素敵すぎるTOP絵をなななんとまたまたいただきました!2枚をランダム表示です!かわ唯!セシリアまどメガほむやすニャ!あっかりーん

鈴「一夏ぁ、お弁当よ!」

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:10:08.73 ID:uhEju1Fi0

一夏「弁当?」

鈴「そ。あんたに作ってあげようと思って」

一夏「いいのか? 何か悪いなあ」

鈴「ただ、っていうわけにはいかないけどね」

一夏「え……また金か?」

鈴「違うわよ! お金なんかいらない」

一夏「お金なんかって、この前の映画のチケット俺に二千円で売ったくせに」

鈴「それは……! 一夏がそうでもしないと私と」

一夏「私と?」

鈴「あー! いいから! とにかくお弁当を作ってきてあげる!」




 
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:13:59.17 ID:uhEju1Fi0

一夏「でも、ただじゃないんだろ?」

鈴「まあね。お弁当作ってきてあげるからさ、その代わり」

一夏「うん」

鈴「一日一回、私の言うことを聞くこと」

一夏「ええ……何だよそれ」

鈴「いいじゃない。お昼ごはんただなんだからそれぐらい安いもんでしょ」

一夏「まあ……そうだけどさ」

鈴「はい、決まりね。契約成立! 約束破ったらただじゃおかないわよ」

一夏「ただだけに、ただじゃおかないってことか」

鈴「……一夏、そういうのやめたほうがいいわよ。本当に」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:18:02.61 ID:uhEju1Fi0

一夏「……なんか最近こういう冗談を言うと皆の目線が厳しくなる気がする」

鈴「そりゃあね。それより、はいこれ」

一夏「? 何だよこれ」

鈴「お弁当。早速作ってきてあげたわ」

一夏「おお! 本当か!」

鈴「んふふ、感謝しなさいよー」

一夏「ああ、ありがとうな鈴……って」

鈴「何よ?」

一夏「やけに重いな」

鈴「あ、それね? 一夏が嬉しがると思って全部酢豚にしておいたの。
   一段目はご飯。二段目は酢豚。すごいでしょ」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:19:39.67 ID:guMfCxca0

精神攻撃のたぐいか?


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:20:56.05 ID:ePydjIa30

鈴ちゃんは酢豚以外も作れるアピールした方がいいって!


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:21:18.19 ID:uhEju1Fi0

一夏「ぜ、全部? そりゃ、またすごいな」

鈴「何よ、せっかく作ってきてあげたのに文句言うわけ?」

一夏「別に文句とかじゃ、でも鈴。俺が断ってたらどうする気だったんだよ、この弁当」

鈴「べ、別に? 一人で食べるつもりだったわ」

一夏「一人でって……」

鈴「……それに一夏なら断らないと思ったから」

一夏「ありがとな」

鈴「や、やめてよ。いちいち撫でたりしないで!」

一夏「ははは」

鈴「もう! で、約束は守ってよね」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:24:21.89 ID:uhEju1Fi0

一夏「約束って、言うことを聞けってやつか?」

鈴「そうよ。何でも、ね」

一夏「いいけど、なんでもってのはなあ。
    さすがにやりすぎだと思うことや人に迷惑をかけることはダメだぞ」

鈴「そんなことしないわよ! あんた私をどういう目で見てんの!」

一夏「じゃあ今日の分は何をすればいいんだ?」

鈴「ふふーん。ま、それは後で伝えるわ」

一夏「後でって、鈴は二組じゃないか」

鈴「……うるさいわね」

一夏「だって、そうだろ?」

鈴「でもそのおかげで、いいこともあるわ」


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:30:06.30 ID:uhEju1Fi0

一夏「いいこと?」

鈴「今は伝えないけど、
   約束は守ってもらわなきゃならないから学校が終わったら私の部屋に来なさい」

一夏「鈴の部屋に?」

鈴「そうよ、仕方ないけど部屋に入れさせてあげるわ」

一夏「仕方ないなら今はダメなのか? その方が手間もかからないだろ?」

鈴「いいから! それじゃあ意味ないの!」

一夏「意味?」

鈴「あー、もう! とにかく学校が終わったら私の部屋に来なさいよね!」

一夏「あ、ああ」

鈴「それより早く食べてよ。自信作なんだから」


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:33:50.54 ID:uhEju1Fi0

一夏「わかったわかった。じゃあ屋上にでも行こうぜ」

鈴「そうね。いい天気だし」


スタスタスタスタ


鈴「ねえ、一夏」

一夏「うん?」

鈴「今日のこと誰にも内緒よ?」

一夏「内緒って、言うことを聞くってやつ?」

鈴「そう。誰にも、特にセシリア辺りには言わないでよ。あとシャルロットにもね」

一夏「なんで?」

鈴「何でも!」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:37:20.92 ID:uhEju1Fi0

一夏「わ、わかったよ。今日はなんか気が立ってるな」

鈴「誰がそうさせてるのよ! こっちは色々考えて……!」

一夏「わかったわかった。誰にも言わなければいいんだろ」

鈴「初めからそう言いなさいよね」

一夏「はいはい。さ、屋上に着いたぞ」

鈴「……待って」

一夏「どうしたんだ?」

ソー ガチャ キョロキョロ

鈴「……よし」

一夏「何が、よし、なんだ?」

鈴「ううん、こっちの話。さ、行くわよ」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:39:51.55 ID:uhEju1Fi0

バタン

一夏「誰も居ないなあ。貸切みたいだ」

鈴「さてと」

ガチャン

一夏「え?」

鈴「ん?」

一夏「何してるんだ?」

鈴「ああ、ちょっとね」

一夏「ちょっとって……鍵閉めただろ」

鈴「うん」

一夏「なんで鍵なんか持って、いやそれより別に締めなくても。
    俺たち以外にも誰か来るかもしれないのに」

鈴「だからよ」


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:43:56.88 ID:uhEju1Fi0

一夏「え?」

鈴「まあまあいいじゃない。それより早く食べてよ。
   あんまりゆっくりしてたら時間なくなっちゃうわ」

一夏「いやまだ30分以上あるけど」

鈴「ちょっと一夏! さっきからいちいち揚げ足取らないでよ! 些細なことはいいじゃない」

一夏「わ、わかったよ」

鈴「はー、やっと第一段階成功」

一夏「何か言ったか?」

鈴「ううん別に。早くお弁当広げて広げて」

一夏「ん……おお……本当に酢豚とご飯……だけ、だな」

鈴「すごくおいしいわよ」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:47:18.89 ID:uhEju1Fi0

モグモグ

一夏「おお、うまい!」

鈴「でしょー? まあ私が朝からじっくり煮込んで作ったものだから当たり前だけどねー」

一夏「朝から仕込んだのか。大変なのに悪いな」

鈴「いいわよそれぐらい。それより一夏、口にご飯粒ついてるわよ」

一夏「ん? そうか?」

鈴「あ、待って。とととと、取って……あげる」

一夏「え? いやいいよ自分で」


ペロ


鈴「……えへへ。もう取っちゃった」

一夏「……」

鈴「……な、何?」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:51:28.55 ID:uhEju1Fi0

一夏「……り、鈴……く、口で取らなくても、て、手で取れば」

鈴「い、いいいいいいいじゃない! お、幼馴染なんだから! こ、これぐらい普通よ!」

一夏「普通って、口がぶつかり」

鈴「きゃー! わざわざ声に出すな!」

一夏「あ、ああ……いやでも突然」

鈴「そ、それより早く食べて」

一夏「う、うん」

鈴「……おいしい?」

一夏「うまいよ」

鈴「そ、そう……えへへ」


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:55:33.02 ID:uhEju1Fi0

ガンガンガンガン!

一夏「!」

鈴「!」

一夏「な、なんだ?」

鈴「ドアが」

一夏「ものすごい勢いで叩かれてるな」

鈴「……空耳じゃない?」

一夏「いや、空耳って」

ガンガンガンガンガン!

鈴「わ、私には何も聞こえないわ!」


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:58:04.03 ID:uhEju1Fi0

一夏「何言って……何かあったのかな? ドアを開け」

鈴「開けなくていい!」

一夏「え? 何で」

鈴「だってどうせ」

イチカサーン イチカー

一夏「……」

鈴「どうせセシリアとシャルロットに決まってるから」

一夏「みたいだな。まあいいじゃないか。どうせなら皆で食おうぜ」

鈴「い、嫌よ」

一夏「嫌って、何で」

鈴「そ、それは、その」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:59:32.84 ID:wjI5am4W0

ふおおおおおおお
鈴かわいいよ鈴



58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 02:01:05.07 ID:uhEju1Fi0

ガンガンガンガン

一夏「おーい、二人とも! 俺はここにいるからそんなにドアを蹴るなって。壊れちゃうだろ」

ナラハヤクアケテクダサイ! ソウダヨイチカ!

鈴「……こんなに早く見つかるとは」

一夏「もういいだろ、鈴。鍵を貸してくれ、開けるから」

鈴「……」

一夏「鈴」

鈴「……ふん」

カチャ

一夏「ありがとな」

鈴「せっかく……」

一夏「?」

鈴「はあー、もういいわよ」


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 02:40:25.13 ID:uhEju1Fi0

ガチャリ バタン!

セシリア「やっと開きましたわ!」

シャル「一夏! 探したよ!」

一夏「どうしたんだ?」

セシリア「それはこちらのセリフです! なぜ鈴さんと二人でお食事をしていらっしゃいますの!?」

一夏「なぜって、たまたま食堂に行こうとしたら会ったから」

シャル「一夏、そういう時は僕たちも誘ってくれないと。仲間でしょ?」

一夏「そうだな。悪い悪い」

セシリア「さて……鈴さん」

鈴「な、何よ」


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 02:44:58.79 ID:uhEju1Fi0

セシリア「抜け駆けとは、やってくれますわね」

鈴「べ、別に抜け駆けなんかしてないわよ! 
   たまたま食堂に行こうとしたら会っただけだって一夏も言ってるでしょ」

シャル「じゃあなんで鍵が閉まってたの?」

鈴「そ、それは……さ、さあ、なんでかしら? 風じゃない? ほら、今日は風が強いから」

一夏「ああ、それなら鈴が鍵を」

鈴「一夏!」

セシリア「へー」

シャル「そうなんだー」

鈴「う……」

セシリア「油断なりませんわね」


91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 02:47:56.91 ID:uhEju1Fi0

シャル「それで? 何もなかったの?」

一夏「何もって?」

セシリア「それは、その……男と女が二人きりでいたのですから、その」

一夏「はは、男と女って、俺と鈴だぞ? 何言ってるんだよ」

鈴「……」

ゴス

一夏「いてえ!」

鈴「あ、ごめん。わざとやっちゃった」

一夏「は、はあ?」

シャル「ふむ、どうやら」

セシリア「何もなかったようですわね」


92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 02:51:06.68 ID:uhEju1Fi0

鈴「むふふふふふ」

一夏「ど、どうしたんだ急に笑い出したりして」

鈴「んー? ちょっとねー?」

一夏「?」

鈴「いやー、うまくいったと思って」

一夏「何が」

鈴「お昼のときのことよ」

一夏「お昼って、4人で飯食ったときのことか?」

鈴「そうそう。うまくごまかせたと思って」

一夏「ごまかすって、何を」

鈴「もう本当に鈍感ね」


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 02:58:29.21 ID:uhEju1Fi0

一夏「だから何が?」

鈴「ほら、約束したでしょ? お弁当作る代わりに一日一回言うことを聞いてもらうって。
   それだけだとバレそうだから鍵かけて二人きりで食事してることを怪しくして見せたって訳」

一夏「……そんなこと考えてたのか」

鈴「おかげで食事をしてることだけに気が廻って、全然気づいてなかったわ」

一夏「……で? 俺は何をすればいいんだ?」

鈴「そうねー……やっぱりアレね」

一夏「アレ?」

鈴「マッサージ」

一夏「なんだ、そんなことか。それぐらいならいつでもしてやるのに」

鈴「い、いいでしょ! こうでもしないと……た、頼みにくいじゃない」


97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 03:02:03.46 ID:uhEju1Fi0

一夏「はは、可愛いこと言うな」

鈴「か、かわ!? ば、ばっかじゃない!?」

一夏「じゃあうつ伏せになってくれ」

鈴「うん……ベッドの上でいい?」

一夏「ああ、いいぞ。俺もベッドに乗るけど勘弁な」

鈴「い、いいわよ」

一夏「よし、じゃあ……まず、背中からだな」

ムギュ

鈴「ん! ……ん!」

一夏「おー、見かけによらず凝ってるな」

鈴「見かけにって……どういう意味よ」

一夏「悪い悪い。鈴も苦労してるもんな」


101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 03:08:47.64 ID:uhEju1Fi0

鈴「んー……ああ、気持ちいい」

一夏「結構上手いだろ」

鈴「うん……千冬さんが羨ましい」

一夏「え?」

鈴「あ、嘘嘘。冗談よ。それよりさ」

一夏「まだやるか?」

鈴「う、うん。もっと、その下もやってくれない?」

一夏「下? ああ、腰か。順番だからもう少し待ってくれ」

鈴「順番って」

一夏「背中、肩、腰って移動するんだよ俺のやり方は」


103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 03:12:32.65 ID:uhEju1Fi0

鈴「あ、そうなの? ……で、腰の後は?」

一夏「その後はもう一回背中に戻る」

鈴「……あ、あのさあ」

一夏「それにしても鈴って」

鈴「え? な、何よ?」

一夏「体、結構柔らかいな」

鈴「あああ。当たり前でしょ。お、女の子なんだから」

一夏「そ、そうだな。当たり前だよな」

鈴「……柔らかいって……いったけど。柔らかいなら、私の体、気持ちいい?」

一夏「え!? あ、ああ、まあマッサージしやすいとは思う」


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 03:15:54.45 ID:uhEju1Fi0

鈴「ふーん……じゃあ、さ。もっと、その、下のほうもやってみない?」

一夏「下って」

鈴「お、お尻のほうもやってほしいんだけど」

一夏「……」

鈴「……ダメ?」

一夏「いや……い、いいけど」

鈴「じゃあ、お願い」

一夏「あ、ああ」

鈴「……」

一夏「……」


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 03:17:52.35 ID:ePydjIa30

一夏、代わってくれ


107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 03:19:12.03 ID:uhEju1Fi0

ムギュ

鈴「い!」

一夏「あ、ごめん! 痛かったか?」

鈴「だ、大丈夫よ! 別にそういうわけじゃないから」

一夏「そうか……」

ギュ ムギュ  ムミュ ムニュウ

鈴「ふ……うん……ん! ……うん」

一夏「気持ち、いいか」

鈴「う、うん。いい。上手ね。一夏は。すごく気持ちいいわ」

一夏「そうか。でも、そのあんまり」

鈴「?」

一夏「いや、もうそろそろお尻はいいだろ?」


108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 03:22:39.37 ID:uhEju1Fi0

鈴「じゃあ……今度は仰向けになるから」

クル

一夏「え?」

鈴「お腹もさすって……くれない?」

一夏「え、いや……俺そんな、やったことないしお腹とか」

鈴「そうなの? じゃあ私が初めてってことね」

一夏「な、なんだそれ」

鈴「なんか……最初は恥ずかしかったのに、だんだん」

一夏「え?」

鈴「ど、どうせならもっと上もやる?」

一夏「上って」

鈴「ち、小さいけど」

一夏「小さいって、そこは」


111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 03:27:14.94 ID:uhEju1Fi0

バン! 

セシリア「御機嫌よう! 鈴さん!」

鈴「!」

一夏「!」

セシリア「あー、あー、だらしがないですわね!
      服が乱れてますわよ! わたくしが直して差し上げますわ!」

パンパン

鈴「痛! 痛いわよ!」

一夏「セシリア、どうしたんだ」

セシリア「ちょーっと気になったんです。そう少しだけ。鈴さんの顔が」

鈴「顔? どういう意味よ!」

セシリア「わたくしとシャルロットさんが
      邪魔したのに何で帰りにあんなにニコニコしていたのかしら、と」


112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 03:32:14.58 ID:uhEju1Fi0

鈴「げ」

セシリア「だから学校が終わって一夏さんの部屋に行って確かめようとしたら、
      なんということでしょう。一夏さんがいなくなっていまして」

一夏「それで」

セシリア「ええ。ピーンときましたわ。やってくれましたわね、と」

鈴「……ま、マッサージをしてもらってただけじゃない。あんたが考えているようなことは」

セシリア「でしたら、ルームメイトの方はどちらに?」

鈴「う」

一夏「そういやいないな」

セシリア「……これですわ」

鈴「くう! 絶対バレないと思ったのに! いいところまで行ったのに!」

セシリア「顔に出るようではまだまだですわね」


114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 03:35:56.90 ID:uhEju1Fi0

鈴「あ、あんたに言われたくないわ!」

一夏「ど、どういうことだ?」

セシリア「一夏さんはお気になさらずに。ただ……」

一夏「ただ?」

鈴「まさか」

セシリア「ええ。わたくしにもマッサージしてもらいますわよ。二人っきりで!」

一夏「ああ、なんだそれぐらい別に」

鈴「だ、ダメよ!」

セシリア「あら鈴さん? あなたはそのダメなことをしたのですわ。何なら他の方に言ってしまっても」

鈴「うううう」


115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 03:39:44.91 ID:uhEju1Fi0

セシリア「というわけで、一夏さんはお借りしていきますわ。残念でしたわね」

鈴「ううううう、後一歩のところだったのにいー!」

一夏「? よくわからないけど、マッサージすればいいんだよな? それなら今したら」

セシリア「いけません! 乙女には乙女の準備というものがありましてよ!」

鈴「準備ってあんた! 何するつもりよ!」

一夏「マッサージだろ?」

セシリア「そう。マ・ッ・サ・ー・ジ、ですわ。少し濃厚な」

鈴「い、一夏! 変なことしちゃダメよ! あんたには私が」

一夏「いや、ただのマッサージに変なことも何も」


116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 03:42:52.07 ID:uhEju1Fi0

セシリア「うふふふふふ」

鈴「一夏ぁ」

一夏「まあとにかく今日はもう遅いし、明日でいいよな? 俺もそろそろ部屋に帰らなくちゃ」

セシリア「ええ、かまいません。一夏さん、約束ですわよ」

一夏「ああ」

鈴「く……!」

セシリア「さて、では帰りましょうか。先生に怒られてしまいますわ」

一夏「だな。鈴。また明日な」

セシリア「それでは、お休みなさい」

ガチャ

鈴「……」


119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 03:47:06.84 ID:uhEju1Fi0

鈴「……あー! もう」

バフッ

鈴「後一歩のところだったのに! セシリアのせいで!」




鈴「でも……まあ、いいわ。一日一回、だもんね。また明日お弁当作っていけばいいわ」




鈴「ふふ……セシリアはそこまでは気づいていなかったみたいだし。またいい思いさせてもらおうっと」




鈴「さ、もう寝よう。明日も早いし……明日、また言ってやるわ」




鈴「一夏ぁ、お弁当よ!」




END


124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 03:55:38.79 ID:0M+/khTd0

ちょいボリューム少なかったけどありがとうー乙です!


130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 08:11:34.48 ID:uzHF25jQ0





_____________
おまけ

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/31(火) 22:39:07.77 ID:YUZL/Jju0

一夏「サンキュー、じゃあ貰うぜ」ツルッグシャ

鈴「」 


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/31(火) 22:58:14.25 ID:M3PkoC8N0

またお弁当グシャーwwwか…


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/31(火) 23:02:58.34 ID:xgWksxcR0

涙目鈴ちゃん可愛い


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/31(火) 23:06:15.90 ID:3D4Eo2yGO

箒「一夏、今日の弁当だ」

一夏「おぉ、サンキューな」



シャル「一夏、お弁当作ってきたよ」

一夏「ありがと。助かるぜ」



ラウラ「嫁よ。弁当を作ってはみたが、自信が……」

一夏「大丈夫、ちゃんと食べるよ」



セシリア「一夏さん、お弁」

一夏「チェンジ」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/31(火) 23:28:59.01 ID:+okgFeYMi

>>5
屋上



11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/31(火) 23:46:45.61 ID:L15qJ11r0

セシリア「なんでわたくしのお弁当は食べてくれませんの~」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 00:34:50.47 ID:EeEKRAL00

鈴「一夏ぁ、弁当作ってきたよ」

一夏「いらない」

鈴「何言ってんのよ、作ってきたんだから食べなさいよ」

一夏「あ、中国じゃあゴミはこうするんだっけ?」

ポイッ

鈴「あ・・・」

鈴「一夏のバカバカッ、どうして捨てちゃうのよ!」

一夏「どうせ酢豚だろ、飽きた、セシリアの弁当食べてたほうが幸せだわ」

鈴「そんな・・・」

鈴「あの時・・・ぐすっ・・・約束したじゃない・・・」

一夏「泣くなら2組でやってくれよ、俺は今からセシリアの弁当食うから、じゃあな」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 00:44:25.30 ID:1cWrm1G90

>>19
ゆ る さ な い



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 01:01:09.00 ID:ER6F91YA0

一夏「あ、ごめん鈴、落としてしまった・・・」

鈴「そんな・・・・・・」

一夏「本当にごめん!」

鈴「いいわよ、別に・・・・・・ぐすっ」

一夏「鈴、泣いてるのか?」

鈴「泣いてなんか・・・ない・・・ぐすっ」

一夏「・・・・・・よし!これなら・・・もぐもぐ」

鈴「え、一夏?」

一夏「もぐもぐ・・・これ、おいしいぞ鈴」

鈴「ちょっとやめてよ、そんな床に落ちたのなんて・・・」

一夏「せっかく鈴が作ってきてくれたからな、たべないともったいない」

鈴「一夏・・・・・・ありがと///」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 00:55:33.47 ID:ePydjIa30

好きな子はいじめたくなる心理ですね


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/01(水) 00:58:06.37 ID:ycSKwIfM0

鈴ちゃんかわいい



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やっぱ鈴は可愛いわ(*´Д`)
[ 2011/06/02 03:34 ] [ 編集 ]
セシリア鋭すぎだろう…
[ 2011/12/15 19:26 ] [ 編集 ]
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