1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 20:10:48.45 ID:FUGYXS3TO
穂乃果「えへへー♪移動教室だったから遊びに来たのー♪」ダキッ
絵里「そんな暇があるなら早く戻って予習しなさい」
穂乃果「絵里ちゃんに会いたくて、ついつい♪」ギュー
絵里「近いわ……早く離れてちょうだい」
穂乃果「そだねー。じゃあ、また後でー」フリフリ
絵里「もう来なくていいわ。早く行きなさい、バカ穂乃果」
穂乃果「えへへー♪ばいばーい♪」
絵里「…………希」
希「どしたん、エリチー?」
絵里「天使よ……天使がいたわ」
希「……………」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 20:20:38.30 ID:FUGYXS3TO
―放課後―
希「今日も一日終わりやなー」
絵里「今日は部活もないし帰るだけね」
希「せやなー」
「おーい!絵里ちゃーん!」
希「おっ。来たでー、エリチ」
絵里「………」
穂乃果「絵里ちゃーん♪」ダキッ
絵里「急に現れて急に抱き着いて……慌ただしい」
穂乃果「一緒に帰ろっ♪」
絵里「なんで私が穂乃果と帰らなくちゃいけないのよ」
穂乃果「なんでも!寄り道しよ、寄り道ー♪」
絵里「しつこいわよ、離れなさい」
穂乃果「えー……」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 20:27:52.28 ID:FUGYXS3TO
穂乃果「一緒に帰ってくれないのー………?」
絵里「………ふんっ」ギュッ
穂乃果「ー♪」パァッ
絵里「ほら……帰るなら早くしなさい」
穂乃果「絵里ちゃーん、好きー♪」ギュッ
絵里「前を向きなさい、バカ穂乃果」
穂乃果「はーい♪」
希「………」
希「……エリチから手繋いで」
希「素直やないんやから」
にこ「ねー?」
希「にこっち、おったん?」
にこ「最初からいましたけどー?」
希「ちっさくて」
にこ「うっさい!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 20:35:55.83 ID:FUGYXS3TO
希「はー……風呂気持ちよかったなー」
希「あとは寝るだけ」
prrr……
希「電話や……エリチから?」ピッ
希「もしもーし」
絵里『希、大変よ』
希「どしたん?」
絵里『穂乃果が……あの天使の穂乃果が………』
希「うん」
絵里『飲み残しのジュースをくれたわ』
希「へー?よかったやん、エリチ」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 20:41:07.75 ID:FUGYXS3TO
絵里『冷凍保存かしら?冷凍したら穂乃果の魅力減っちゃうかしら?』
希「………」
絵里『保存方法はどうすれば……』
希「……飲めばいいんと違う?」
絵里『……?』
希「どしたん?」
絵里『いや。希こそどうしたのよ』
希「………へ?」
絵里『穂乃果よ?あの穂乃果から貰った飲み残しなのよ?』
希「……うん?」
絵里『飲んだら勿体ないじゃないの』
希「…………」
絵里『はぁー……それにしても今日の穂乃果は天使だったわー』
希「………」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 20:47:11.93 ID:FUGYXS3TO
―30分後―
絵里『それでね?そのとき穂乃果ったら何を言ったと思う?』
希「………んー?」
絵里『絵里ちゃんと一緒に帰れて嬉しーだってー。もうニヤニヤを我慢するのに必死よー』
希「せやなー………」
絵里『でねー、次にねー………』
希(ニヤニヤは我慢せんとあかんのかなー……?)
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 20:49:55.99 ID:FUGYXS3TO
―さらに1時間後―
絵里『穂乃果と別れるときもねー』
希「あ、あの………エリチ?」
絵里『何よ?』
希「ウチ、もう眠いかなー……って」
絵里『大丈夫。あとちょっとだから』
希「んー………」
絵里『明日も一緒に帰ろうねーだってー。もうあのときの顔を思い出すだけで……』
希「…………ふわぁ」
絵里『それだけでにやけちゃうわー』
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 20:57:28.44 ID:FUGYXS3TO
―翌日―
絵里「それでね……」ペラペラ
希「…………」
希(ウチ、この話昨日聞いたよなー?)
絵里「もうそのときの穂乃果の顔といったら……写真に撮りたいくらいだったわ」
希「………せやなー」
「あー!絵里ちゃーん!!」
絵里「っ!」
希「おー。穂乃果ちゃん」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 21:01:46.26 ID:FUGYXS3TO
穂乃果「おはよっ、希ちゃん♪」
希「おはよー」
絵里「………」ムスッ
穂乃果「絵里ちゃんもっ♪」
絵里「……朝からうるさいわよ、あほのか」
穂乃果「えへへー♪」
希「今日も元気やねー、穂乃果ちゃん」
穂乃果「元気っ!」
絵里「朝くらい静かにしなさいよ、騒々しい」
穂乃果「ほらほらー、行くよー」ギュッ
絵里「急に手を繋がないでちょうだい」
希「………おー」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 21:08:12.29 ID:FUGYXS3TO
穂乃果「よぉし!今日も張り切っていこー!」ギュー
絵里「だから近い」
穂乃果「何言ってるの!そんなことじゃ一日乗りきれないよっ!」
絵里「まったく……」
希「………」
希(穂乃果ちゃんが近くにおればエリチも大人しいのになー)
にこ「にっこにっこにー♪」
穂乃果「あっ。にこちゃん、おはよー♪」
にこ「おー。今日も二人ともべったりだねー」
絵里「穂乃果が勝手にくっついてるだけよ」プイッ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 21:15:39.59 ID:FUGYXS3TO
―下足場―
海未「おはようございます、みなさん」
希「海未ちゃん、おはよー」
穂乃果「海未ちゃん、おはよー♪」
海未「今日も絵里にべったりですね、穂乃果」
穂乃果「いやー、それほどでもー♪」
絵里「ほら、もう着いたんだし離れなさいよ」
穂乃果「ぶー……またしばらく離れ離れだねー」シュン
絵里「早く行った行った」シッシッ
穂乃果「また休み時間に遊びに行くねっ!」
絵里「しつこい、早く行った」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 21:22:27.72 ID:FUGYXS3TO
海未「それではまた」
穂乃果「ばいばーい」
希「またなー」
にこ「あとでねー」
絵里「………」
希「……にこっち。ウチら避難した方が」
にこ「なんでー?」
希「いや……それはな」
絵里「希!にこ!」
にこ「な、なに……絵里ちゃん?」
希「……やっぱりなー」
絵里「見た?!さっきの、穂乃果!」
にこ「へ?……う、うん」
希「あーあー………」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 21:28:22.39 ID:FUGYXS3TO
絵里「可愛かったー……なにあれー……卑怯よー」
にこ「あ……うん?」
絵里「張り切っていこーのとことか……もうっ!」
希「なんでカメラ持ってなかったんやろなー」
絵里「その通りよ!あー!私のバカ!!」
にこ「…………にー」
絵里「それに穂乃果のあの香り!!」
にこ「………お、おう」
絵里「あれだけ近くから嗅がされて!」
希「またニヤニヤ我慢しとったん?」
絵里「えぇ!必死でね!」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 21:31:57.42 ID:FUGYXS3TO
絵里「……なんとかあの香りを保存できないかしらね」ブツブツ
にこ「…………」
希「なー?やから言ったやろー?」
にこ「改めてすごいねー、この絵里ちゃん」
絵里「穂乃果の香水……?成分はどうしたら………」ブツブツ
希「……はいはーい。エリチー、教室行くでー」ズルズル
絵里「穂乃果のタオルを………」ブツブツ
にこ「………コントだね、こりゃ」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 21:40:20.96 ID:FUGYXS3TO
―休み時間―
絵里「………」ソワソワ
にこ「……ねぇ、希?」
希「なにー?」
にこ「いや………なんか絵里ちゃん、すごいソワソワしてない?」
希「多分、そろそろ穂乃果ちゃん分がキレるんやないかなー?」
にこ「………はい?」
希「まぁまぁ見ときー」
ガラガラガラ!
穂乃果「絵里ちゃんっ!」
絵里「うるさい。静かに入ってきなさい、バカ穂乃果」
穂乃果「えへへー♪」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 21:44:44.37 ID:FUGYXS3TO
穂乃果「遊びに来たよー♪」
絵里「休み時間くらい、ゆっくりさせなさいよ」
穂乃果「どーしても会いたくなっちゃってー♪」
絵里「………ふんっ」プイッ
にこ「急に元気になったね、絵里ちゃん」
希「穂乃果ちゃんに会えてうれしいやろなー」
にこ「ふーん……単純だね」
希「エリチやしなー」
穂乃果「絵里ちゃん、絵里ちゃん!」
絵里「何回も呼ばなくてもわかるわよ」
穂乃果「数学教えて!」
絵里「だからうるさい」
穂乃果「ここなんだけどー」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 21:48:17.83 ID:FUGYXS3TO
絵里「こんなのも分からないの?」
穂乃果「うんー。だから絵里ちゃんに聞こうと思ってー」
絵里「こないだも教えたでしょ……手間がかかるわね」
希「なんだかんだと言いながら」
にこ「教えてあげるんだねー」
希「あっ、でも全部は教えずにちゃんと考えさせてあげとるなー」
にこ「絵里ちゃん。穂乃果ちゃんのこと好きすぎるでしょ」
希「なー」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 21:54:50.36 ID:FUGYXS3TO
穂乃果「これが……こうなって………?」
絵里「そうよ」
穂乃果「つまり!答えはこうだね!!」
絵里「やっと分かったのね、バカ穂乃果」
穂乃果「ありがとー、絵里ちゃーん♪」
絵里「用が済んだなら早く帰りなさいよ」
穂乃果「うんっ!また来るねー♪」
絵里「もうチャイム鳴るから」
穂乃果「ばいばーい」フリフリ
希「にこっち、避難を……」
絵里「希ー!にこー!!」
にこ「避難は無駄だね、こりゃ」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 22:06:26.40 ID:FUGYXS3TO
絵里「あの分からない問題に行き当たって悩む穂乃果……」
にこ「……う、うん」
絵里「眉間に皺を寄せて必死に考えてる穂乃果……」
希「次なんやったっけ、にこっち?」
にこ「えと……確か化学…」
絵里「これはカメラを常備しておかなきゃダメね……」
希「化学かー」
絵里「穂乃果の魅力を余すところなく残すためにはカメラが必要よね」
にこ「有機嫌いなんだよなー」
希「楽しくない?」
絵里「これはついにお年玉貯金を崩すときが……?」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 22:19:47.39 ID:FUGYXS3TO
―昼休み―
絵里「………ー♪」
希「なんやご機嫌やねー、エリチ」
絵里「だってー穂乃果とお揃いのお弁当よー?」
希「あれ?それ、穂乃果ちゃんと同じなん?」
絵里「そうよ。私が作ったの」
希「つまり穂乃果ちゃんのお弁当には『エリチLOVE』って海苔で書いてあるん?」
絵里「惜しいわね。『バカ穂乃果』って海苔が入ってるわ」
希「………惜しい?」
にこ「お腹減ったー。お昼食べよー」
希「惜しい……?」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 22:24:15.74 ID:FUGYXS3TO
にこ「うわー、絵里ちゃんのお弁当『穂乃果LOVE』って書いてあるー」
絵里「どう?すごいでしょ?」
にこ「穂乃果………」
希「にこっちも引っ掛かったみたいやね」
にこ「いや待って……穂乃果………?」
絵里「今日はちょっと頑張ったわ」フフンッ
希「頑張り過ぎやろ……」
にこ「え?これ、本当に海苔!?」
絵里「ふふんっ♪」
希「いや……それよりも惜しいって」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 22:30:57.38 ID:FUGYXS3TO
希「もうなんか細かいことはどうでもいいわー」
にこ「そうだね……」
絵里「じゃあ食べましょうか」
にこ「あれ?てか絵里ちゃんは穂乃果ちゃんと食べないの?」
絵里「何言ってるのよ、にこ」
にこ「あれ……にこ、何かおかしなこと言った?」
絵里「穂乃果と一緒にご飯だなんて……」
希「どうなるん?」
絵里「それってつまりすぐ傍に穂乃果がいるわけでしょ?」
にこ「……そうだね」
絵里「緊張しちゃうじゃない」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 22:36:14.22 ID:FUGYXS3TO
希「…………」
絵里「ただでさえ仏頂面を保つのに必死なのに……」
にこ「…………」
絵里「一緒にご飯食べるなんて……」
希「ほな食べよか、にこっち」
にこ「うん。いただきまーす」
希「いただきまーす」
絵里「想像しただけでも……」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 22:42:09.65 ID:FUGYXS3TO
希「ほら。エリチも早く食べんと昼休み終わってしまうでー?」
絵里「え?……あ、うん。いただきまーす」
にこ「あ、そだ。今日の練習なんだけどさー」
希「今日も休み?」
にこ「いやいや今日はするよ。ただなんか新しい曲が出来たみたいだから」
希「じゃあ最初は部室集合で曲聴くってことやね?」
絵里「……ほんなひょく?」モグモグ
にこ「行儀悪いよ、絵里ちゃん」
絵里「んっ」
希「怒られとるー」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 22:49:45.37 ID:FUGYXS3TO
絵里「それでどんな曲なの?」
にこ「それはにこに聞かれてもねー」
希「それは放課後までのお楽しみやなー」
絵里「それもそうか」
にこ「そゆことー」
希「でも楽しみやなー♪」
絵里「そうね」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 22:55:18.59 ID:FUGYXS3TO
―放課後 部室―
にこ「お疲れー」ガラ
絵里「まだ誰もいないわね」
にこ「HR終わってすぐ来たしねー」
絵里「オセロでもする?」
にこ「そだねー」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 22:59:13.16 ID:FUGYXS3TO
絵里「角もらいー」パチッ
にこ「あー!」
絵里「待ったなしよ」
にこ「むむむ………」
ガラガラガラ!
穂乃果「ほのかがきたぞー!!」
絵里「っ!?」
にこ「おー。お疲れー、穂乃果ちゃーん」
穂乃果「あり?まだにこちゃんと絵里ちゃんだけー?」
にこ「まだにこ達だけー」
絵里「そんなことで大騒ぎしないの、バカ穂乃果」
穂乃果「えへへー、ごめんなさーい」
絵里「まったく……」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 23:04:20.38 ID:FUGYXS3TO
穂乃果「あー。絵里ちゃん、お弁当おいしかったよー♪」
絵里「当たり前でしょ……」プイッ
穂乃果「お弁当箱はちゃんと洗ったよー。はいっ♪」
絵里「それも当たり前よ」
穂乃果「いつもありがとねー♪」
絵里「………ふん」
にこ「面白いな、これ」
海未「毎日飽きませんよね」
にこ「……びっくりさせないでよ、海未ちゃん」
海未「すみません」
にこ「まぁいいけどさ」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 23:09:24.70 ID:FUGYXS3TO
穂乃果「じゃあ、ほのかは絵里ちゃんの隣ー♪」
絵里「……勝手にしなさい」
穂乃果「勝手にするよー♪」
絵里「………いつも近いって言ってるでしょ?」
穂乃果「えーりーちゃーんっ♪」スリスリ
絵里「………ふん」
にこ「よく仏頂面が途切れないなー」
海未「あれで内心、ニヤニヤしているのですよね?」
にこ「そうみたいだよー」
海未「すごい精神力ですね」
にこ「……そこ?」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 23:15:03.73 ID:FUGYXS3TO
―――――――
真姫「みんな揃ってるわね?」
凛「点呼ー!いぃちっ!」
花陽「え、あっ?に、にーっ!」
海未「わざわざやらなくても見れば分かります」
花陽「あ、そうだよね」
ことり「さぁーん♪」
海未「ですから……」
希「しー♪」
海未「…………」
凛「ほらほらー、海未ちゃんの番だよー?」
海未「………ごー」
穂乃果「ろぉくっ!!」
海未「……………はぁ」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 23:21:08.21 ID:FUGYXS3TO
穂乃果「ほらほら絵里ちゃんもっ!」
絵里「……しーち」
にこ「はぁーち!」
真姫「……全員いるわね」
凛「最後は真姫ちゃん!」
真姫「みんないるじゃないの」
穂乃果「ダメだよ!みんなやったんだから真姫ちゃんもやらないとっ!」
にこ「だよねー。真姫ちゃんもμ'sの一員なんだしー」ニヤニヤ
真姫「む……き、きゅー」
凛「はい!μ's、9名!全員います!」
海未「……続けてください、真姫」
真姫「………えぇ」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 23:27:35.02 ID:FUGYXS3TO
真姫「えー……今日は新曲が出来たのでまずはそれを聴いてもらいます」
ことり「はい!楽しみですっ♪」
穂乃果「ほのかもー!」
海未「二人とも……真姫の話はまだ終わってません」
ことり「ごめんなさいっ!」
穂乃果「なさいっ!」
凛「聞きたいにゃー!」
海未「凛!」
凛「は、はいっ!ごめんなさい!」
真姫「……続けるわね」
海未「どうぞ」
真姫「……ひとまず流すから聴いてちょうだい」
カチッ
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 23:32:14.98 ID:FUGYXS3TO
――――――
真姫「……とまぁこんな感じで」
ことり「おー」パチパチパチ
穂乃果「歌いたい!」
真姫「誰がどこを歌うのかも決めてきたから今日は自分のパートのとこを専門に聴いてもらうわ」
海未「それでは、今から言うように分かれてください……」
――――――
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 23:35:49.56 ID:FUGYXS3TO
穂乃果「ー♪」
絵里「………なんで私があほのかと一緒なのよ」
穂乃果「いいじゃんいいじゃーん♪」ギュー
絵里「鬱陶しいわ、くっつかないで」
穂乃果「やー♪」ギュー
希「にこっち、わざとやった?」
にこ「えー?にこー、なんのことか分かんなーい」
希「まぁおもろそうやしえぇかー」
海未「私達は私達の練習をしましょう」
にこ「そうそう。あの二人の様子を眺めたいなんて思っちゃダメにこー♪」
希「……そやねー」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 23:41:38.26 ID:FUGYXS3TO
―――――――
海未「では今日の練習はこのくらいにしましょう」
にこ「疲れたー!」ドサッ
希「そうやってすぐ寝転んで……汚れるでー、にこっち」
にこ「疲れたもんは疲れたのよ」
凛「のしかかりにゃー♪」ボスッ
にこ「うげっ?!」
花陽「あ……り、凛ちゃん」
凛「んっふっふー♪隙だらけだよー、にこちゃん!」
にこ「ぐぬぬ……苦しいわー!!」
凛「わー♪逃げろー!!」
にこ「こらー!!」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 23:45:19.45 ID:FUGYXS3TO
真姫「まったく……元気有り余ってるじゃないの」
海未「もう少し厳しくしても……」ブツブツ
真姫「い、いや……それはやめときましょう?」
海未「ダメですか?」
ことり「ダメだよー。みんな倒れて動けなくなっちゃうー」
海未「ふむ……」
真姫「とにかく着替えに降りましょう。汗かいたままだと風邪引いちゃうわ」
海未「そうですね」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 23:50:22.33 ID:FUGYXS3TO
穂乃果「二人きりだねー、絵里ちゃーん」
絵里「………そうね」
穂乃果「えへへー♪」スリスリ
絵里「…………」
穂乃果「絵里ちゃん、今日は家来るー?」
絵里「な、なんで私が穂乃果の家に行かなきゃいけないのよ?」
穂乃果「ほのかが絵里ちゃんといっぱい遊びたいからっ!」
絵里「………まぁ穂乃果がどうしてもって言うなら行ってあげないことも」
穂乃果「どうしても!どうしても絵里ちゃんに来てほしいの!!」
絵里「……そこまで言われちゃ仕方ないわね」
穂乃果「えへへー♪好きだよー、絵里ちゃーん♪」スリスリ
絵里「…………ふん」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 23:55:24.39 ID:FUGYXS3TO
希「………」
にこ「あの二人、まだやってんの?」ヒョコ
希「おぉ、にこっち。ちっさくて」
にこ「うっさい、希」
希「あははー。ご覧の通り、エリチのツンデレは平常運行やでー」
にこ「素直になればいいのにー」
希「まぁ穂乃果ちゃんにはきちんと伝わっとるようやしいいんやない?」
にこ「にこ達にも丸わかりだけどね」
希「その通りやなー」
絵里「早く行くわよ、バカ穂乃果」
穂乃果「うんっ♪」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 23:58:04.06 ID:FUGYXS3TO
穂乃果「あのねー?絵里ちゃんがお家に来たらねー?」
絵里「話すことまとめてから口を開けなさい、あほのか」
穂乃果「えへへー♪ごめんねー?」
絵里「……それで?何をしたいの?」
穂乃果「えっとねー……」
めでたしめでたし
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 00:06:47.10 ID:LLHOx4rT0
にやにやした
乙102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 00:08:52.85 ID:b7IxXpX50
新鮮なほのキチエリチだった
乙104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 00:10:02.74 ID:InzfKxJ1O
希「あー……嫌なことを思い出したわー」
にこ「なによ?」
希「これ、エリチが穂乃果ちゃん家に行った後に大変なことになりそうやわー」
にこ「なに言ってんのよ、希」
希「やって一緒に帰っただけで平気で1時間以上のろけ話をされるんやでー」
にこ「あぁ……なるほど」
希「家に行ったとなると……ましてや泊まったりとかしたら………」
にこ「頑張れ、希」ポンッ
希「一時的に着信拒否にしとこうかなー?」
おわり
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 23:58:31.53 ID:4TPyvSnh0
のぞにこも良いね____________________________
穂乃果「絵里ちゃん、帰ろー♪」絵里「……近い、バカ穂乃果」1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 09:33:22.11 ID:InzfKxJ1O
穂乃果「くっつかないと意味ないもーん♪」ギュー
絵里「………はいはい」
穂乃果「ほのかのお家で遊ぼうねー♪」スリスリ
絵里「歩きにくいからもう少し離れて」
穂乃果「やー♪」
絵里「まったく………というか帰る準備するから先に行ってて」
穂乃果「はぁーい♪」タッタッタッ
希「あかん……にこっち、避難を」
にこ「いや……もう来たし」
絵里「希!にこー!!」
希「油断してしもたー……」
絵里「もー!見たー?今の無邪気な笑顔ー?」
にこ「はいはい。見ました見ましたー」
絵里「あれが天使……?それとも私を惑わす悪魔……?」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 09:40:48.88 ID:InzfKxJ1O
希「早く帰り仕度済ませんと。穂乃果ちゃん、待たせとるんやろ?」
絵里「そうね!穂乃果をこの寒空の下に放置しちゃいけないわね!」
にこ「……」
絵里「いやでも私に擦り寄ってくるときのあの笑顔……」
にこ「おーい」フリフリ
絵里「絵里ちゃーんって……あぁ!カメラ!エリチカはカメラが欲しい!」
希「写メじゃいかんの?」
絵里「それじゃ遅いわ!もうこの瞳をカメラにして瞬きの度にシャッターを押したい!」
にこ「…………」
希「………せやなー」
絵里「じゃ!私は行くわ!」
にこ「…………」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 09:45:53.20 ID:InzfKxJ1O
「絵里ちゃーん!」ダキッ
「一々抱きつかないで……鬱陶しい」
「えへへー♪」
希「嵐やな」
にこ「てかあの変わり身の早さ……」
希「エリチ、アイドルより女優なんやないかなー?」
にこ「なにっ!?このにこにーを差し置いて女優デビュー?!」
希「あー……はいはい」
にこ「むむむ……やるな、絵里ちゃん」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 09:50:53.06 ID:InzfKxJ1O
希「それよりにこっちー」
にこ「何?」
希「昨日は一緒に帰るだけで1時間以上やったんよ」
にこ「何が?」
希「家で一緒に遊ばれた日には一晩は覚悟せないかんかなぁ……?」
にこ「だから何がよ」
希「寝不足確定やなー」
にこ「聞いてないよね、でかいだけの希」
希「まぁまぁそう怒らんと、小さいにこっちー」
にこ「うっさい!」
希「あはははー」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 09:57:51.39 ID:InzfKxJ1O
―夜―
希「今日はもう遅いし」
希「さすがに電話はかかってこんよなー」
希「明日もあるし」
prrr……
希「期待させてこれやもんなー」ピッ
希「もしもーし」
絵里『希!大変よ!大変なのよ!』
希「何があったーん?」
絵里『穂乃果がね!穂乃果があーんって!あーんよ、あーん!!』
希「おー……そら良かったなー」
絵里『はぁー……あのときの穂乃果の笑顔ー……』
希「………ふわぁ」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 10:07:29.23 ID:InzfKxJ1O
絵里『もう仏頂面を作るのに必死!』
希「……それでー?エリチからもあーんしたん?」
絵里『無論!やったわよ!』
希「おー、出来たんやー。すごいなー、エリチー」
絵里『……でね。そこからが問題なの』
希「何がー?」
絵里『私からあーんしたのはいいの。頑張ったわ、エリチカ』
希「ふわ………えらいなー、エリチ」
絵里『あーんの後よ。一体何があったと思う?』
希「……んー?分からんなー」
絵里『私の指をね!穂乃果がちょっとくわえて……』
希「……大方の予想通りやわー」ボソッ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 10:12:41.82 ID:InzfKxJ1O
絵里『もうその瞬間、思考停止よね!なんてったって穂乃果にチューされた形なんだし!』
希「………ふわぁ」
絵里『もう指洗えなくなっちゃったわ!』
希「とりあえず間接チューでもすればいいんと違う?」
絵里『なななな!?何を言っているの、希?!』
希「……何をも何も」
絵里『そんなことしたらエリチカ、死んじゃうかもしれないわ!』
希「…………せやなー」
絵里『困ったことになったわねー』
希(ウチも困ったことになったわー)
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 10:17:17.29 ID:InzfKxJ1O
―1時間後―
絵里『それでね?そのときの穂乃果がー……』ペラペラ
希「……うんうん」
絵里『もうすんごい可愛いかったのっ!』ペラペラ
希「………ほうなん」
絵里『あれは犯罪?エリチカ、穂乃果の可愛さに殺されそうだわ!』
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 10:22:09.15 ID:InzfKxJ1O
―さらに1時間後―
絵里『あー!決めたわ。エリチカ、カメラ買う!!』ペラペラ
希「………」zzz
絵里『穂乃果の魅力は記憶の片隅でも一切色褪せない!』ペラペラ
希「…………」zzz
絵里『でもでも!それを形として残せるなら……?』
希「……………」zzz
絵里『それはもう人類の宝といっても過言ではない!』
希「…………ん」zzz
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 10:24:53.82 ID:OPHqYHRt0
ほのキチエリーチカ18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 10:27:49.43 ID:InzfKxJ1O
―翌日―
希「………ふわぁ」
にこ「大あくびね」
希「途中から寝とったはずなんやけどなー……」
にこ「どれくらい続いたのよ、例ののろけ話は」
希「……分からん。時計見てなかったしー」
にこ「まぁお疲れさま」
希「にこっち、今度変わってー」
にこ「希の携帯に電話かかってくるんだから変わりようがありませんー」
希「ケチー……」
「あ!希ー!にこー!!」
希「……覚悟しぃよー?」
にこ「そうさせてもらうわ」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 10:34:07.14 ID:InzfKxJ1O
絵里「希には話したけど、にこにはまだよね?」
希「あ、ウチは日直やから早く行かんとー」
絵里「そう?それは残念ね」
希「ほな。エリチもにこっちもまたあとでなー」フリフリ
絵里「はいはーい……さぁにこ!!」
にこ「……嫌な予感しかしないんだけど?」
絵里「嫌なことなんてなんにもないわ!だって穂乃果のことだし!!」
にこ「……………」
絵里「まずは聞いてちょうだい!」
にこ「………希、逃げたわね」ボソッ
絵里「昨日、穂乃果のお家に遊びに」ペラペラ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 10:54:16.48 ID:InzfKxJ1O
―――――――
にこ「………はぁ」
希「疲れとるなー、にこっち」
にこ「あんた、いつもこの相手してんの?」
希「まぁなー。恐れ入ったかー」
にこ「尊敬するわ……ホントに」
希「で?当のエリチはどこ行ったん?」
にこ「穂乃果ちゃんにお弁当届けに行った」
希「エリチもまめやねー」
にこ「そこまでするならデレを穂乃果ちゃんに披露しろって言いたい」
希「恥ずかしくて出来んのんよ、きっと」
にこ「だからってそれをこっちにぶつけられてもなー」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 11:03:58.16 ID:InzfKxJ1O
―昼休み―
絵里「今日の穂乃果はね!」
にこ「……ねぇ、絵里ちゃん?」
絵里「なによ、にこ?」
にこ「にこ達に穂乃果ちゃんへのデレを発揮するんじゃなくてさ」
希「……いただきまーす」
にこ「直接、穂乃果ちゃんにデレたらいいじゃん」
絵里「はぁ……まったく何を言い出したかと思ったら………」
にこ「………?」
絵里「穂乃果と一緒にいるときは緊張しちゃうでしょ?」
にこ「…………あ、しまった。これいけないやつ?」ボソッ
希「………その通りやでー」ボソッ
絵里「穂乃果の傍にいるということはその魅力を脳内にインプットし続けるということ」ブツブツ
にこ「にこも食べよ……いただきまーす」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 11:10:08.49 ID:InzfKxJ1O
希「………」モグモグ
絵里「それでもし私がデレたりしたらただでさえ溢れだしそうな穂乃果の魅力が……」
にこ「卵焼きいる?ちょっと作り過ぎたのよ」
希「もらうもらうー」
絵里「爆発して私が死んでしまうかもしれないっ!!」
にこ「代わりにそのコロッケをー♪」
希「あぁ!にこっち、それウチが最後に食べようとー!」
絵里「そう……穂乃果に対してデレないのは私の理性を保つため………」
にこ「よーするにヘタレってことよね?」
絵里「なっ?!」
希「恥ずかしくて恥ずかしくて堪らんってことやんなー?」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 11:16:06.33 ID:InzfKxJ1O
にこ「それはともかく、絵里ちゃんも食べなよ」
絵里「………ヘタレ?このエリチカがヘタレ?」
希「やから早く食べなってー」
絵里「………いただきます」
にこ「いやでもまさか絵里ちゃんがここまでヘタレだとは」
絵里「………ほんなことない」モグモグ
希「どの口がそういうのか」
にこ「口に物を入れたまま喋らない」
絵里「………ごくっ」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 11:20:34.19 ID:InzfKxJ1O
にこ「本人の前では緊張して本音をさらけ出せない、絵里ちゃん」
絵里「そんなことない」
希「やってー、にこっちー?」
にこ「なら今度、穂乃果ちゃんが来たときは絵里ちゃんから抱きついてもらおう」
絵里「それは無理」
にこ「なんで無理なのよ?」
絵里「だって抱きついたら穂乃果の香りを一身に受けることになる」
にこ「……そだね」
絵里「私、死んじゃう。オーケー?」
にこ「……馬鹿馬鹿しい」
希「とんだ我が儘生徒会長やでー」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 11:23:31.85 ID:InzfKxJ1O
絵里「いやでも!それ以上に穂乃果が先に抱きついて……!」
にこ「それは言い訳」
希「その気になれば穂乃果ちゃんより先に抱きつきにいけるはず」
絵里「………穂乃果の笑顔が眩しくて」
にこ「はーい。ヘタレですよー、ここにヘタレがいますよー」
希「ヘタレ一名入りましたー」
絵里「………ぐっ」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 11:36:02.62 ID:InzfKxJ1O
ガラガラガラ
穂乃果「絵里ちゃん!!」
絵里「いくら昼休みとはいえ、静かにしなさい」
穂乃果「えへへー♪今日もお弁当ありがとー♪」
絵里「……いつもいつも疲れるんだから」
穂乃果「うんっ!だからね!今日は絵里ちゃんにジュースを買ってあげる!」
絵里「………ジュース?」
穂乃果「だから行こー♪」ギュッ
絵里「忙しないんだから」
穂乃果「それ行くぞー!!」
にこ「………」
希「………」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 11:46:10.57 ID:InzfKxJ1O
にこ「まぁ急には変われないか」
希「ってことは後でいつも通りの反動が来るでー」
にこ「めんどくさー……」
穂乃果「絵里ちゃん、何がいいー?」
絵里「……なんでもいいわよ」
穂乃果「じゃあね!ほのかが炭酸の気分だからこれっ!」ポチッ
絵里「……お礼は言わないわよ」
穂乃果「むしろお礼を言うのはほのかの方だよー。いつもありがとー♪はい!」
絵里「………ふん」
穂乃果「えへへー♪」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 12:15:11.17 ID:InzfKxJ1O
絵里「……」ゴクゴク
穂乃果「絵里ちゃん、絵里ちゃん」
絵里「……何よ?」
穂乃果「ほのかにもちょっとちょーだい♪」
絵里「………勝手にしなさいよ」
穂乃果「ありがとー♪……」ゴクゴク
絵里「………もう昼休みも終わるわ」
穂乃果「えぇ?もうそんな時間?もっと絵里ちゃんと一緒にいたかったのにー」
絵里「そんなのごめんよ。早く戻りなさい」
穂乃果「うん!はい、これありがとー♪」
穂乃果「またあとでねー♪」フリフリ
絵里「………」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 12:21:47.74 ID:InzfKxJ1O
にこ「希、予習してきた?」
希「当たり前やん」
にこ「ちょっとみして」
希「にこっちのためにならんから却下ー」
にこ「ケチー……」
希「ほらほら。手伝ってあげるからやるよー?」
ガラガラガラ!!
絵里「希!にこ!!」
にこ「あー、はいはい。今忙しいから後でねー」
絵里「大変よ!大変なの!」
希「にこっち、そこの訳違っとるで」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 12:26:24.93 ID:InzfKxJ1O
にこ「何が違うの?」
絵里「このジュース……私が飲んだ後のこのジュース………」
希「そこはこっちの名詞にもかかっとってなー」
にこ「……ふむふむ」
絵里「つまり……穂乃果は私と間接キスを………!!」
希「それでなー。ここが……」
にこ「あ、なるほどね」
絵里「さらに穂乃果が飲んだことでこのジュースは他のどんなものよりも神聖なものに……っ!」
にこ「じゃあこっちのは合ってる?」
絵里「どうしよー」
希「そっちは合っとるなー」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 13:28:47.80 ID:InzfKxJ1O
絵里「飲む?いや……それは勿体ない」ブツブツ
にこ「希ってなんだかんだ言いながら見てくれるよね」
希「うーん……それはにこっちがこまくてほっとけんからかなー」
絵里「………扱いに困るわ」ブツブツ
にこ「それは暗に子供っぽいって言ってる?」
希「嫌やわー、明確に言っとるつもりやでー」
絵里「………」ブツブツ
にこ「バーカ」
希「あはははー」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 13:39:19.07 ID:InzfKxJ1O
―放課後―
絵里「疲れたわー」ノビッ
にこ「なんてったって午後ラストが体育だもんねー」
絵里「ホントよー。このあとの練習が憂鬱だわ」
にこ「そだねー」
絵里「今日は」
「絵里ちゃーん!!にこちゃーん!!」
絵里「む……」
にこ「……穂乃果ちゃんだねー」
絵里「………」
穂乃果「今日も疲れたねー♪」ダキッ
絵里「毎日言ってるでしょう。一々近いのよ、穂乃果は」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 13:58:01.70 ID:InzfKxJ1O
穂乃果「だってだってー、やっと絵里ちゃんと会えたんだしー♪」
絵里「…………ふん」
にこ「……素直じゃないなー」ボソッ
穂乃果「絵里ちゃーん♪」スリスリ
絵里「………」プイッ
にこ「……呆れた」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 14:07:56.30 ID:InzfKxJ1O
―部室―
穂乃果「今日はね!いろんなことがあったのー」
絵里「……何?穂乃果は毎日あったことを話さないとダメなわけ?」
穂乃果「うん!絵里ちゃんに聞いてほしくて!」
絵里「ふん………勝手に話してなさいよ」
穂乃果「うんっ♪」
にこ「………」
ことり「ことりもにこちゃんにお話しよーか?」
にこ「要らないよー」
ことり「だよねー。そだ!今日はお菓子作ってきたのー♪」
にこ「食べる!」
ことり「みんなの分がありますからねー♪」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 14:15:28.37 ID:InzfKxJ1O
にこ「……おいひー」モグモグ
ことり「えへへ♪久しぶりに張り切っちゃいましたー♪」
凛「二人とも何食べてるのかにゃー?」
ことり「凛ちゃんも食べるー?」
にこ「おいしーよ、このクッキー」
凛「食べる食べるー!」
ことり「召し上がれー♪」
穂乃果「あとねあとねー♪」
絵里「まだあるの?」
穂乃果「まだまだたっくさんあるよー♪」
絵里「手短になさい」
穂乃果「はーい♪」
凛「あの二人はいつも通りだねー」
にこ「疲れるったらありゃしない」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 14:27:25.59 ID:InzfKxJ1O
にこ「それにしてもなんであんなになついてるの?」
凛「わかんなーい」
希「あぁ、それはなー」
にこ「……あんたは急に出てきて」
希「びっくりしたー?あ、ウチにもクッキーちょうだーい」
ことり「はーい♪」
希「おー……おいしーなー」モグモグ
にこ「それでなんでなの?」
希「えっとなー、それはエリチがー」
絵里「の、希っ!」バンッ
希「……エリチがなー」
絵里「そ、そう!生徒会の仕事のことで話があるの!ちょっと来てっ!」ガシッ
希「あらー?」ズルズル
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 14:34:24.09 ID:InzfKxJ1O
希「ほなこの話しはまたあとでー」
絵里「しなくていいからっ!」
ガチャ バタン
にこ「……逃げた」
凛「むむ……これは事件の香りがしますにゃ」
にこ「にー♪だねー?」
穂乃果「あーあー。絵里ちゃん行っちゃったー」
穂乃果「あ、ことりちゃん。ほのかにもクッキーちょーだい♪」
にこ「………」
ことり「いいよー♪」
穂乃果「わーい♪」
凛「…………」
にこ「直接本人に聞けばいいじゃん」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 14:48:45.61 ID:InzfKxJ1O
凛「ねぇねぇ、穂乃果ちゃーん」
穂乃果「んー?」
にこ「なんで穂乃果ちゃんは絵里ちゃんにベッタリなの?」
穂乃果「えへへー♪それはねー、ほのかが絵里ちゃんのこと大好きだからー♪」
凛「でもでも、あんなに冷たい態度なのにー?」
穂乃果「そんなことないよー」
にこ「あ、やっぱり分かってるんだ」
穂乃果「可愛いよねー、絵里ちゃん♪」
凛「?なんのことー?」
にこ「絵里ちゃんが穂乃果ちゃんのこと大好きだってことー」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 14:57:09.08 ID:InzfKxJ1O
穂乃果「あれはねー……ほのか達が中学生の頃だよー」
にこ「何の話……?」
穂乃果「ほのか達が今の関係になった話ー♪」
凛「あー!気になる気になるー!」
ことり「ことりもー」
穂乃果「じゃあ話すよー?あれはねー―――」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 15:01:07.72 ID:UwDjHAGd0
設定は漫画版かな82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 15:05:27.24 ID:InzfKxJ1O
穂乃果「絵里ちゃんが風邪引いちゃったときにねー」
穂乃果「ほのかがお家にプリントを届けに行ったのー」
穂乃果「そのときに好きだーって告白されちゃってー」デレデレ
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 15:11:19.05 ID:InzfKxJ1O
にこ「………」
凛「素敵だにゃー♪」
ことり「昔から絵里ちゃんは穂乃果ちゃん大好きだったからねー♪」
にこ「……それで今はあぁなの?」
穂乃果「うん!でもねー、優しいときとかふと見せる笑顔がねー♪」デレデレ
にこ「…………既視感が」
穂乃果「えへへー♪」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 15:21:47.38 ID:InzfKxJ1O
にこ「告白のときは風邪で頭が朦朧としてたってこと?」
穂乃果「多分ねー。うっかり絵里ちゃんだよー♪」
にこ「………なんだそれ」
穂乃果「すごかったんだよー。あのときの絵里ちゃんの愛の告白ー♪」
凛「どんなどんなー?」
穂乃果「えへへー♪それは教えなーい」
凛「えー!」
にこ「それから壮大なツンってこと?」
ことり「絵里ちゃんはツンデレだねー♪」
にこ「ツンデレってなんだっけ」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 15:36:44.93 ID:InzfKxJ1O
―――――――
穂乃果「それでねー?」
にこ(長い……)
凛「………まだみんな来ないのー?」ボソッ
にこ「あんたも飽きたの?」ボソッ
凛「だって長いしー」ボソッ
にこ「だよねー」ボソッ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 16:14:40.75 ID:InzfKxJ1O
絵里「えへ♪」
希「んー?急に笑ってどうしたん、エリチー?」
絵里「穂乃果が……私の穂乃果が私を褒めてくれてるのー♪」
希「……なんで分かるん?」
絵里「え?いや、聞いてるから」
希「一応確認するけどその耳に突っ込んどるイヤホンは………?」
絵里「エリチカの秘密道具ってとこかしら?」
希「はい、没収ー」
絵里「えぇっ?!そんな!」
希「さすがにウチも友達が犯罪行為しとるとこを見逃せませーん」
絵里「か、返して!」
希「ダメですー」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 16:19:32.66 ID:InzfKxJ1O
おわり
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 16:43:01.64 ID:3WJZTMgC0
デレーチカを見たいチカ103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/02(日) 17:07:23.64 ID:YpDqpWYC0
絵里を嫉妬させよう
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絵里ちゃん、穂乃果ちゃん、お幸せに!