと懐かしいわね」
一夏「なんか思い当たる節でもあるのか。小さい頃、男子にこうやってよくからかわれたとか」
鈴「今まさにその男子にいたずらされてるんだけどね。覚えてないの?」
一夏「……あー、そういえば。出会ったばかりで仲悪かった頃な」
鈴「あの頃は若かったわねぇ……って、一夏の年寄りくささが伝染っちゃった。どうしてくれんのよ!」
一夏「知るかよ、てか俺そんなにやんちゃだったかなぁ」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 19:23:39.37 ID:9fF72h1f0
一夏(なんかあんまり怒られないな。離せとも言われないし)
一夏「鈴の髪って結構サラサラなんだな。触り心地良いっていうか」
鈴「そ、そう? 手入れはちゃんとしてるつもりだけど、こんな形で褒められるとはね」
一夏「不満か? せっかく褒めてるのに」
鈴「不満っていうか、不意打ちみたいなもんだったし。
アンタ何いきなり女の子の髪触って、というより掴んでるのよ」
一夏(あ、やっぱり怒りはするんだな)
鈴「そういうのやめたほうがいいわよ? 後ろからいきなりとか、最悪殺されても文句言えないわね」
一夏「そんなに酷い悪行だったのか……」
鈴「あたしはともかく、他の子にやってないでしょうねぇ?」
一夏「ソンナワケナイダロウ」
鈴「……? ならいいけど、いつまで掴んでるわけ?」
一夏「ああ、すまん。つい触り心地良くって」
鈴「しょ、しょうがないわね。一夏の気が済むまで触っててもいいけど、もう少し丁寧に触ってよね」
一夏(鈴って俺によく殺意向ける気がしてたけど、そんなでもないのかな。意外だ)
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 19:24:17.98 ID:c0tR1vPj0
鈴ちゃんかわいい 20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 19:30:45.30 ID:9fF72h1f0
シャルの場合
一夏(シャルはどうだろう。結ってるところが掴みたくなるな)
一夏「よっ、シャル」ギュッ
シャル「わっ、一夏!? ……何してるの?」
一夏「シャルの髪を掴んでる」
シャル「ふーん……一夏って結構子供っぽいことするんだね」
一夏「まあな。嫌なら離すよ」
シャル「あー、ううん。いいよ、お子様な一夏くんに
シャルロットお姉さんが付き合ってあげましょう、なんてね」
一夏(おお、内心怒ってるかわからないけどシャルも離せとは言わないのか)
シャル「一夏って小さい頃は女の子にちょっかい出してたタイプ?」
一夏「理由もなく手は出さなかった、はず。多分だけど」
一夏(男子にからかわれてる箒をかばったことあるし、そんなにいたずら小僧ではない、よなぁ?)
シャル「一夏は小さい頃から正義感強そうだよね。むしろからかわれてる女の子を助けてそう」
一夏(……今自分から言い出しても嘘っぽくなるから黙ってよう)
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 19:37:38.53 ID:9fF72h1f0
一夏「シャルって髪型変わらないよな。男の格好してた時からさ」
シャル「そうだね。みんなよりは少し短いけど、変えようと思えばいろいろできると思うよ」
一夏「そっか。今の髪型にしてるのって、男の格好してて不自然じゃないからか?」
シャル「うーん、たしかに男装する必要ができてから今の髪型にしてるけど」
一夏「まあ似合ってるしわざわざ変えることもないか。その方が楽だろうし」
シャル「……。い、一夏? ちょっと手を離してもらっていいかな?」
一夏「ん、ああ。悪かったな」
シャル「それはいいんだけど、ちょっと待ってね。えっと、どうしようかな……」
一夏(シャルの奴どうしたんだ。怒ってるわけじゃないみたいだけど)
シャル「一夏、僕がいいって言うまでむこう向いててもらっていい?」
一夏「? いいけど」
一夏(別な髪型でも披露してくれるつもりか?)
シャル「……い、いいよ。ど、どうかな」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 19:38:49.06 ID:9fF72h1f0
この前どこかで拾った 31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 19:40:35.30 ID:M0zXJCEA0
ポニーも好きだがサイドテールも中々のものだと思ってる 33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 19:45:11.86 ID:9fF72h1f0
ラウラの場合
一夏(いいもの見れた。ラウラも髪長いんだし
いろいろ変えられそうだよな、さて掴めるところもないしどこ触ろう)
一夏「よっ、ラウ――」サッ
ラウラ「はっ!」ドゴッ
一夏「」ガクッ
ラウラ「……嫁か。私の背後を取って何をしようとしていたかは知らんが、気をつけることだ」
一夏(どこの凄腕スナイパーだよ……) プルプル
ラウラ「それで何の用だ? もっとも、やましいことがないなら気配を殺す必要はないはずだが」
一夏「……すみませんでした」
ラウラ「私は何の用だったのかを聞いている。答えろ」
一夏「……ラウラの髪を触ってみたかったんだ」
ラウラ「髪? なんだそんなことか。言えばいくらでも触らせてやったというのに」
一夏「それじゃ意味ないんだ、けどもういいや。悪かったなラウラ……」フラフラ
ラウラ「……? 変な奴だ」
一夏(鈴の言う通りだな。死んでもおかしくなかった……)
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 19:54:28.56 ID:9fF72h1f0
一夏「結論から言うと、鈴とシャルがセーフ。箒とセシリアがアウト。ラウラは測定不能」
一夏「鈴は他の男だったらともかく俺だからセーフって感じもしたな、さすが幼馴染。
シャルはよくわからんけど怒ってはなかったよな」
一夏「あとは、まあ、悪いのは俺だから仕方ない。改めて謝っておくとして」
一夏「鈴とシャルは……そうだな、むしろどこまでいけば怒るんだろう」
一夏「いろいろ試してみるか。いきなり頭とか撫でてみたら怒るかな」
数日後
一夏「……」
鈴「いーちかっ♪」ギュッ
一夏「うおっ、り、鈴か……どうしたんだ」
鈴「どうしたって、何がよ? こんなのいつも通りじゃない」
一夏「あ、ああ。そうだな」
一夏(もの凄く人懐こい猫みたいにじゃれてくるようになっちまった……)
鈴「なによー、もっと嬉しそうな顔しなさいよね!」
一夏「い、いつも通りだろ? ……ははっ」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 19:59:49.87 ID:9fF72h1f0
一夏(鈴があそこまでデレるとは……)
シャル「あ、一夏」
一夏「お、おう。シャルか」
シャル「……」ソワソワ
一夏「……どうした?」
シャル「う、うん。その……今日は、なでなでしてくれないのかなって」
一夏「そ、そうだな。ほら、もっとこっち来いよ」
一夏(シャルはシャルでかなり甘えてくるようになったな……上目遣いが反則すぎる) ナデナデ
一夏「もういいか?」
シャル「もうちょっとだけ……だめかな?」
一夏「……もうちょっとだけな」ナデナデ
一夏(どうしてこうなった)
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 20:06:46.69 ID:9fF72h1f0
千冬「それで、どうして私のところに来るんだ」
一夏「千冬姉の前ならあいつらも迂闊に寄ってこないしさ」
千冬「私を人払いに使うな。もう行くぞ」
一夏「ま、待ってくれ! 話だけでも聞いてくれよ!」
千冬「……やれやれ。話してみろ」
一夏「――だから、嫌われてるかどうかだけ試すつもりだったんだ」
千冬「気付けば凰とデュノアが堕ちていた、と。よかったじゃないか」
一夏「よくないよ! いや、あいつらのことは嫌いじゃないけど、
こんなに簡単に人は変わっちまうんだなって」
千冬「元凶が何を言っている」
一夏「そうかもしれないけどさ、なんか怖いんだよな。
それに俺がこの調子だと鈴とシャルを傷つけることになりそうだし」
千冬「……それで、私に相談しに来たというわけか?」
一夏「うん。どうにか今まで通りの関係に戻したい。
このままいくと、いつか背中から刺されることになりかねないんじゃないかな」
千冬(あいつらも見る目がないな、こんな甲斐性無しに惚れるとは)
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 20:11:35.77 ID:9fF72h1f0
一夏「なあ、千冬姉はどうしたらいいと思う?」
千冬「知らん。自分で何とかしろ」
一夏「そんな……」
千冬「……。一夏、お前はあいつらに初めに何をしたと言った?」
一夏「え、髪を触ってみた、かな。掴んだって言ったほうがいいくらいだけど」
千冬「そうか。なら一夏、解決する方法が一つだけある」
一夏「ほんとか? な、何をすればいいんだ? 教えてくれ!」
千冬「教えるのはいいが、必ず実行しろよ? それが条件だ」
一夏「う、うん! わかったよ、それでどうしたらいいんだ?」
千冬「良い返事だ。では、心して聞け。まずはだな――」
千冬「私の髪を触ってみるといい」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 20:12:49.12 ID:9fF72h1f0
その後、見せつけるように一夏と仲良く振る舞う千冬にたじろぐ鈴とシャル、そして一夏だった
女性の髪を触ったらどうなるか、よくわからなくなった一夏であったとさ
終わり
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 20:18:28.57 ID:qEln/rWn0
え?
え? 47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/14(土) 20:14:15.74 ID:/WK5hrDS0
マジレスすると捕まる
ソースは俺  | TVアニメ IS<インフィニット・ストラトス> VOCAL COLLECTION ALBUM TVサントラ,シャルロット・デュノア(花澤香菜),ラウラ・ボーデヴィッヒ(井上麻里奈),篠ノ之箒(日笠陽子),栗林みな実,セシリア・オルコット(ゆかな),凰鈴音(下田麻美),シャルル・デュノア(花澤香菜),こだまさおり,増田武史,清水哲平
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