マミ「ティロ・フィナーレ!」の続き
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/08(火) 23:53:11.38 ID:0vz4sbn50
マミ「浄化などと生易しいことは言わないわ。消えなさい 」
ドーン!
マミ「ふぅ……」
さやか「やりましたねマミさん!魔女を倒しましたね!」
まどか「新しい必殺技、かっこよかったです!」
マミ「ありがとう、鹿目さん」
さやか「敵を倒した後に紅茶を飲むマミさん、かっこいいです!」
マミ「はしゃがないで美樹さん。そういうの、嫌いよ」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 01:04:15.78 ID:0LAo/s8q0
なんだよ! ただ、ティロ・フィナーレっていっただけじゃないか! 酷いよ! 4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:00:54.06 ID:tdulEh5+0
さやか「あっ……ごめんなさい」
マミ「今日の月は赤いわね……」
まどか「え?普通ですよ?」
マミ「ふふっ……私には赤く見えるわ」
マミ「魔法少女がその眼に宿してる…〝魔眼〟にはね」
まどか「そうなんですか」
さやか「かっこいいなぁ。私も早く魔法少女になりたいなー」
マミ「はしゃがないでって言ってるでしょ、美樹さん」
さやか「はいはい」
さやか(なんか私に対しては厳しいな…)
マミ「さて、もう帰りましょうか。右眼が疼くわ」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/09(水) 00:02:34.36 ID:6C6i+BMb0
のっけからマミさん全開だなw 6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:07:47.51 ID:tdulEh5+0
マミ宅
マミ「くぅっ…まだ右眼が疼く……」
QB「……」
マミ「はぁはぁ…そろそろ私の体も限界なのかもしれないわね、QB」
QB「……はぁ、いつまでそんなことを続ける気だい?マミ」
マミ「なんのことかしら?」
QB「僕なりに色々調べてみたよ、君の症状を。どうやら君はこの地球で言う厨二…」
マミ「分かってるわQB、分かってる。自分の体のことは自分が一番分かってるわ」
マミ「私の体には、忌まわしい呪いがかけられている」
QB「……」
マミ「聴こえるわ…今まで倒してきた魔女の怨念が、執念が!」
マミ「この忌まわしき呪いは…全て魔女がかけたもの。そうなんでしょQB?」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:14:17.87 ID:tdulEh5+0
QB「君はなにを言ってるんだい?」
マミ「くっ……うぐ…」
QB「はぁ…情報不足だったよ。僕はある理由で君たち第二次性徴期の女の子を選んだ」
QB「けど、まさかこんなやっかいな病気まで持ち合わせていたなんて…」
マミ「くっ…黙って!!」
QB「……僕そんな大きな声じゃなかったと思うんだけど」
マミ「違うのQB、私の内側から聞こえるの……」
QB「それは君の妄想だ。ありはしないよ」
マミ「く…るしい……」
マミ「ハァハァ……くっ」
マミ「あ…あああああああっ!!」
QB「……」
QB「僕、今日はまどかの家で寝るね」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:20:16.82 ID:FiOs11B40
さすがのQBさんも引いとるで 12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:20:55.20 ID:tdulEh5+0
マミ「ハァ、ハァ……」
マミ「Q…B……?」
マミ「……そう、もう行ってしまったのね」
マミ「いいわ、貴方は貴方の役割を果たしなさい」
マミ「しょせん私たちは、この世界の歯車でしかないんですから」
マミ「私たちに救済なんてものは……ない」
マミ「……」
マミ「今日もまどかさんかわいかったなぁ」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:22:37.43 ID:J/d2RxeAO
案外的を得てる一人語り 16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:26:34.87 ID:tdulEh5+0
翌日、学校
マミ「……」ブツブツ
「ねぇ、巴さんっていつも一人でぶつぶつ何か言ってるよね」
「なんなだろうね……」
マミ「……」ブツブツ
マミ「……!!」
マミ「とうとう来たわね…」ガタッ
マミ「……」テクテク
「ど、どこか行っちゃった」
「こわいね…」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:27:30.85 ID:CCUPDFmt0
まみさんはまどかのことをかなめさんって呼んでたよ 18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:28:39.37 ID:J/d2RxeAO
一人の時はまどかさんなんだよ 19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:30:12.61 ID:tdulEh5+0
トイレ
マミ「……」
マミ「……」
マミ「……」
マミ「逃げられた……」
マミ「ついでにすませておきましょう」
マミ「ふぅ……」
マミ「……」
ほむら「……」
マミ「っ!?!?」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:35:02.06 ID:tdulEh5+0
ほむら「巴マミ」
マミ「あっ、ひゃいっ」
マミ(い、いつのまに!? 私が感知できない気配なんて!!)
マミ(と、とにかく落ち着かないと……ふっ)
ほむら「まだ続けているの?」
マミ「……なんのことかしら?」
ほむら「鹿目まどか、彼女には関わらないよう言ったはずよ」
マミ「……」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:40:34.81 ID:tdulEh5+0
ほむら「とにかく、彼女にはもう近寄らないで」
マミ「……」
ほむら「彼女を、魔法少女にしたくないの」
マミ「……やれやれ、貴女も案外子供なのね」
ほむら「どういうことかしら?」
マミ「いいえ、何でもないわ」
マミ(なるほど……まどかさんと仲の良い私に嫉妬しているのね、彼女は)
マミ「ふふっ…」
ほむら「?」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:45:18.72 ID:JN6VnG7HO
ダメだこいつw 28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:45:50.11 ID:tdulEh5+0
ほむら「……とにかく、用件はそれだけ」
ほむら「もし忠告を無視して鹿目まどかと接触をしようとするのなら…」
マミ「暴力(ちから)を振るってでも止めるつもり?」
ほむら「えぇ、最終的にはそうなるわ」
マミ「ふふっ…だからやっぱりまだまだ子供ね、貴女」
ほむら「……」
マミ「悪いけど、それは鹿目さんが決めることよ」
マミ「彼女が私についていくか、それとも貴女についていくか……」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:51:13.55 ID:tdulEh5+0
ほむら「……」
マミ「…どうやら貴女も気づいているようね」(まどかさんの可愛さに)
ほむら「えぇ」(まどかの魔法少女としての力に)
マミ「どうりで…彼女をつけ回すわけだわ」
ほむら「……」
マミ「しつこい女は嫌われるわよ?」
ほむら「好き嫌いの話じゃないの」
ほむら「彼女は魔法少女になってはいけない。もしなってしまったら……っ」
マミ「なってしまったら…?」
ほむら「……あなたには関係ないわ」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 00:59:48.14 ID:tdulEh5+0
マミ「……」
ほむら「……」
マミ(もしまどかさんが魔法少女になってしまったら……)
マミ(魔法少女は闘いの宿命からは逃れられない……そこに待っているのは、漆黒の闇のみ)
マミ(魔法少女は…私みたいに呪いをかけられてしまう)
マミ(彼女はそんな危険な道をまどかさんに歩ませたくない…ってこと?)
ほむら「……」
マミ(なるほど……確かにまどかさんには危険な目にあって欲しくないわ)
マミ(まどかさんは暗闇の道を歩く私を照らしてくれた……エンジェルなんだから)
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 01:01:37.11 ID:AfWqAD350
エンジェルwww 37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 01:05:09.25 ID:Czd91EsC0
マミさん厨二病こじらせてる場合じゃないでしょwwwほむほむが本気で頃しにくるぞwww 38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 01:07:03.84 ID:tdulEh5+0
マミ「……気が変わったわ」
ほむら「!?」
マミ「鹿目さんは、絶対に魔法少女にはさせない」
ほむら「……本当に?」
マミ「えぇ、私も……魔法少女がどんな最期を迎えるかぐらい、知っているしね」
ほむら「!!」
ほむら「あなた……知っているの?魔法少女がどんな存在かを」
マミ「もちろん、長い間やってきたからそれぐらい分かるわよ」
ほむら「……なら、私と協力してワルプルギ…」
マミ「ごめんなさい、これ以上貴女と話すことはないわ」
マミ「私たち、仲良くはできないみたいだしね」
ほむら「……」
マミ「それでもお話がしたかったら……壁にでも話してなさい」
ほむら「……」
マミ「さようなら、今度会ったら容赦しないわよ」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 01:09:45.27 ID:R9KQg5800
>>38
>マミ「それでもお話がしたかったら……壁にでも話してなさい」 お 前 が な 41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 01:11:01.45 ID:TquqPZsHO
マミwwwwwwwwwwwwwwwww 42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 01:11:21.47 ID:tdulEh5+0
ほむら「……」
ほむら(おかしい…この時間軸の巴マミは何かが違う……)
ほむら(彼女に一体何が…?)
ほむら「……」
ほむら(どちらにせよ、今回も協力的ではないみたいね)
ほむら(仕方ない……)
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 01:15:20.40 ID:T3yEGTEhO
ワルプルギスの夜とかマミさんが飛びつきそうなネーミングなのに… 46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 01:17:57.50 ID:tdulEh5+0
放課後
マミ「お待たせ、鹿目さん」
まどか「あっ、マミさん」
マミ「さて、じゃあ行きましょうか」
まどか「はい!」
マミ「…そういえば、あの蒼い髪の子は?」
まどか「さやかちゃんなら、今日は上條君のお見舞いをしたあと来るそうです」
マミ「上條?」
まどか「はい、さやかちゃんの幼馴染なんです。事故で入院してて」
マミ「なるほど……ね」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 01:22:13.99 ID:tdulEh5+0
まどか「さやかちゃんを待ちますか?」
マミ「いえ、そんな時間はないわ。行きましょう」
まどか「はい、分かりました」
マミ「……それでね、鹿目さん」
まどか「なんですか?」
マミ「貴女に大切な話が……」
まどか「?」
マミ「……いえ、なんでもないわ。また今度ね」
まどか「は、はあ…」
マミ(今は…時期が悪いわね)
マミ(えぇ、分かってるわよQB。そんなことは絶対にさせない)
QB(僕まだ何も話しかけてないよね)
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 01:30:56.13 ID:tdulEh5+0
数時間後
さやか「いやー、お待たせしました」
まどか「もう、待ちくたびれたよさやかちゃん」
さやか「ごめんごめん。それで、見つかったの?」
マミ「えぇ、使い魔がね」
さやか「なんだ、使い魔か。それじゃあグリーフシード持ってませんね」
マミ「だからってほっとけないわ。使い魔も人を襲い、喰い、貪り……やがて魔女になるのだから」
さやか「……ゴクリ」
マミ「そろそろ来るわ、準備はいい?」
まどか「は、はい!」
マミ「それじゃ…お互い命は大切にね」
マミ「メタモルフォーゼ!」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 01:37:18.01 ID:tdulEh5+0
マミ「出でよ、デスティニートリガー!」
まどか「マミさんの新しい銃だ!」
使い魔「きー」
マミ「あなたも運が悪いわね、私が相手なんて」
マミ「いえ、運が良いのかしら……楽に死ねるんだから」
バンッ!バンッ!バンッ!
使い魔「きー!?」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 01:45:52.91 ID:tdulEh5+0
まどか「やった、マミさんが優勢だ!」
さやか「マミさんかっこいいー!」
マミ「下がってなさい!返り血は、浴びたくないでしょ…?」
バンッ!!
使い魔「きぃー!!」
マミ「さて、死ぬ準備はできたかしら?」
使い魔「っ……」
マミ「これで終わらせてあげる!」
マミ「出でよ、ラブ&ペナルティ!!」
使い魔「!?」
さやか「くるぞー、マミさんの必殺技がくる!」
マミ「レクイエム・ハート、フルバースト!!」
ドカーーーーン!!
マミ「……まぁ、こんなものかしら」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 01:52:55.28 ID:tdulEh5+0
さやか「いやー、勝った勝った。楽勝だね」
まどか「さやかちゃんは何もしてないでしょ?」
さやか「あはは」
まどか「マミさん、お疲れ様です」
マミ「鹿目さん……」
まどか「はい?」
マミ「ti amo(ティ アーモ)」
まどか「え?」
マミ「ふふっ…さてと、帰りましょうか」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 02:07:29.54 ID:AfWqAD350
ティ アーモwwww 64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 01:58:36.74 ID:tdulEh5+0
まどか「あの、マミさん」
マミ「なにかしら?」
まどか「参考までに聞きたいんですけど…マミさんはどんな願いを叶えて魔法少女になったんですか?」
マミ「えっ…」
まどか「あっ、ごめんなさい。答えたくないなら…」
マミ「…くっ!?」ドサッ
まどか「マミさん!?」
さやか「どうしたの!!」
マミ「な、なんでもないわ。またあの子が……」
まどか「あの子…?」
マミ「気にしないで、こっちの事情だから……うぅっ!!」
まどか「マミさん!!」
マミ「ハァ、ハァ……だ、大丈夫よ」
QB(やれやれ、またいつものアレか……)
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 02:06:07.93 ID:tdulEh5+0
さやか「そんな…どう見ても大丈夫じゃないよ!」
マミ「貴女には関係ないでしょ!!」
さやか「っ!?」
マミ「……ごめんなさい、きつく言い過ぎたわ。でも、もう大丈夫だから」
さやか「はい……」
マミ「くっ…うぅ……」
まどか「マミさん……」
マミ「さっきの質問、今は答えられないわ。ごめんなさい」
マミ「でもいつか必ず教えてあげる」
まどか「いえ、やっぱりいいです。マミさんに悪いですし…」
マミ「そう…優しいのね、鹿目さん」
さやか「……あのさ、マミさん。私、大切な話があるんだけど…」
マミ「大切な話…?」
さやか「願い事って、自分のための事柄じゃないとダメなのかな?」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 02:10:44.69 ID:tdulEh5+0
マミ「…どういうことかしら?」
さやか「例えば、あたしなんかよりずっと困ってる人がいて」
さやか「その人のために願い事をする…とか」
QB「うん、できるよ。前例もないわけじゃないし」
QB「じゃあ早速…」
マミ「……無理よ」
さやか「え?」
QB「マミ?」
マミ「今の貴女に、そんな資格はない」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 02:21:21.33 ID:tdulEh5+0
さやか「ど、どうして!?」
マミ「そんなこと、自分で考えなさい」
さやか「っ!?」
マミ「誰かの願いを叶えるため……ふふっ」
さやか「な、なにがおかしいの!?」
マミ「いえ、なんでもないわ」
さやか「はっきり言ってよ!!私の何がダメなの!?」
マミ「…分からないわよ、魔眼を持たない貴女たちには。この苦しみが」
さやか「えっ…?」
マミ「一日頭を冷やしていなさい。そして、明日教えてあげる。私たち、魔法少女の真実を」
QB「!!」
さやか「魔法少女の…真実?」
QB(マミ…君はまさか魔法少女の秘密を知っているというのか?)
マミ「ふふっ、月が赤い……」
マミ「LUNA PIENA (ルーナ ピエーナ)…」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 02:22:47.96 ID:Y4D6ByDG0
マミさん・・・ 82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 02:28:28.27 ID:Ovo6TMTSO
きっと毎日一生懸命イタリア語の辞書読んでかっこよさげな単語探してるんだろうな 83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 02:28:40.72 ID:tdulEh5+0
まどか宅
まどか「今日のマミさん、なんだか変だったなぁ…」
まどか「苦しそうで……」
まどか「ねぇQB、マミさんどうしたのかな?」
QB「……今の僕からは何もいえない」
QB「ただ、マミは今日だけじゃなくていつも変なんだ。気にすることじゃないよ」
まどか「そうかなぁ…」
QB「そうだよ、それより今日は早く寝たほうがいい」
まどか「うん、おやすみ」
QB「……」
QB(まさかマミが知っていたなんて…一体どこから情報を?)
QB(このままだと、まどかと契約できなくなっちゃうよ)
QB(まったく……マミ、君は困った子だね)
QB「……」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 02:32:16.75 ID:tdulEh5+0
翌日、病院
さやか「お待たせっ」
まどか「早かったね。上條くんには会えたの?」
さやか「それがさ、今は都合が悪いんだって。せっかく来たのに…」
まどか「そうなんだ…」
さやか「ま、しょうがないし帰ろっか」
まどか「うん」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 02:37:17.18 ID:tdulEh5+0
さやか「昨日マミさんが言っていたこと考えたんだけどさ」
さやか「やっぱり分からないんだよね」
まどか「私も分からなかった」
さやか「今日教えてくれるって言ってたけど、何なんだろう……」
まどか「……あれ?」
さやか「どうしたの?」
まどか「あ、あれ……」
さやか「え?」
QB「!!」
QB「グリーフシードだ!」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 02:43:49.70 ID:tdulEh5+0
まどか「な、なんでこんな所に!?」
QB「まずい、結界が出来上がろうとしている!早くここから逃げよう!」
さやか「ま、まって!この病院には恭介がいるんだよ!?」
さやか「なのにここに魔女が取り憑いたらヤバいって!!」
まどか「で、でも…そうだ、マミさんを呼ばないと!」
さやか「マミさんの電話番号は?」
まどか「知らない」
さやか「私も」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 02:47:30.51 ID:tdulEh5+0
さやか「じゃ、じゃあとりあえず私はここで見張ってる!」
QB「無茶だよ!結界に閉じ込められたら君は出られなくなっちゃう!」
さやか「でも放ってはおけないでしょ!!」
QB「……分かった、なら僕も一緒に残るよ」
QB「マミなら近くに来れば僕のテレパシーで位置が分かると思うし」
さやか「QB…ありがとう」
まどか「じゃあ私、すぐにマミさん呼んでくる!」タタタッ
さやか「任せたよ、まどか!」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 02:48:34.76 ID:jnfDZAjz0
QBだけ残ればいいんじゃね? 94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 02:51:14.68 ID:tdulEh5+0
マミ「ふぅ、掃除をしていたら遅くなってしまったわ」
マミ「まどかさん達、今どこにいるのかしら…」
まどか「マミさん!」
マミ「まど…鹿目さん。慌ててどうしたの?」
まどか「ま、魔女が現れたんです!」
マミ「魔女が……くっ!」ドサッ
まどか「マミさん!?」
マミ「だ、大丈夫…私のほうでも感知したわ。とてつもなく巨大な力を持った魔女のようね」
マミ「魔眼が…疼く!」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 02:55:47.94 ID:tdulEh5+0
マミ「急ぎましょう鹿目さん。QBが危ないわ」
まどか「は、はい!」
まどか「あ、そうだマミさん」
マミ「どうしたの?」
まどか「今のうちに、電話番号とアドレスを交換させてください」
マミ「!?」
まどか「今日みたいなことがあっても、すぐに連絡がつくように」
マミ「……」プルプル
まどか「マミさん…?」
マミ(ど、どうしよう…アドレス帳に他人の名前を載せるなんて初めてだわ!!)
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 02:58:26.18 ID:AfWqAD350
まどっち後にしろよwww
マミさんww 98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 03:00:07.25 ID:zshXktmHO
マミさん株が登竜門を超える勢いで上がった 100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 03:00:39.66 ID:tdulEh5+0
まどか「あ…ごめんなさい。今はそんなヒマないですよね。急ぎましょう」
マミ「まって!!」
まどか「え?」
マミ「わ、忘れないうちに…今のうちに……交換…///」
まどか「でも……」
マミ「だ、大丈夫よ、向こうにはQBもいるし。少しぐらいなんとかなるわ」
まどか「分かりました、じゃあ赤外線で」
マミ「え?」
マミ(どうしよう…赤外線ってどうやってやるのかしら)
マミ(交換なんて初めてだから分からないわ…)
まどか「じゃあ私が受け取りますね」
マミ「あ、えっと、…えっと~……?」
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 03:06:41.74 ID:upCHcxwKP
親も友達もいないのに何に携帯使うんだよ 107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 03:08:27.99 ID:J/d2RxeAO
>>104
休み時間にいじったりするフリしないの? 105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 03:06:59.98 ID:tdulEh5+0
結界内
さやか「マミさん、遅いね…」
QB「怖いかい?さやか」
さやか「そりゃもちろん…」
QB「今すぐ願い事を決めてくれれば、さやかを魔法少女にしてあげられるんだけど…」
さやか「……」
QB「さやか?」
さやか「もしかしたら…マミさんはわざと遅れているのかもしれない」
QB「え?」
さやか「私に怖い思いをさせて、魔法少女を諦めさせようとしてるんだよ」
QB「それはどうかな……」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 03:13:22.17 ID:tdulEh5+0
さやか「上等じゃん!私、こんなのへっちゃらだから!」
QB「でも、契約しておけば…」
さやか「ううん、契約はしない。意地でもマミさんに認めてもらえるまでは」
さやか「だから…ここは意地でも引き下がれない!」
QB「さやか、君もおかしくなってるよ!」
さやか「ふっ…おかしくないよ、これが私なんだって」
さやか「そう、今私は試されようとしてる……」
さやか「魔法少女になる、勇気を持つ者かどうか…!!」
QB「……」
QB(おかしい…何かがおかしい……)
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 03:20:06.16 ID:tdulEh5+0
まどか「マミさん、ここです!」
マミ「ええ!」
マミ(QB、状況は?)
QB(マミ!ようやく来たんだね!)
QB(急がなくていいからゆっくり来てくれ!あまり大きな魔法を使うと卵が刺激されてしまう!)
マミ「わかったわ」
マミ「行きましょう、鹿目さん」
まどか「はい!」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 03:28:04.07 ID:tdulEh5+0
結界内
まどか「相変わらず不気味なところですね……」
マミ「……まどかさん」
まどか「なんです…」
まどか(あれ?今名前で呼ばれ…)
マミ「こういうぼやけた世界の方が、美しいと思わない?」
まどか「え?」
マミ「私たちの住んでいる世界の方が、よっぽど汚れているわ」
まどか「それって…どういう……」
マミ「でもね、まどかさん…綺麗な薔薇にはトゲがあるものなの」
マミ「美しいものほど、人を魅了し、誘惑し――」
マミ「――そして、絶望の底へと陥れる」
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 03:33:10.36 ID:tdulEh5+0
まどか「……」
マミ「私たち魔法少女も同じなのよ」
マミ「美しさと絶望を兼ね備えた、闘うためだけの人形」
マミ「あなたが憧れている魔法少女は、そういうものなの」
まどか「で、でも…マミさんは……」
マミ「まどかさん、貴女は魔法少女には向いていない」
まどか「っ!!」
マミ「でもね、私は……」
ほむら「巴マミの言う通りよ」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 03:39:05.94 ID:tdulEh5+0
マミ「!?」
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら「あなたは魔法少女になるべきでない。今すぐここから出なさい」
マミ「……暁美ほむら、どうしてあなたがここに?」
ほむら「今日の獲物は私が狩る。もちろん、先に行った二人の安全も保障するわ」
マミ「……」
シュルッ
ほむら「!!」
パシィッ!!
ほむら「くっ…何を!!」
マミ「言ったはずよ、次に会ったときは容赦しないって」
ほむら「っ!?」
マミ「でも今はそんな時間はないから、そのまま縛られていなさい」
マミ「帰りには開放してあげるわ」
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 03:42:47.66 ID:tdulEh5+0
マミ「行きましょう、まどかさん」
まどか「は、はい…」
ほむら「待ちなさい!!」
まどか「ごめんね…ほむらちゃん……」
ほむら「待って!今度の魔女はわけが違うの!!」
ほむら「このままだとあなたは…!!」
マミ「それ以上お話したかったら――」
マミ「壁にでも話していなさい」
ほむら「っ!!」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 03:49:03.15 ID:AfWqAD350
壁来ましたーwww 123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 03:45:46.42 ID:tdulEh5+0
マミ「……」
まどか「……」
マミ「……」
まどか「ほむらちゃん…あのままでいいんですか?」
マミ「まどかさん、さっきの話の続きだけど」
まどか「は、はいっ…」
マミ「私は…貴女には私の翼になって欲しいの」
マミ「天使の翼に…」
まどか「……え?」
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 03:51:17.75 ID:tdulEh5+0
マミ「さっきも言ったでしょ?魔法少女は危険な存在だって」
マミ「闘うことだけを考え続け…いつか人としての感情を失ってしまう」
マミ「…今の私のように」
まどか「……」
マミ「けど…貴女が側ににいると違う」
マミ「温かい気持ちになる、生きていると実感できる」
マミ「さっき貴女とアドレスを交換したとき、とても嬉しかった」
マミ「嬉しいなんて感情…魔法少女になって初めて感じたのよ?」
まどか「マミさん……」
マミ「だから貴女には、闘わず、ずっと生きて欲しい」
マミ「生きて私の翼になってほしい」
マミ「まどかさん…貴女は人間の中で生きなさい」
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 03:57:21.91 ID:tdulEh5+0
まどか「それって……」
マミ「闘うことだけが全てじゃないわ…」
マミ「それにね、これから見せる真実がもし怖かったら…私から逃げてもいいのよ」
まどか「真実…?」
マミ「えぇ…魔法少女の真実」
マミ「もしその醜い姿を見てしまったら、貴女は…」
まどか「わ、私逃げません!どんなことがあってもマミさんの側にいます!!」
マミ「!!」
まどか「私…マミさんの役に立ちたいんです!」
まどか「何もできない私ですけど…それでもマミさんの役に立てるのなら」
まどか「私はマミさんの側にずっといます!!」
マミ「まどかさん…!」
QB(マミ、大変だ!グリーフシードが動き出した!)
QB(卵が孵化してしまう!!)
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:02:11.02 ID:tdulEh5+0
マミ「……行きましょうか」
まどか「マミさん…」
マミ「まどかさん……ti amo (ティ アーモ)」
まどか「マミさん…私、マミさんのこと信じます!」
マミ「…ありがとう」
QB(マミ!)
マミ「ふふっ、女の子をせかしちゃダメよQB」
マミ「……メタモルフォーゼ」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:02:24.63 ID:AfWqAD350
このマミさんが公式に見えて来た 133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:06:17.74 ID:tdulEh5+0
シャルロッテ「……」
QB「大変だ!孵化が始まった!!」
さやか「くっ…マミさん!!」
――パァンッ!!
さやか「!!」
QB「マミ!!」
マミ「どうやら間に合ったようね」
まどか「さやかちゃん、大丈夫!?」
さやか「よかった~…間に合ってくれて」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:16:14.95 ID:tdulEh5+0
シャルロッテ「……」
マミ「あれが…なるほどね」
さやか「マミさん!ちゃっちゃとやっつけちゃって!」
マミ「……まどかさん」
まどか「…はい」
マミ「私も、まどかさんのことを信じるわ」
まどか「はいっ!」
マミ「…ふふっ」
シャルロッテ「……」
マミ「生まれてばかりのところ悪いけど、さようなら」
マミ「愛と希望の魔法少女マミが、あなたを看取ってあげる」
シャルロッテ「……」
マミ「出でよ、アカシックトリガー!」
マミ「アンジェロ・フィナーレ!!」
ドカーーーン!!
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:21:26.84 ID:tdulEh5+0
さやか「やった、楽勝!」
QB「いや…」
マミ「……」
シャルロッテ「……」
さやか「そんな!?効いてないの!?」
まどか「マミさん!」
マミ「心配しないで、女は愛を吸って育つ薔薇よ……」
シャルロッテ「……!」
シュンシュンシュン!!
マミ「遅い!」
マミ「ファントムバスター、イリュージョンバスター、召喚!」
マミ「この一撃は死ぬほど痛いわよ♪」
ドガンッ!!ドガーーンッ!!
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:29:23.04 ID:tdulEh5+0
シャルロッテ「っ!?」
さやか「よしっ!」
――――体が軽い。
マミ「ふっ…Al cuore non si comanda. !!」
ドカーーンッ!!
こんな幸せな気持ちで戦うのは初めて
マミ「Campa, cavallo, che l'erba cresce.!!」ジャキッ!!
もう何も怖く――――
シャルロッテ「っ……」モゴッ…グググッ
ズルッ
マミ「――え?」
バクンッ
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:29:54.61 ID:upCHcxwKP
おわり 142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:30:30.38 ID:OSyblrD40
マミさん逝ったぁああああああああああああ 144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:33:50.73 ID:tdulEh5+0
さやか「!!」
まどか「マ…マミさーーーーんっ!!」
シャルロッテ「……」
さやか「そ、そんな……」
QB「まどか、さやか…早く僕と契約を」
まどか「あ…あぁ……!!」
QB「早く!!」
『――その必要はないわ』
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:39:40.81 ID:tdulEh5+0
QB「……え?」
シャルロッテ「?」キョロキョロ
『ククク…どこを見ているのおバカさん』
シャルロッテ「!!」
さやか「あれは…!」
まどか「マミさん!!」
さやか「よかった、生きてたんだ!」
『マミ?フフフ……あんな弱いやつと一緒にしないでくれる?』
まどか「え?」
QB(あれはマミの脳内設定の人格…!!)
MAMI『私はMAMI!死と絶望の魔法少女MAMI!!』
MAMI『アーーッハッハッハッ!!』
さやか「えっ…どうなってるの?」
まどか「あれが…魔法少女の真実……」
QB「え?」
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:44:41.13 ID:tdulEh5+0
さやか「ど、どういことなのまどか!?」
まどか「マミさんが言っていた…」
まどか「魔法少女は、美しさと絶望を兼ね備えた、闘うためだけの人形だって……」
MAMI『さぁ、第二ラウンドを始めるわよ食いしん坊さん!!』
シャルロッテ「!?!?」
ドガーーーンッ!!
まどか「あれが魔法少女の真実…」
QB「……」
QB(ダメだ…今のマミは妄想の世界に浸かりすぎてハイテンションになってしまってる)
QB(もうマミをとめられる者は……いない)
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:46:42.96 ID:9+KceyrZO
そりゃ杏子もこの町に近づかないわけだ 154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:47:59.60 ID:WnnqmzOPO
マミさん今全身血だらけなん? 156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:51:47.93 ID:tdulEh5+0
MAMI「絶望よ、闇を抱け!」
MAMI「我が血は冥界へと誘うための印!」
MAMI「さぁ、光を砕け!」
MAMI「今こそ罪魂を解き放て!!」
MAMI「貴女の運命!貴女の絶望を!!」
MAMI「フッ…貴女の希望はどこにあるんでしょうね」
ジャキンッ!!
シャルロッテ「!!?」
MAMI「ジ・エターナル・ジェノサイド 」
ドガーーーーーーーーンッ!!!!
さやか「か…勝った」
MAMI『ククク…アーッハッハッハッ八ッ!!』
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:56:53.63 ID:tdulEh5+0
QB(なんてことだ…勝っちゃった)
まどか「マミさん……」
MAMI「ようやく…ようやく手に入れた!巴マミの身体を!!」
MAMI「これでこの身体は私のものだあああああああああ!!!」
マミ『そうはさせないわ』
MAMI「!?」
マミ『その身体、返してもらうわよ』
MAMI「な、なぜ…お前の意識は完全に……!!」
マミ『ふふっ、勘違いしないで』
マミ『私の体は貴女にあげたんじゃないわ、貸してあげただけよ』
MAMI「なんですって!?」
マミ『さぁ、もう帰りなさいもう一人の私!』
MAMI「や、やめろ…ぎゃあああああっ!!」
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:58:20.03 ID:t+bs89YQO
※一人言 162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 04:59:09.99 ID:tdulEh5+0
まどか「マミさん!」
マミ「……ふう」
さやか「元に戻ったの!?」
マミ「えぇ、なんとかね」
まどか「マミさん…」
マミ「二人とも分かった?魔法少女になるってことはこういうことなのよ」
まどか「……」
さやか「……」
QB「いや、僕にはさっぱりだよ」
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 05:07:43.13 ID:6C6i+BMb0
マミさん、厨二通り越しておかしな人になりつつある… 166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 05:09:30.41 ID:tdulEh5+0
マミ「なにをとぼけているの?QB」
マミ「今見せたのは魔法少女の成れの果て……」
マミ「私だからこそ意識を取り戻せたけど、普通の魔法少女ならあのままバーサーカーになっていたわ」
さyか「あれは…さっき闘っていたのは……」
マミ「…もう一人の私、通称MAMI」
マミ「魔法少女は闘いを経ていくうちに、こころの中に闇を溜めていく」
マミ「その闇から生まれたものが――MAMIなのよ」
マミ「闇から生まれし者たちは、いつでも私たちの身体を狙っている」
マミ「私たち魔法少女は、常に自分と闘っているの」
さやか「そんな……」
まどか「魔法少女は…みんなそうなんですか?」
マミ「えぇ、そうよ」
QB(マミ…勝手に独自設定を講義しないでくれるかな)
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 05:13:24.70 ID:tdulEh5+0
マミ「これで分かった?魔法少女になることがどれほど危険なのか」
さやか「で、でもマミさんは元に戻れたじゃん!」
マミ「それは……ふふっ、私にはまどかさんがいたから」
まどか「え?」
マミ「まどかさんとの絆――コネクトが、私の意識を戻させたのよ」
まどか「マミさん…!」
さやか「……」
マミ「さて、もう帰りましょうか」
まどか「はい!」
QB「……はぁ」
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 05:18:52.39 ID:0pnCXGKaO
※さやかは杏子のコネクトです 174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 05:20:30.24 ID:tdulEh5+0
ほむら「くっ…ほどけない……」
プツンッ
ほむら「!!」
パラッ…
マミ「ご苦労さま」
ほむら「巴マミ…生きてたの!?」
マミ「えぇ、当然よ」
ほむら「なんで…」
マミ「ふふっ、さぁ…何ででしょうね」
マミ「貴女は何でだと思う?」
ほむら「っ……」
マミ「答えは――私が生きている事実、それだけよ」
マミ「行きましょう、二人とも」
まどか「はい!」
ほむら(一体……この時間軸でなにが起きているというの?)
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 05:25:16.22 ID:tdulEh5+0
まどか宅
まどか「はぁ…マミさん///」
QB「……」
まどか「ねぇQB、今マミさんにメール送ったらすぐに返事来るかな?それとも迷惑かな?」
QB「分からないよ…僕には」
QB「マミのことはまったく分からない……」
まどか「はぁ…マミさん///」
QB「それよりまどか、君は魔法少女には…」
まどか「ならないよ!だってマミさんと約束したんだもん!」
QB「……」
まどか「はぁ……マミさぁん///」
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 05:33:48.89 ID:tdulEh5+0
マミ宅
マミ「まどかさん…」
マミ「まどか…ちゃん」
マミ「はぁ……うふふっ」
マミ「!」
マミ「そこにいるのは誰!?」
マミ「……暁美ほむらね」
マミ「いるのは分かってるわ……まぁそれでも隠れたいのならお好きにどうぞ」
マミ「今の私は最高に気分が良いから、ね」
マミ「……」
マミ「はぁ…まどかちゃん……」
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 05:34:49.83 ID:Gk+r0oss0
出た!第三者の気配に気づく能力 183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 05:36:05.27 ID:5t7OBW9o0
なにが酷いって実力が演技に追いついちゃってるからなにも知らない周囲から見たらマジに見えちゃうのが酷い 196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 09:19:53.82 ID:fh5w7O0Y0
CONNECT……それは受け継がれてゆく魂の絆 197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 09:24:20.32 ID:UPPdLlG/0
まどか「絆…コネクト!」 271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 22:13:56.28 ID:tdulEh5+0
翌日
まどか「……」ニヤニヤ
詢子「…まどか、早く食べないと遅刻しちゃうぞ?」
まどか「あ、うん」
詢子「食事のときは携帯しまって」
まどか「ごめんなさい」
詢子「まったく、昨日から様子が変だよ?ずっとニヤニヤしてるし……」
まどか「なんでもないよ。えへへ///」
まどか「ご飯って、こんなにも美味しいものなんだね。生きてるって素晴らしいなぁ」
詢子「?」
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 22:23:01.67 ID:tdulEh5+0
登校中
さやか「まどか、おはよう」
まどか「あっ、おはようさやかちゃん、仁美ちゃん」
仁美「どうしたんですか?なにかご機嫌が良さそうですけど……」
まどか「えへへ~」
さやか「ま、まぁいいじゃん。いつものことだよ」
仁美「?」
さやか(まどか、マミさんと何かあったの?)
まどか(あのねさやかちゃん、昨日のマミさんといっぱいメールしたんだよ)
さやか(う、うん……)
まどか(それでね、私のこと…えへへ///)
さやか(……)
まどか(今朝もね、マミさんから愛の詩が送られてきてね、それでね)
さやか(わ、わかったよもう……)
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 22:25:28.02 ID:oZvvI4uCO
愛wwwwのwwww詩wwww 281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 22:27:02.08 ID:z7gfYO9u0
まどか順調に毒されてきてるなwwwwwwww 282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 22:28:24.07 ID:tdulEh5+0
休み時間
QB「二人はもう魔法少女になりたいと思ってないのかい?」
まどか「うん」
さやか「私は…どうしようかな」
まどか「さやかちゃんはまだ迷っているの?」
さやか「うん…昨日マミさんに説教されたけど、やっぱり私……」
QB「……こう言ったらアレだけど、正直この先マミ一人に任せるのは不安なんだ」
まどか「…え?」
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 22:36:29.23 ID:tdulEh5+0
QB「君たちは気づかないのかい?マミの様子に」
さやか「マミさんの様子?どうかしたの?」
QB「……マミは現実と妄想の区別がつかなくなっている」
QB「今のマミは、自分に酔っているだけにすぎない」
QB「このままヒーローを演じ続けていたら、いつかマミは死んでしまうだろう」
まどか「っ……」
QB「もう僕の手にはおえない……。頼む、二人でマミの目を覚まさせて…」
まどか「……そんなのおかしいよ」
QB「え?」
さやか「まどか?」
まどか「マミさんは私たちを守るために一人で闘っているんだよ!?」
まどか「魔女とも、闇から生まれた者とも闘いながら…」
まどか「本当は辛いはずなのに、苦しいはずなのに……それでもマミさんは頑張ってる」
まどか「なのに何でそんな人を変人扱いするの!?おかしいよQB!!」
QB「……」
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 22:42:33.74 ID:tdulEh5+0
さやか「ま、まどか…落ち着きなよ」
まどか「ごめん…マミさんのこと悪く言われてつい……」
QB「……」
さやか「まぁ、QBだって悪気があって言ったわけじゃないって。ね?」
QB「……うん、別にそのことが間違っているってわけじゃないんだ」
QB「言い方が悪かったよ、ごめん」
まどか「私の方こそ…怒ってごめんね」
QB「…とにかく、契約したいときは僕を呼んでね」
QB「僕はいつでも準備できているから」
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 22:52:37.00 ID:5t7OBW9o0
QBのセリフが契約のためなのかマミさんの暴走に疲れ果てての本心なのかが分からない 295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 22:54:37.80 ID:8sls/fyZ0
QBも疲れてるんだよ
QBは自分でも御しきれない不思議な感覚に囚われてるんだろう
それが”感情”というものだよQB 291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 22:48:26.69 ID:tdulEh5+0
マミ「……」
「巴さん、ずっと携帯とにらめっこしてるね」
「しかもニヤニヤしてる……」
マミ「……」
「あっ、寝た」
「違うよ、あれは寝たふりだよ。絶対」
マミ(はぁ…昨日は遅くまでメールしすぎたわ)
マミ(それにしても、毎日がこんなに楽しいなんて……)
マミ(今の私なら、なんでもできそう)
MAMI(ふん…せいぜいつかの間の幸せを楽しんでいることね)
マミ(あなたは…!)
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 22:57:02.82 ID:tdulEh5+0
MAMI(私があの程度で消えると思ったの?だから甘いのよ、貴女は)
マミ(くっ……)
MAMI(私は消えない…貴女がいる限り、何度だって貴女の前に現れる)
マミ(……ふっ、いいわよ別に。だったら何度だって倒して見せるわ)
MAMI(いい気になるのもそれまでよ)
マミ(何ですって?)
MAMI(もうすぐ…〝零の領域〟が出現する)
マミ(!!)
マミ(零の領域って…まさかあの〝零の領域〟!?)
MAMI(ええ…貴女ならこれが意味すること、理解できるしょう?)
MAMI(クスッ……終わりが始まるのよ)
マミ(くっ…それでも私は……!!)
マミ「……」ブツブツ
「また独り言しゃべってる……」
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 23:00:32.88 ID:8sls/fyZ0
喋ってるのかwww 301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 23:02:19.24 ID:yI7B7W7s0
零の領域(ワルプルギスの夜) 302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 23:03:19.18 ID:tdulEh5+0
放課後
さやか「まどか、帰ろ!」
まどか「あっ、ごめん…私……」
さやか「あぁ、マミさんか」
まどか「うん、ごめんねさやかちゃん」
さやか「いいっていいって。それにしてもラブラブですなぁ~、このこのっ」
まどか「えへへ…///」
さやか「さてと、じゃあ私は恭介のところにでも行こうかな」
まどか「バイバイ、さやかちゃん」
さやか「うん、バイバイまどか」
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 23:07:00.08 ID:tdulEh5+0
病院
さやか「恭介!」
上條「……」
さやか「ほらこれみて!新譜のCD!」
さやか「激レアだよー、あとで聴いてね」
上條「……」
さやか「どうしたの恭介?」
上條「さやかはさ…僕のことをいじめてるの?」
さやか「え……?」
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 23:13:37.53 ID:tdulEh5+0
上條「毎日毎日…特に用もないのにお見舞いに来て僕につまらない話とCDを聴かせて……」
さやか「だって…恭介音楽好きだし……」
上條「もう聴きたくないんだよ!!自分で弾けもしない曲なんか!!」
上條「ああああああああああああああっ!!!!
うわああああああああああああああああっ!!!」ガシャーンッ!!
さやか「きょ、恭介…」
上條「もうこんな腕なんて…!!」
さやか「やめて恭介!きっと治るよ、だから諦めないで!!」
上條「……諦めろって言われたんだ」
さやか「……え?」
上條「もう治らないって言われた…奇跡か魔法でも起きないかぎり……」
さやか「……」
上條「……」
さやか「…あるよ」
さやか「奇跡も魔法も、あるんだよ」
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 23:21:13.22 ID:tdulEh5+0
まどか「……」
マミ「お待たせ、まどかさん」
まどか「あっ、マミさん!」
マミ「ごめんね遅れちゃって。クラスメイトに掃除を代わってくれって頼まれちゃって」
まどか「大変ですね……でも、それぐらいマミさんの信頼が厚いってことですね!」
マミ「そんな、照れるわ」
まどか「えへへ」
マミ「ついでにさっき魔女も現れたの」
まどか「本当ですか!?」
マミ「えぇ、でも手を使わなくても倒せたわ」
まどか「やっぱりマミさんは一流だなぁー」
マミ「うふふっ…さて、行きましょか」
まどか「はいっ!」
ほむら「待って」
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 23:26:59.78 ID:tdulEh5+0
マミ「!!」
まどか「ほ、ほむらちゃん……」
ほむら「これからどこに行くつもり?」
マミ「貴女には関係ないでしょ?」
ほむら「まさか…まだ鹿目まどかを連れまわす気?」
マミ「……」
まどか「ち、違うよほむらちゃん。私は自分の意思でマミさんと一緒に…」
ほむら「それがダメだって言ってるの!」
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 23:34:20.13 ID:tdulEh5+0
まどか「っ!?」ビクッ
ほむら「昨日は運が良かっただけ。もしもっと強い魔女が現れたら……」
マミ「それでも私は負けないわ」
マミ「魔女にも、自分にも」
ほむら「っ……。それでも、もし死んだらどうするの?」
マミ「命なんて安いものよ、特に私のなんて…」
まどか「そんな…そんなこと言わないでください!」
マミ「まどかさん…」
まどか「マミさんの命は安くなんかありません!!」
マミ「……ありがとう」
マミ「ti amo (ティ アーモ)、まどかさん」
まどか「ti amo (ティ アーモ)…マミさん///」
マミ「うふふ」
まどか「えへへ」
ほむら(何かしら…この敗北感……)
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 23:39:05.43 ID:xiuFVA4tO
それでティアーモってなんですか? 324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 23:41:04.52 ID:J/d2RxeAO
>>323
イタリア語で愛してる 325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 23:41:48.85 ID:tdulEh5+0
ほむら「……!!」
マミ「どうかしたの?」
ほむら「魔女が現れた…」
まどか「えっ!?」
ほむら「……」タタタッ
まどか「あっ、ほむらちゃん!」
マミ「私たちも行きましょう、まどかさん」
まどか「はいっ!」
マミ「魔眼が…疼く!!」
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 23:48:26.38 ID:tdulEh5+0
QB「…いいんだね、さやか」
さやか「うん、もう迷っていられない」
さやか「私の大切な人の心に雨が降り続いている……」
さやか「私は、その人のために真っ暗な曇り空じゃなくて太陽を見せてあげたいの!」
QB「……よく分からないけど、契約を始めるよ?」
さやか「うん……あれ?」
QB「どうしたんだい?」
さやか「あそこにいるの…」
仁美「……」フラフラ
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 23:49:58.85 ID:fh5w7O0Y0
さやさやが超変身しそうなんですけど! 336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 23:55:23.63 ID:tdulEh5+0
さやか「仁美?どうしてこんな所に?」
さやか「いつもなら稽古行ってるはずじゃ…」
QB「大変だ!あの子の首筋に魔女の口づけが!!」
さやか「なっ…!?」
QB「早く何とかしないと、大変なことになっちゃう!!」
さやか「QB、契約を!!」
QB「…念のためにもう一度聞いておくけど、本当にいいんだね?」
さやか「早く!!」
QB「…分かった」
キュピーン
QB「よし、これで契約完了だよ」
さやか「これが…私のソウル・オブ・エナジー」
QB「ソウルジェムだよ。頼むから君はまともでいてくれ、さやか」
さやか「とにかく、仁美を追わないと!」タタタッ
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/09(水) 23:58:25.48 ID:oZvvI4uCO
さやかもMAMIさんの毒電波にやられていたか……。 339 :
ティロました。。。:2011/03/10(木) 00:01:48.46 ID:zZt8XN5a0
影のティロ・フィナーレ。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ 340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 00:02:21.79 ID:igVeJX6o0
仁美「……」フラフラ
さやか「仁美!!」
仁美「あら…ごきげんよう、美樹さん」
さやか「仁美、しっかりして!!一体なにしようとしてんのよ!?」
仁美「何って、決まってるじゃないですか」
仁美「私たちはこれから、素敵な世界へと旅に出ますの…」
さやか「っ…!?」
QB「魔女に操られている…早く魔女を倒さないと!!」
ブワッ
さやか「!?」
さやか「ここって…結界内!?」
魔女「……」
さやか「なるほど、あんたの仕業か。仁美に酷い事して……絶対に許さない!!」
さやか「ソウル・オブ・エナジー、セット!」
さやか「ミラクルマジカル!メタモルフォーゼ!!」
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 00:02:53.42 ID:H7FRpTwJ0
もうダメだ… 352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 00:12:22.94 ID:igVeJX6o0
さやか「天が呼ぶ地が呼ぶ、魔女を倒せと私を呼ぶ!」
さやか「私はさやか…愛の魔法戦士、さやか!!」
さやか「はっ!!」
QB「さやか、ポーズを決めてる場合じゃないよ!!」
さやか「心配しないで、私の身体は剣でできてるから」
さやか「出でよ!魔壊暗黒剣、トワイライトセイバー!」
QB「……」
さやか「さて、ちょっくら世界でも救いますか」
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 00:13:51.74 ID:udU752VtO
すっかり末期じゃないですか 366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 00:18:45.87 ID:igVeJX6o0
さやか「はぁーっ!!」
バキィッ!
魔女「……」
さやか「なっ…効いてない!?」
ドンッ!!
さやか「うわっ!!」
QB「さやか!!」
さやか「くっ…まだまだぁ!!」
さやか「必殺!」
さやか「必殺……えっと…何にしよう」
バシィッ!!
さやか「うわーーっ!!」
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 00:24:17.33 ID:igVeJX6o0
さやか「がはっ…ごほっ……」
QB「さやか!!」
さやか「くっ…情けないところ見せちゃったね」
さやか「マミさんみたいにはいかないや…」
QB「もういい、もうマミの真似事は止めるんださやか!!」
QB「君は君だ!他の誰でもない、君だけなんだ!!」
QB「マミの真似なんてする必要はない!!」
さやか「私は…私……」
バキッ!!
さやか「ぐふっ!?」
QB「さやか!!」
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 00:25:26.47 ID:AYINYGWUi
あれ…このQBなんか変だぞ
中国産じゃね? 389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 00:31:22.39 ID:igVeJX6o0
さやか「はぁはぁ……」
さやか(私は…私は……)
魔女「……」ブンッ!!
QB「よけるんださやか!!」
さやか「くっ…!!」
さやか「ハァハァ……」
QB「さやか…いい加減格好をつけてる場合じゃないはずだよ?下手したら死んじゃうんだ」
さやか「死……?」
QB「そう、だからマジメに戦ってくれ。今この町で頼りなる魔法少女は君しかいないんだ」
さやか「死……」
魔女「……」
ブンッ!!
さやか「いや…いやあああああああっ!!!」
ガキィンッ!!
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 00:38:03.23 ID:igVeJX6o0
魔女「!?」
さやか「――え?」
マミ「ふぅ、どうやら間にあったみたいね」
さやか「マ…マミさん!?」
QB「!?」
マミ「……事情は後で聞くわ。とりあえず、今はこの魔女を始末しましょう」
ほむら「……」
マミ「貴女も殺るの?じゃ、どっちが先に狩れるか競争しましょうか♪」
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 00:38:53.12 ID:ofiN7nA70
マミ△ 399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 00:40:03.77 ID:fHm7uJr3O
このタイミング、さやかが引き返せなくなるwww 404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 00:43:25.87 ID:igVeJX6o0
マミ「ナイトメア・イリュージョン!」
ドカーン!
さやか「……」
まどか「さやかちゃん!」
さやか「まどか……」
まどか「さやかちゃん、どうして魔法少女に……」
さやか「わ、私は……」
マミ「スカーレット・ヴェスペリア !」
ドカーン!!
ほむら「……」
ほむら(巴マミはさっきから何を言ってるの…?)
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 00:51:03.02 ID:igVeJX6o0
さやか「……」
まどか「さやかちゃん……」
さやか「くっ…!」
まどか「立っちゃダメだよさやかちゃん!こんなに傷が酷いのに…」
さやか「私が…私がやらなきゃ!!」
まどか「さ、さやかちゃん!?」
さやか「うわあああああっ!!」ダダダッ
マミ「美樹さん!!」
魔女「……」
さやか「食らえええええええっ!!!」
ポキンッ
さやか「あ、折れた」
バキィッ!!!
さやか「うわああああああああああっ!!?」
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 00:57:31.84 ID:igVeJX6o0
まどか「さやかちゃん!!」
マミ「下がりなさい美樹さん!今の貴女じゃ無理だわ!」
さやか「まだ…まだぁ……!!」
さやか「たかが剣一本折れただけ…」
さやか「一本がダメなら二本…二本がダメなら十本……」
さやか「十本がダメなら……百本だ!!」
魔女「!?」
さやか「魔壊暗黒剣奥義!!」
さやか「スーパーウルトラ最強超爆裂神聖剣!!!!!」
魔女「!?」
ドカーーーーンッ!!
さやか「邪気…退散!!」
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 00:59:36.85 ID:addP9j0T0
わけがわからないよ 426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:00:25.83 ID:Ix218Qrg0
センスが絶対おかしいよ 437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:06:21.57 ID:igVeJX6o0
まどか「た、倒しちゃった…」
ほむら(い、今のは……?)
マミ「……」
さやか「はぁはぁ…」ドサッ
まどか「さやかちゃん!!」
さやか「あはは…やったよまどか。初めてにしちゃあ上手くやったでしょ、私?」
まどか「こんなの…無茶しすぎだよ……」
マミ「…ええ、それに何?今の必殺技は」
さやか「……」
マミ「あれでは…真の必殺技とは言えないわ」
マミ「さっき美樹さんが放った一閃……あれは人を守るためではなく、死の恐怖から逃れるための一撃」
マミ「そうでしょ?」
さやか「……」
マミ「ネーミングも、まるで思いつきだしね」
ほむら(どういうこと…?)
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:15:15.29 ID:igVeJX6o0
マミ「とにかく…色々話があるわ、QB」
QB「……」
マミ「どうして美樹さんが魔法少女に?」
QB「僕はさやかに頼まれただけだよ」
まどか「うそ…」
ほむら「うそね」
さやか「ち、違う!本当だって!」
さやか「恭介の腕を治してもらうために…私は……」
ほむら「なんて事を…」
さやか「けど、私は…私は後悔してない!!」
マミ「……」
まどか「さやかちゃん…」
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:22:46.45 ID:igVeJX6o0
マミ「…分かったわ、とりあえず今日はもう帰りましょう。傷も癒さなきゃいけないしね」
さやか「……」
マミ「…これから忙しくなりそうね」
まどか「マミさん…」
マミ「今夜も月が赤いわ…」
ほむら「…?」
QB「僕たちも行こう、さやか」
さやか「……うん」
マミ「……」
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:25:12.02 ID:AYINYGWUi
毎晩月が赤いんだなwww 455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:29:28.27 ID:igVeJX6o0
まどか宅
まどか「さやかちゃん…」
QB「こうなった以上仕方ないよ。魔法少女の道に進むのはさやかが決めたことだ」
まどか「そうだけど…魔法少女って危険なんでしょ?」
QB「……」
まどか「さやかちゃん大丈夫かな…マミさんがフォローしてくれるからいいけど……」
QB「マミ、か……」
QB(まさか、さやかまで彼女の影響を受けていたとは……なんて感受性が豊かな年頃なんだ)
QB「……僕、ちょっと用事があるから出かけてくるよ」
まどか「うん…おやすみ」
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:33:17.42 ID:igVeJX6o0
マミ宅
マミ「暗黒銃……魔壊暗黒銃〝デスケルベロス〟」
マミ「うん、良い感じね」
マミ「あとは……」
マミ「スーパーウルトラ……ダメね、趣味じゃないわ」
マミ「……はぁ」
マミ「……」
マミ「まどかちゃん、今何をしてるのかしら」
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:34:52.35 ID:Ro1W2+5HO
>>458
ネタパクってやがるww 463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:37:09.53 ID:IpfheDEOO
ダメ出ししてたくせにパクるなw470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:43:32.00 ID:igVeJX6o0
某所
QB「ありがとう、来てくれたんだね」
杏子「いきなり呼んで何なの?」
QB「いやあ…実はこの町でちょっと色々問題があってね」
杏子「問題?」
QB「マミのことで…」
杏子「パス」
QB「ちょっと待ってくれ」
杏子「絶対イヤ」
QB「君だってこの地域をマミから奪いたいだろ?」
杏子「なに?珍しいじゃん、あんたが戦いを仕向けるようなこと言うなんて」
QB「……」
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:44:29.81 ID:2g+81EaT0
あんこちゃんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:45:15.90 ID:sN3jFQ7q0
まともな性格…かな? 479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:50:26.76 ID:igVeJX6o0
杏子「というわけだから、マミとは関わりたくないしあたしもう帰るね」
QB「待ってくれ杏子!」
杏子「あ?」
QB「頼む、この通りだ。今は君の力が必要なんだ」
杏子「……なにしちゃってるの?」
QB「土下座だよ。この世界では頼み事をする時にこうするんだろ?」
杏子「ぷっ…あっはははは!!」
QB「なにか間違っていたかい?」
杏子「いいや…くくっ」
杏子「ずいぶんと面白いもん見れたよ」
QB「……」
杏子「…いいよ、土下座に免じてこの町でちょっと暴れてあげる」
杏子「やるならやってやろうじゃん、マミをぶっ潰すくらいにね」
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:51:29.95 ID:S3l2CN7t0
四足歩行動物の土下座って…… 483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:51:46.13 ID:LHtYRxvZ0
OBの土下座wwwwwwwwww 467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:41:00.61 ID:sN3jFQ7q0
この魔法少女たちは『醒めない夢』、を見てるわけだ… 469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 01:42:15.04 ID:AYINYGWUi
醒めない夢(デイドリーム) ※後編へ
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まどかとさやかはもう洗脳されちゃってるし、
まともなのはもはや、ほむらと杏子だけだ。