1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 18:43:43.34 ID:3V2r1lvJ0
あかり「それに他のキャラに比べてレベルも高いね」
結衣「そうだな」
あかり「特別強いキャラでもなさそうなのに」
結衣「意外と強いんだよ」
結衣(これ以上聞かれると困る)
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 18:50:21.49 ID:3V2r1lvJ0
あかり「どうして強くないのに使ってるの?」
結衣「だから強いんだって」
あかり「嘘だよ。レベルは一番高いけど能力は他のキャラよりちょっと低いよ」
結衣「スキルとか魔法が優秀なんだよ」
あかり「それも嘘だよぉ。他のキャラはそれ以上に凄いよ」
結衣(勘弁してくれ…)
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 18:55:39.44 ID:3V2r1lvJ0
あかり「結衣ちゃん変わってるね」
結衣「そんなことないって。みんな使ってるキャラだよ」
あかり「あかりのクラスでもこのゲームやってる子いるけど強くないって言ってたよ」
結衣「……あかりそっくりだから使ってるんだよ」
あかり「え?」
結衣「だから、あかりそっくりだから使ってるんだって!」
結衣「これであかりといつでも一緒にいられる気分になるし」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 18:59:49.15 ID:3V2r1lvJ0
あかり「結衣ちゃんどうして…」
結衣「あかりと一緒にいたいから……」
あかり「あかりは今一緒にいるよぉ」
結衣「でも常にじゃないだろ」
結衣「仕方ないからゲームで我慢してるんだ」
あかり「だったらあかり、しばらく結衣ちゃん家に住むよ!」
あかり「ゲームで満足だなんて悲しいでしょ?」
結衣「あかりぃ…」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 19:02:03.80 ID:qZS6PLo/O
船見あかりの誕生である 16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 19:03:31.73 ID:3V2r1lvJ0
結衣「嬉しいけどいつまでもいるわけにはいかないだろ?」
あかり「常には無理だけど大丈夫なときはいつでも結衣ちゃん家に行くよ」
あかり「あかりも結衣ちゃんと一緒にいたいなあ」
結衣「ありがとう……ありがとうあかり…!」
あかり「じゃあお泊まりする道具を取りに家に帰るね」
結衣「あ、私も行くよ」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 19:07:16.86 ID:3V2r1lvJ0
結衣(嬉しいけど不安だな)
結衣(さすがに欲望のままに暴走ってことはないだろうけど)
結衣(あかりと長い間二人きりだなんて何して良いかわからない)
結衣(あかりをどうやってたのしませよう)
あかり「結衣ちゃん?」
結衣(オムライスか?でもワンパターンだなあ)
あかり「結衣ちゃん!」
結衣「わっ!?」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 19:11:52.96 ID:3V2r1lvJ0
結衣「どうしたんだあかり?」
あかり「結衣ちゃんがボーっとしてて危ないから声をかけたんだよ」
結衣「あ、ああ、ありがとうあかり」
あかり「そんなことよりもうあかりの家だよ」
結衣「本当だ…私、大分呆けてたんだな」
あかり「じゃあ準備するからちょっと待っててね」
結衣「行ったか……あかりの部屋ちょっと入りたかったな」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 19:16:17.89 ID:3V2r1lvJ0
あかり「お待たせ結衣ちゃん」
結衣「結構早かったね。ちゃんと準備できた?」
あかり「うん!」
結衣「そうだ、家族にはこの事は伝えた?」
あかり「今は誰もいないから後で伝えるよ」
結衣「そうか、じゃあ行こうか」
あかり「うん!」
結衣(心なしかさっきより楽しそうにしてるな)
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 19:19:35.25 ID:3V2r1lvJ0
あかり「もう着いちゃったね」
結衣「あかりの家に行くときより足が軽かったからね」
結衣「そうだ、良いって言うまで外で待ってて」
あかり「?」
結衣「私が先に入ってと……良いよ」
あかり「はーい、お邪魔しまーす」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 19:22:03.97 ID:3V2r1lvJ0
結衣「お邪魔しますじゃなくてただいまって言ってほしかったな」
あかり「え?」
結衣「しばらくとはいえ私の家に住むんだからここはあかりの家だよ」
結衣「だからただいまだろ?」
あかり「そうだね……ただいまー」
結衣「お帰り、あかり」
結衣(これを一回やってみたかったんだ)
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 19:28:17.48 ID:3V2r1lvJ0
あかり「なんか夫婦みたいだね」
結衣「うっ…」
結衣(改めて考えるとバカなことをしてしまった…)
あかり「今日からしばらくは船見あかりになるんだぁ…えへへ」
結衣(良かった、喜んでるみたいだ)
結衣「ほら、早く上がって」
あかり「うん」
結衣「それとあかり、夕飯は何が良い?」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 19:31:18.47 ID:3V2r1lvJ0
あかり「何でも良いよぉ」
結衣「じゃあオムライスだな」
あかり「わぁい結衣ちゃんのオムライス、あかり結衣ちゃんのオムライス大好き!」
結衣「大袈裟だなぁ」
あかり「本当だよ」
結衣「ふふ、ありがとう」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 19:34:01.29 ID:3V2r1lvJ0
結衣「よし、出来たぞ」
あかり「わぁ、美味しそう!」
結衣「食べようか」
あかり結衣「頂きます!」
あかり「やっぱり美味しいよぉ」
結衣「……」
あかり「美味しいよぉ」
結衣「……」
あかり「美味しいよぉ……結衣ちゃん?」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 19:39:21.17 ID:3V2r1lvJ0
あかり「そんなに見てるけどあかりの顔になにかついてる?」
結衣「いや、幸せそうに食べるなあって思って」
あかり「結衣ちゃんのオムライス美味しいから」
結衣「……あかり、何で私があかりと一緒にいたいって言ったか分かる?」
あかり「急にどうしたの?」
結衣「分かる?」
あかり「うーん…あかりと遊びたいから?ほら、ゲームでもそっくりなキャラ使うくらいだし」
結衣「違うよあかり……」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 19:41:55.49 ID:3V2r1lvJ0
結衣「私があかりを……だから」
あかり「え?」
結衣「あかりが大好きだからなんだよ」
あかり「え?」
結衣「何度も言わせるなよ!あかりが恋愛的な意味で好きなんだよ!」
あかり「えぇぇぇぇ!?」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 19:47:57.77 ID:3V2r1lvJ0
あかり「でもあかり……」
結衣「分かってるよ、あかりにはそっちの気は無いのは」
結衣「でもわざわざゲームでそっくりなキャラ使うまであかりが好きだって聞いてほしいと思ったんだ」
あかり「うぅ……」
結衣「変なこと言ってごめん、ほらオムライス食べよう」
あかり「あの…結衣ちゃん!」
結衣「うん?」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 19:56:29.32 ID:3V2r1lvJ0
あかり「あかりね、最初はゲームで結衣ちゃんは変なことしてるだけって思ってたの」
あかり「でも今日結衣ちゃんと過ごしたりお話聞いたりして楽しいなぁって」
あかり「結衣ちゃんの気持ちに今は答えられないかもしれないけど
こうやって結衣ちゃん家にお泊まりしていれば」
あかり「あかりも……そっちの気に目覚めちゃうかも」
あかり「だから今は今まで通りでいたいなぁ」
結衣「あ、あかりぃ!」
あかり「きゅ、急に抱きつかないでよぉ」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 20:00:43.85 ID:3V2r1lvJ0
結衣「やっぱり私はあかりが大好きだよ」
あかり「うん、でも…」
結衣「分かってるよ、今は良いんだ。時間が経ったときにまた答えを聞ければ」
あかり「ごめんね、でもあかりも結衣ちゃんは好きだよ」
結衣「え?」
あかり「友達って意味だよぉ」
結衣「あかりぃ!」
あかり「苦しいよぉ結衣ちゃん!」
これ以上話も広がらんし落としどころも良いし終わり
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 20:03:55.75 ID:qZS6PLo/O
乙
こんな落ち着いた結あかは久々に見た気がする 19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 19:07:51.61 ID:fPNeNG380
結衣あかは恋人というよりは姉妹みたいで微笑ましい
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