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ルカ子「あしたはぼくの誕生日」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 09:16:49.20 ID:sdUwj8gp0

~夜~

るか「神様お願いです。僕を……女の子に」

神社の賽銭箱に、今月のお小遣い全てを入れてしまいました。

るか「僕を…女の子にして下さい!」

るか「はぁっ……」

トントン、トントン… 誰か来る…。

るか父「なんだ、るかか。人がいると思って来てみたのだけど」

るか父「何をしてたんだ?」

るか「いいえ、なんでも…なんでもないんです」

よかった…お父さんに聞かれてなくて。



1309886181549.jpg
 
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 09:23:54.33 ID:qygfyja40

女の子に成りたいと思い始めたのは…いつからでしょうか。

始めの頃は、今のぼくに自信が持てなくて…

ただなんとなく…朝起きたら、女の子になってたらいいな、なんて思ってたんです。


女の子になれたら、今のぼくが変われるのか…

たとえば牧瀬さんや、岡部さんのようなしっかりした人になれるのか…

そんなことはわかりませんでした。

でも、もしその願いごとが叶ったなら

それはきっと『素敵なこと』なんだなって、そう思ったんです。


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 09:27:27.54 ID:qygfyja40

この正直な気持ちを打ち明けたのは、ラボメンの皆さんが初めてでした。

きっとこんなこと言ったら…皆さんに嫌われてしまうんじゃないかって不安でした。

でも、まゆりちゃんも、岡部さんも…ぼくの話を笑わずに聞いてくれて

それがすごく嬉しかったんです。


女の子になりたいってぼくの馬鹿みたいな話しを受け止めてくれて…

そんなぼくの願いを許してくれたことが…。


岡部さんたちの実験は、『失敗』に終わってしまいましたけど

何かあのあと…ぼくは大切なことを見つけた気がするんです。


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 09:34:06.22 ID:qygfyja40

るか「目が覚めたら、ぼくは17歳なんだ…」

……これで、最後にします。

ぼくが祈るのも…。叶わない夢を見るのも…。


今日も『あの人』のことを考えてしまいます。

もしぼくが…女の子になったら…どんな顔をするんだろう。


るか「えへへ、きっとすごく驚くんだろうな」

…もしかしたらすました顔であっさりうけとめられるかも。


そんな『あの人』の反応を想像するだけで、胸が踊るのでした。


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 09:40:01.76 ID:qygfyja40

なんのへんてつもない朝でした。

ぼくは目を覚ますと、いつも通り洗面所に向かいます。

途中でお父さんに会いました。


るか父「珍しく眠そうだね。ゆうべは遅くまで起きてたのか?」

るか「うん。ちょっと眠れなくて」

るか父「そうかい。とりあえず顔洗って、着替えてきなさい。ご飯にしよう」


そこで、今日が何の日か。

昨日ぼくが何を願ったのかを思い出しました。


るか「そうだ……ぼくは……」


急ぎ足で洗面所に向かいました。


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 09:48:55.66 ID:qygfyja40

るか「……」

神社の家の者がこんなことを言うのは気が引けるのですが

神様はなんて残酷なんでしょうか。

決して、軽い気持ちではなかったのです。


『今度は』軽い気持ちなんかではなかったんです……。


朝起きたら、女の子になればいいな…なんて、

馬鹿みたいな願い事をしているのは同じでも…。


やっぱり、ぼくは……岡部さんの恋人にはなれないんだ。

現実の重たさを痛いくらい感じました…。


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 09:56:44.79 ID:qygfyja40

るか「おはよう、お父さん。ご飯よそうね」


いつまでも凹んでいるわけにはいきません。

この願いが届かなかった以上、ぼくは男の子として生きていくと決めたんですから。


るか父「ありがとう。今日は、るか誕生日だね。おめでとう」

るか「うん。ありがとう」

るか父「そこにプレゼントがあるから、ご飯が終わったら開けてみなさい」


プレゼント?

居間の端の方に丁寧に包装された箱が置かれていました。


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 10:05:15.92 ID:qygfyja40

食後、洗い物を終えました。

全身から力が抜けてしまい、まさに放心状態とはこのことでしょう。

そのとき、部屋の済でぼぉっとしながら、箱の存在を思い出しました。

いけない…。せっかくお父さんから貰い物なのに。

決して嬉しくなかったわけではないのです。


るか「なんだろう…」

るか「!?」


箱を丁寧に開けると、そこには可愛らしい白のワンピースが入ってました。

ぼくは顔を真っ赤にして箱を閉じました。


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 10:11:16.10 ID:qygfyja40

どうしよう…。

ぼくは、男になると決心したのに…。

こんなの…もらっちゃって…。

お父さんを責めるつもりはありません。

普段、ぼくが女の子が着るような服を何も言わず着てるんですから。


それにしても、間が悪いというか……。

もう一度…蓋をあけて、白いワンピースを見つめ直しました。

るか「……」

るか「一度も着ないのは…お父さんに悪いよね」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 10:11:24.80 ID:eMJTw8600

ほう…


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 10:17:48.43 ID:qygfyja40

決心初日からこんな調子で…なんて思われるかもしれません。

でも…ぼくは、いきなりは変われる自信はありませんでした。

少しずつ、少しずつ変わっていけばいいはずです。


早速新しいワンピースに着替えに部屋へと戻りました。

……変じゃないかな?

そう問えば、10人中10人に変だって答えられるのはわかっています。

だってぼくは男の子なんですから。


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 10:23:58.58 ID:qygfyja40

快晴でした。

ぼくは早速、新しい服を来て出かけることにしました。


お父さんには申し訳ないけど、新しい服を買いに行こうと思うんです。

ぼくが持ってる服は、やっぱり女の子っぽいものが多かったので…。

でも、男の子の着る私服を自分で選んだことがありません。


それに…この格好で…。

一人で男の子の洋服を持って、試着室に入る勇気なんて到底ありませんでした。


誰か一緒について来てくれればいいのですが…。


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 10:31:06.14 ID:qygfyja40

「おい、そこのお前!」


一瞬ドキっとしました。

でも、その声が聞き覚えのあるもので、声の主が誰なのかがわかるとさらに、緊張しました。


るか「お、岡部さん…」

岡部「違う!俺の名は鳳凰院凶真。何度言えばわかるのだ、ルカ子よ!」

るか「すいません!凶真さん」

またやってしまいました。

油断すると、つい岡部さんと呼んでしまうのです。

凶真さんと名前で呼ぶのが恥ずかしくて…。


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 10:38:27.90 ID:qygfyja40

岡部「随分とめかしこんでいるじゃないか」


…服装のこと突っ込まれてしまいました。


るか「そ、その……お父さんが買ってきてくれて」

岡部「なるほど…納得した」


岡部さんは大変理解があるお方です。

ぼくのことも、お父さんのことも決しておかしいなどと口にすることはありません。


岡部さんのように男らしい人になりたいと思うのは…おこがましいしょうか。


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 10:48:21.95 ID:qygfyja40

そうだ……服のことで思い出しました。

今日はぼくの『誕生日』でした。

こんな町中で、偶然岡部さんに出会えるなんて思いもよりませんでした。

特別な日にこんな偶然出会えたことが、素敵なプレゼントのようで…。

今朝さんざん恨んでいた神様に『ありがとう』を言いたくなるのでした。


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 10:53:16.09 ID:qygfyja40

るか「凶真さんはどちらへ行かれる予定だったんですか?」

岡部「2,3日ラボに篭っていたからな。気分転換に散歩をしてる」

るか「じゃ…」

岡部「どうした、ルカ子よ?」

るか「いえ…なんでも」


思わず、岡部さんに一緒に歩きませんか…などと口にしようとしてしまいました。

きっと疲れているはずなので、ぼくがいても邪魔なだけです。


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 11:02:26.62 ID:qygfyja40

岡部「ところでお前はどこへ行こうとしていたのだ?」

るか「え…えっと……新しい服を…」

岡部「服? 漆原氏から賜ったというのに、まだ欲しいと言うのか?」

岡部「セレセブに勝るとも劣らない強欲っぷりではないか」

るか「ちが…ぼく、新しく…その……男の子の服を…」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 11:10:05.33 ID:qygfyja40

~デパート紳士服売場~

神様、ありがとうございます。

岡部さんの隣をこんな特別な日に歩けるだなんて、ぼくは果報者です。


岡部「俺に選んでほしいとは、さすが我が弟子」

るか「あの…本当によかったんでしょうか。岡部さんの時間を…」

岡部「鳳凰院凶真だ」

るか「すいません!」

岡部「なぁに…我がラボメンにして、
    弟子であるルカ子の頼みを断る鳳凰院凶真ではないわ。フゥーハハハ!」


岡部さん……。


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 11:11:21.26 ID:0gjOcdAN0

オカリンこういう所イケメンだよな


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 11:16:57.84 ID:Fwa0m6SJO

※デパート内


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 11:17:14.89 ID:qygfyja40

岡部「……ところでるか子よ」

岡部「お前は、誰かとデートした経験はあるか?」

るか「えっ、え…」///

い、いきなり岡部さんはなんてことを聞くのでしょうか?

これが男らしい男の会話というものなのですか?

それはおいておいて…岡部さんに尋ねられるというのは…

いったいどういう意図で…聞いているのでしょうか?


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 11:24:55.67 ID:qygfyja40

るか「な、ないです」

岡部「そうだよな…悪かった。変なことを聞いて」


岡部さんは、その言葉通り

どこか申し訳なさそうな顔をしていたような気がします。

何だかそんな岡部さんを見るのは珍しいと思いました。


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 11:31:52.61 ID:qygfyja40

岡部「しかし、どういう心境の変化だ? お前、女になりたかったのではないのか?」

るか「……そうですね」

岡部「……」


ぼくの決心は、軽いものではなかったはずです。

でも、いざこうして岡部さんを目の前にしていると、

何かこう…ゆらゆらとゆりかごにでも揺られてるような心地がするのです。


そんな経験、いままでのぼくになくて…

この瞬間がとても大切で…失いたくないと思ってしまうのでした。


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 11:37:23.93 ID:qygfyja40

岡部「父君に貰ったその召し物は好かんのか…?」

るか「だって……ぼくは…」

岡部「まゆりが見たら、きっとはしゃぐと思うぞ」

るか「ありがとうございます」


その一言は岡部さんの優しさが詰まってて、泣きたくなるぐらい嬉しいと感じました。

でも、ぼくは…

岡部さん自身が、本当はどう思っているのか知りたかったんです。


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 11:43:19.04 ID:qygfyja40

るか「凶真さんは…その…」

ぼくのこと…どう思ってるんでしょうか?

この格好……。男なのに情けないとか…。

本当は、気持ち悪いと思われていたって仕方ないと思うんです。

無理して一緒に付き合ってくれてるんじゃないのかって、時々不安になります。

そんな言葉を聞けば、ぼくも踏ん切りがつくのでしょうか?

るか「……」

るか「いえ…なんでもないです…」

でも優しい岡部さんがそんな言葉を口にするはずがないのです。

たとえ、本音を言ってくれたとしても、

人を傷つけることを潔しとしない岡部さんが心を痛めるのが想像できました。

そんなの絶対にダメです。


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 11:52:34.90 ID:qygfyja40

岡部さんは、ズボンやシャツを手にとり難しそうな顔をしていました。

るか「どうしたんですか?」

岡部「紳士なルカ子を想像していた」

岡部「まあ、とりあえずこれを着てみろ」

るか「凶真さん、これだとサイズが…」

岡部「なに…?小さい物を選んだつもりだったが、合わないのか?」

るか「すいません…」

岡部「選び直しだ!サイズを教えろ」


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 11:58:41.64 ID:qygfyja40

るか「きょ…凶真さんは、白衣がお好きなんですか?」

岡部「好き、嫌いなどという次元ではないぞ、ルカ子よ」

岡部「白衣こそ、この俺、鳳凰院凶真がマッドサイエンティストたらしめる証なのだ」

よくわかりませんが、岡部さんは自分のファッションにとてもこだわりがあるみたいです。


岡部「よし、こんなのはどうだ?」


岡部さんはズボンとシャツを一着ずつ選んでくれました。

ぼくはそれを胸に仕舞いこむように受け取りました。

るか「ありがとうございます!」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 12:06:18.17 ID:qygfyja40

試着室で袖を通すと、鏡には新しい自分が写っているような気がしました。

それが、岡部さんの手によって作られた『ぼく』のようで…

とても複雑な気持ちになりました。

もし女の子になりたいという願いが叶っていたら…

そう思うと少し胸が切なくなるのでした。


だけど、岡部さんの選んでくれたものを着ていると思うと

少しだけ心強く…温かい心地がしました。


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 12:15:43.24 ID:qygfyja40

深呼吸をして、カーテンを開けました。

るか「岡部さん、どうですか?」

岡部さんはぼくを見て、少しだけ驚いているようでした。


岡部「あ…ああ。いいと思います」

思います? 岡部さんらしくない反応でした。

るか「あ、ありがとうございます」

この反応は、喜んではいけない気がしました。

何がいけないのでしょうか?

自分ではそんなにおかしいところなんてないと思うのですが。


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 12:24:02.05 ID:qygfyja40

微妙に空気が気まずくなったところに、高い声が響きました。

まゆり「あ~、やっぱりるか君と、オカリンだぁ」

るか「まゆりちゃん?」

岡部「まゆりがなぜこんなところに?」

まゆり「うーぱのコンプガチャをやりに来たんだよ。ちょうど上に階にあるんだ」

岡部「で、目当てのものは出たのか?」

まゆり「えっと…。うーぱ…一つもでなかったよ」

岡部「だろうな……」


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 12:30:06.78 ID:qygfyja40

まゆり「それより、どうしたの? るか君その格好」

るか「えっと…これは…」

岡部「ルカ子に頼まれたのだ。男装をしたいからつきあって欲しいと」

うまくこの状況を説明しづらいぼくの代わりに、岡部さんが代わりに答えてくれました。

若干情報が歪曲されてるような気もしますが…。


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 12:35:18.35 ID:qygfyja40

岡部「ちょうどいいまゆり。お前も感想を聞かせてくれ」

まゆり「えっとね、まゆしぃは思うのです」

まゆり「やっぱり、るか君は何を着ても、るか君なんだなって…」

まゆり「とーーっても、愛らしいなぁって」

るか「そ、そんな……」

男らしくなろうと頑張ってるのに、まさか…そんなことを言われるなんて。

岡部さんの前でなければ、膝が崩れていたとおもいます。

ぼくは男の子になると決めたんです。

その決心がひどく揺らいでいくのがわかりました。


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 12:43:09.33 ID:qygfyja40

岡部「やはり、お前もそう思うかまゆり?」

えっ? 岡部さん?

その一言で胸が弾けそうになりました。


だって…あまりにも自然に岡部さんの口から出た言葉で。

まゆりちゃんと同じ感想を持ってくれたってことは……。

さっきの岡部さんの躊躇いも……


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 12:47:24.60 ID:qygfyja40

岡部「どうした、ルカ子よ?」

るか「いえ…なんでも」


岡部「そうだ、新しく父に貰った服もまゆりに見せてやったらどうだ」

岡部「あちらも随分と似合っていたからな」


るか「本当ですか……」


岡部「お、おいまゆり…ルカ子はなぜ泣いているのだ?」

まゆり「もぉ、オカリンがるか君を虐めたからでしょ?」

岡部「知らん、俺は何も知らんぞ!」


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 12:48:45.08 ID:qygfyja40

まゆり「あっ、るか君が戻ってきたよ」

るか「ただいま戻りました。あの…凶真さん、本当に買ってもらってよかったんですか?」

岡部「構わないさ。それより…お前もういいのか?」

るか「す、すいませんっ!さっきはちょっと悲しいことを思い出しちゃって…」

岡部「にしても、無銭で買い物に来るとは…るか子もまゆりのようなドジっ子属性だったんだな」

まゆり「もぉ。まゆしぃはドジっ子じゃないのです」


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 12:51:10.74 ID:qygfyja40

その後、ぼくは岡部さんに選んで買ってもらった服を両手で抱えて二人と別れました。


脳裏にはあの岡部さんの言葉がまだ焼き付いています。

『やはり、お前もそう思うかまゆり?』


岡部さんに気持ち悪い奴だなんて思われてなかったことが嬉しかったです。

女の子みたいなぼくでも、岡部さんは認めてくれることが嬉しかったです。

何より……。


岡部さんに『可愛い』と思ってもらっていたなんて…。


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 12:53:42.44 ID:qygfyja40

家に帰ると、お父さんが出迎えてくれました。

るか父「おお、帰ったか。早速晩御飯にしようか」

るか「うん…お父さん……」

るか父「なんだい?」


るか「プレゼントありがとうね。大切にするからね」


お父さんにもらったこの服も。岡部さんに買ってもらった服も、ぼくにはとても大切な宝物です。

だけど…岡部さんに買ってもらった服は…


もう少しだけ大切に、そっとしまっておこうと思うのでした。



おしまい。


81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 12:57:37.35 ID:qygfyja40

うまくまとめられんくてすまん。

ルカ子 誕生日おめでとう。


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 13:07:49.53 ID:ceQB0jnaO

いつ変態路線に行くかとヒヤヒヤしてた

いちおつ



88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 14:21:58.62 ID:WyQVpMDT0

まともなルカ子とか久々にみたな
岡部さん岡部さんっ!!ビュルルがルカ子の平常運転だからな



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/30(木) 09:58:36.06 ID:x9SNT+dQ0

かわいいよルカ子かわいいよ



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[ 2012/08/31 16:28 ] その他SS・STEINS;GATE | TB(0) | CM(3)
好きにしろとしか
男装でも女装でも着てたら肯定しかできない
るか子は性別に拘る必要がない領域に生きてる
[ 2012/08/31 17:20 ] [ 編集 ]
ルカ子の心理描写が公式小説の「六分儀のイディオム」みたい。
すばらしい。
[ 2012/09/01 04:29 ] [ 編集 ]
何このルカ氏可愛い杉。キュンキュンしたお。
[ 2013/05/08 00:27 ] [ 編集 ]
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